ダムダム団集会所

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メンバー



 大山 淳  ボーカル 
 下深迫仁 ギター コーラス
 山田 史奈 低音ギター コーラス
 鈴木 真吾 ドラムなど

 

 

歴史

【第1期】1999〜2005 高橋・千葉・鈴木
・1999 東京で結成。高橋孝正、千葉賢、鈴木真吾の3人で結成。(もう一人いたがすぐやめた。) 
・2000 4曲入りCD-R「国士無双EP」発売。
・2002 7曲入りCD-R「介入ノ余地無シ」発売。
・2004 "FUJIROCK FESTIVAL Rookie a Go Go"出演。

【第2期】2005〜2009 高橋・古根・鈴木
・2005 千葉がお菓子の国へ旅立つ。古根麻砂樹加入。  
・2006 渋谷公会堂"第一回渋谷音楽祭" 出演。 谷村新司氏と共演。 
・2006 1stフルアルバム 「I HEAVY DAMAGE YOU」全国発売。 
・2006 台湾 "FORMOZ FESTIVAL" 火舞台出演。 
・2007 台湾 "FORMOZ FESTIVAL" 火舞台出演。  
・2008 台湾 "hohaiyan" メインステージ出演。

【第3期】2009 高橋・古根・悪井・鈴木
・2009 悪伊直弼 加入。4人編成となる。

【第4期】2009〜2011 古根・悪井・鈴木
・2009 高橋がお菓子の国へ旅立つ。古根のベースボーカル編成スリーピースとなる。 
・2010 悪井がお菓子の国へ旅立つ。
・2011 古根がお菓子の国へ旅立つ。鈴木だけになる。

【第5期】2012〜2016 古根・下深迫仁・鈴木
・2012 元々お菓子の国の住人だった下深迫仁と古根が意気投合して現実世界に帰還。
・2013 下深迫仁と古根が鈴木に合流。古根のベースボーカル編成スリーピースとなる。 
・2016 古根がお菓子の国へ旅立つ。ギターとドラムだけになる。

【第6期】2017〜現在  大山・山田・下深迫仁・鈴木
・2017 大山淳が加入。 
・2018 大山・下深迫仁・鈴木で初ライブ。ベース募集をした所たくさんの応募があった。 
・2019 山田史奈サポートが低音ギターで加入。 
・2019 山田史奈サポートがサポート終了、山田メンバーとなる。 
・2020 7月3日、20年ぶりの自主企画を四谷アウトブレイクにて実施。 
・2022 4曲入りCD-R「202202」発売。サブスクリプション配信もした。
・2023 大山が坊主になる。
・2024 4曲入りCD-R「202406」発売。サブスクリプション配信もした。


ライブ予定

予約は dumdum@rf7.so-net.ne.jp、もしくはツイッターのDM,リプライにて


■11/30(土) 神田 THE SHOJIMARU
【Favorite Party!! Vol.14】
(w/The Gimlet(越ヶ谷)/かもしれん(大阪)
SHOCKING桃色(沖縄)/THE JUNGLES!!!)

Open 17:30/Start 18:00
¥3000/¥3500(共に+1d)

@18:00〜18:30 ダムダム団
(18:30〜18:45 転換)
A18:45〜19:15 SHOCKING桃色
(19:15〜19:30 転換)
B19:30〜20:00 かもしれん
(20:00〜20:15 転換)
C20:15〜20:45 THE JUNGLES!!!
(20:45〜21:00 転換)
D21:00〜21:30 The Gimlet

■12〜1月は大山が海外にいるためお休み

■3月8日 都内某所


 


ライブ日誌

 1999-2010ライブ日誌はこちら

2024年================

■11/8(金) 千葉ANGA
【ANGA Booking LIVE!!!】

(w/FRANKLY/断絶交流
The Molice/湯野川広美)

     1.山頂の人
     2.ヘビイダメージ
     3.JumboViking
     4.スーパースターとは
     5.地獄ディスコ
     6.ファンクDEダムダム団

修行中の山田は最近疲れている。練習中
に寝そうになったりしていた。なのでリハーサルは
欠席。一方、大山も予定を詰めまくって割と
疲れていたが、リハーサルが終わり麻婆丼を
食べて町を歩いていたところ、数千、いや数万
かもしれない、鳥の大群が夕方の千葉の空で
群舞をしていた。いったいこれは・・・・そして
やたらと治安の悪そうなアンガの裏通りっぽい
ところで「かぼちゃ一番」という居酒屋を見つける。
どういう思考プロセスを経て店長はこの名前を
つけようと思ったのか。メニューにカボチャはない
らしい。そうして、大山は少し元気になった。
鈴木は千葉駅前の地下街でやけに
安い惣菜屋を見つけ、メンチカツを5個300円で
買っていた。そのうえでメンバーと話し合い、
「あの総菜屋は、お値引きタイムがライブ開演前
くらいの時間帯ではないか」という結論に至る。
17時50分に千葉駅前に舞い戻り、様子を見ると
お値引きタイムはまだ始まっていなかったが、
「18時がひとつの分岐点では」という推測の元、
静かにその時を待つダムダム団。18時1分、
何も起きない会場であきらめかけて帰ろうとした
瞬間、奇跡が起きた!そう、「2割引きの開始」で
ある。何が最も良いのか、素早く検討し、ハムカツ
とハンバーグを入手するダムダム団。あと15分で
イベントが始まる。しかし、もう一つ、アンガの
近くに「わくわく広場」という謎のスペースがあり、
エスニック料理と地元の野菜が売られている
場所もまた、お値引きタイムが始まっている
可能性があった。ダッシュするダムダム団!
見事半額でチャプチェとヤウムンセンとちくわ入手
するのであった。
下深迫仁と大山はカレーセットを買っていた。
家で静養しやや回復した山田も合流し、
ライブはしっかりやった。1曲目の「山頂の人」は
イントロをビシっと決めるためにみんなで
「ンカンカンカンカンカンカ」と裏拍のバスドラムを
言いながらやったらかなりうまくいった。
「ヘビイダメージ」でダイブした際、フロントモニタ
に頭を強打する鈴木。結構痛かったが、
「ダイブした後のスライドする方向も気を付ける」
という学びを得た。新曲の「ファンクDEダムダム団」
もこなれてきて、早々にセットリストの最後を飾る
という大役を果たし、これからの活躍が期待できる。
ところで、購入した大量の各種総菜は、アンガが
食べ物持ち込み自由、という制度のもと、
打ち上げの時に食べるために買ったわけだが、
ここが千葉であることを忘れてはいけない。
イベント終了後30分で帰宅時間になったため、
大量の惣菜は普通にそれぞれの日々の食料
に帰した。

 

■10/26(土)
【VROOMSTOCKTOKYO2024 2日目】

     1.仕合せ山
     2.地獄ディスコ
     3.グラインダー
     4.真実
     5.デンジャラスアンド迷惑

(ライブ日誌作成中)

■10/12(土)  吉祥寺ブラックアンドブルー
【はまちゃん還暦記念2デイズスペシャル! 2日目】
(w/王将&TheGov'norBrothers/The mammy rows
BEERHIVE/3点ボックス/FUCKIN' GOOD BROTHERS
THE FREE MAN)

     1.地獄ディスコ
     2.
     3.
     4.
     5.トラビス
     6.グラインダー

(ライブ日誌作成中)


■10/4(金) 稲毛K'S DREAM
【Boom Boom Deluxe(NewZealand)JAPAN TOUR 2024】
w/Boom Boom Deluxe(New Zealand)/Meisou
/Dreadful Empire Citizen/DAXMISS

     1.グラインダー
     2.ロンサムビリー
     3.スーパースターとは
     4.仕合せ山
     5.
     6.地獄ディスコ

稲毛K'S DREAMのブッキングライブにはじめて出演。
以前にも来たことがあった鈴木は勘でケーズドリーム
の場所を察知して到達しようとしたが、勘が間違っていて
500mくらい西の場所で「これは間違っている」と気づき
素早く軌道修正してなんとかなった。
ケーズドリームは山田が思春期のうちに過ごした場所で、
PA氏も店長も、あまつさえ対バンもほぼ知り合いという
「山田の故郷に帰ってきた」感がすごく、とてもハツラツと
している山田はなにかとても輝いていた。
リハーサルが終わり、山田から「前打ちがあります」と
連絡があった。対バンの稲毛ネイティブの方によると、
ケーズドリームでは、リハーサルが終わった後に
店長の「行きますか」の号令と共に、近所の焼き鳥屋で
開店まで一杯やるのが慣習らしい。さすが稲毛・・・・。
ダムダム団はライブ前禁酒のポリシーなのでウーロン茶
やコーラで稲毛バイブスを楽しんだ。鈴木は人生で
一番コーラを飲んだ。この日はニュージーランドから
ツアーで来ているBoom Boom Deluxeと対バンだったが、
彼らも前打ちに来ており、日本人的なシャイさを
打ち出す宴席のメンバーを尻目に鈴木が異常に
張り切っており、滅茶苦茶な英語で接待をしていた。
例えば、鳥皮の焼き鳥のことを「モスト アウトサイド
チキン ミート」と説明したり、「昨日」を英語でなんというか
出てこず、「トゥモロー、トゥデイ、ホワット?」と言ったり。
それは「イエスタデイ」です、と彼らは教えてくれた。
そんな感じで、Boom Boom Deluxe以外の対バン
の方とも交流ができ、「今夜のパーティは楽しみだぞ」
という雰囲気ででケーズドリームは開店した。
実際、「みんなで楽しくやろう」と思うライブハウスは、
ハプニングこそあれど、それすら楽しめる空気があり、
とても楽しい一夜になったと思う。大山はリハーサル時に
調子が悪く、鈴木が自分のステージドリンクを
取り違えただけで激怒していたが、ライブが終わった
ころには上機嫌だった。これも稲毛ドリームである。

 

■9/28(土) 心斎橋火影
【Massacre.[瀲]-】
(w/BYE BYE NEGATIVES/strange world's end
VANQULLWAR'S/QLIP/RobotMeetRobo
客演:nuggetwattetochan
食:SPICE OF CHAOS
店:Hardworker/RAT SWAMP)

     1.仕合せ山
     2.ヘビイダメージ
     3.グラインダー
     4.抗いて、狩猟へ
     5.真実
     6.地獄ディスコ

山本さんとstrange world's endの共同企画で、
大阪遠征。宿をとるのはブッキングドットコムで
宿をとりすぎて常に優待15%オフの大山だが、
「いい宿を見つけた」と提示して来たのが
ダブルベッドが2つおいてある部屋。ダムダム団は
男女混合グループなのにいいのか。それより
もダブルベッドが2つという事は「山田と大山」
「鈴木と下深迫仁」の組み合わせでダブル
ベッドで寝るという事である。なぜ下深迫仁
と一つのベッドで寝ないといけないのか。
鈴木が逡巡していると10分以内に山田と
下深迫仁から「OK」のLINEが投下された。
なんで全員OKなのか。大山が「鈴木さんが
OKなら予約します」と煽ってくる。鈴木は
スマートフォンをそっと閉じ1日寝かしたうえで
「OK」ですと回答した。
ということで若干の懸念を抱えたまま
早朝に出発したダムダム団。わりと順調に進む車中の
午前7時、高らかに鳴り響く下深迫仁のスマホ。
「目覚ましが鳴った」という。このあと30分おきに
鳴るという。止めてほしいが、「オフにすると
オンにするのを忘れる」と止めない下深迫仁。
30分おきになんかの変な音楽が爆音で
車中に鳴り響いていた。
そうやって無事大阪に着いたダムダム団。
前回の関西遠征が3か月前という事もあって、
また見に来てくれる団員がいるのか不安だったが、
皆さん身に来てくれてありがたかった。
ダムダム団が関西に徐々に浸透して来ている
のを感じる。セットリストは音源を中心
に、唯一の未音源化楽曲「仕合せ山」
を、溜めにタメてスタート。「ヘビイダメージ」で
鈴木が飛んだら団員にしがみつかれた。
これが大阪か・・・。
「ヘビイダメージ」で一区切り、かと思いきや
そこから0.5秒おいて「グラインダー」のイントロ
が鳴り響く!「速い曲2連打」における
洗練が極まっており、フロアを熱狂の
渦に叩き込んだ。
MCではダブルベッド゙の災厄の話をして、
「シングルベッドにしたいので物販を
買ってください」と繋げて好評を得、そのまま
「地獄ディスコ」まで突っ走って無事終了。
3か月という短い期間での関西遠征だったが、
今のダムダム団は毎回進歩している。
その成長を火影で存分に伝えられたように
思う。
満足したダムダム団はダブルベッドの宿に
帰り、近所の「ラ・ムー」に訪れた。
そして信じれないくらい安いごぼうサラダ(92円)や
ナポリタン(98円)に狂喜し、惣菜を買いまくり、
鈴木が「このままでは破産する」とうわごとを
言っていた。宿に戻りラ・ムーの惣菜で乾杯。
寝落ちしてダブルベッドのことはもう忘れていた。
あとアイマスクを持ってきた。
そして朝、まだまだ寝たい午前7時、高らかに
鳴り響く下深迫仁のスマホ。前述の
通り「オフにするとオンにするのを忘れる」
という理由でなんかの変な音楽が疲れ果て
たメンバーの静寂を打ち破る。あの時に
殴ってでもオフにしておくべきだった。









■9/6(金) 吉祥寺ブラックアンドブルー
【スペシャルツーマンライブ
エレキギターはこうやって弾くんだぜ
No Bass Guitar Ver】
(w/三文ロック/O.A:Rabi Cat)

     1.抗いて、狩猟へ
     2.スーパースターとは
     3.真実
     4.山頂の人
     5.地獄ディスコ
     6.仕合せ山
     7.ファンクDEダムダム団(新曲)
     8.トラビス
     9.グラインダー
     10.Jumbo Viking
     11.グヘビイダメージ

ブラックアンドブルーの企画でツーマンライブに出演。
ライブ前日、高円寺で練習をした後はだいたい
駅前のローソンで酒を買って路上でやるが、
最近は対面にある東急のほうがいいのではないか、
という考えがある。酒もディスカウントしてるし、
時間が時間なので見切り品も多い。この日はうな重と
天ぷら盛り合わせと枝豆で1500円だった。そうやって
バイブスを高めたダムダム団はツーマンライブに
挑む。最近山田は壁を塗る修行をしており、
リハーサルには来れなかった。20kgある
セメントの袋を片手で持ってるらしい。2回連続で
大山から「口臭い」の指摘を受けた鈴木は、
「今日は大丈夫だろう」という気持ちで「今日の口臭を
確認してくれ」と大山に持ちかけたら全力で拒否されていた。
「そういうのは山田にやってもらってください」と
言っていたが、山田のことを秩序担当として信頼しすぎ
ではないだろうか。
今回のライブで与えられた「50分」という長尺は
バンドにとって試練であり、そもそも短期決戦型の
ダムダム団にとって「どうやればいいのか」みたいな
話から始まるわけである。それでも、いつの間にか
持ち曲を全曲やったら50分で収まらない曲数に
なったのを頼もしく思う。いつもより曲間の区切り数を
多くして、鈴木が各メンバーに対する想いを
語る、というしみじみした構成にした。
「人間とは違う生き物であるた大山」「"そうっすねー"
でそばに居続けた下深迫仁」「ネジを締めてくれる
山田」。そういったエモーショナルな説明と、休憩の
多い構成も相まって、その場にいる人1人1人
に届く丁寧な演奏になったと思う。新曲の「ファンクDE
ダムダム団」も山田のベースライン全替えで
2024年の曲として蘇り、11曲やり切った後に
頂いた拍手は、熱く、そして長く続いていた。
ここに至って鈴木は何度でも思う。それぞれの
痛みを抱えながらダムダム団という場で皆が同じ
「解散しない」という目標を心に秘めている尊さを。
それを確認できた場を用意してくれたブラックアン
ドブルーとという新しいホームのことを。調子に
乗って飲みすぎ無線イヤホンのケースだけ
失くしたことを。




■2024/9/1(日) 四谷アウトブレイク
【じゅんじゅん生誕大宴会?35歳だよ!全員集合☆】
(w/じゅんじゅん/初咲里奈/にゃんにゃんブーメラン
with革命スターズ/パンドラドンパ/ケンカオイル/∞処女/猫道
ヒゲと味噌汁/代官山パンク日和/山村茜
美里ウィンチェスター/土萌まりな/なんちゃらアイドル
RIRIRI/美広まりな/ウクレレ高円寺/ドラゴン岩村
ひよこ倶楽部/ならずMONO/あまは人生
えまんもす&じゅんじゅん/全部、運営のせいだ。
教祖仮面/桑原耀平/FOODきしぱん/aruiteru)

     1.仕合せ山
     2.地獄ディスコ
     3.スーパースターとは
     4.デンジャラスアンド迷惑
     5.グラインダー

毎年恒例の大山の生誕祭。去年は大山がヒゲと味噌汁の
酒相撲に負け撃沈、ソロでの演奏をせずに終了、
という前代未聞のラストだったため、今年の集まり
は果たしてどうなのかと少し不安だったが、会場入りした
鈴木は、ドラゴン岩村が「ピャー」という音を出し、
パンドラドンパのホシノ氏が早々に演奏を終え13時
くらいに泥酔しながら会場の内外をうろうろする姿を見て、
「いつも通りに開催できてるな」と安堵した。
開催に向けての大山の準備が史上最高にスムーズに
進んだことと、最近悟りを開いた彼女の精神
もあいまって、会場の雰囲気も非常によく、
また出順やブッキングの充実度も過去イチでハマって
おり、会場の盛り上がりはしり上がりだった。そんな中
彼女自身の業が招いたバッドニュースが訪れる。
苦い顔をしている大山に向かって鈴木は「自らが
招いた災厄である」的な言葉をかける。大山は
それに腹を立てたのか「口がくさいです」と逆襲
してきた。それ以降鈴木の口数が減って
水ばかり飲んでいた気がする。
それはさておき、ダムダム団までの出演者における
最高の流れによって我々に対する期待度はかなり
高かったのはないだろうか。変身前の大山をステージ
下におき、大山の失敗と海外旅行をひとしきり腐して
爆笑を取り、生誕祭ではこれからと決めている
「仕合せ山」からスタート。会場は「やればなんでも
ウける」状態になっていたが、今年1年のダムダム団
の成長は、そこに甘えず「自分たちの演奏」
に集中できたように思える。まだまだ発展途上の
「スーパースターとは」のアッパーな
ちんどんビートも鈴木と山田がバチっと決まり、
今まで最高に受け入れられた。
ラストのお決まり「グラインダー」も、ひたすら
磨き続けて細かいところをチューンナップした
成果が確実に観客の反応に出ていた。ということで、
どさくさに紛れてTシャツも売れてたし
良かったのではないだろうか。
前述のとおりヒゲ味噌における酒相撲の発生が
予想されるため、飲酒を控えつつ、相撲に
備える大山。鈴木も巻き込まれてきたので、
ウーロン茶等で調整する。そうしたら、ヒゲ味噌が
「前回周りの人に相当怒られたので」となんか
反省して酒相撲が発生しなかった。「怒られた」
という事象がダムダム団のところまで届いていな
かったため、あっけにとられる大山と鈴木。
嬉しかったような悲しかったような・・・・。
しかし、それによってトリの大山は最高のコンディ
ションでソロ演奏を行った。店長のタチハナさんも
巻き込まれずに済んだ。鈴木も記憶を失わず
帰宅できた。代わりに下深迫仁がけっこう酔っ払って
おり、一緒に帰った鈴木は「なるほどいつもは
俺がこういう感じなのか」と思ったという。ただ、
帰りの電車の中で下深迫仁のプライベートの話をして
たらけっこう嫌で複雑な話だったので、
彼も最終的にシラフになっていた。


■8/24(土) 両国SUNRIZE
【SUNRIZE presents"STRANGE DAYS"】
(w/二十三夜銀座with団長/cherry blossom
クロメ/Rapid Trigger Happy)

     1.抗いて、狩猟へ
     2.真実
     3.地獄ディスコ
     4.Jumbo Viking
     5.トラビス
     6.ヘビイダメージ

山田は就職に向けて壁を塗る修行をしている。
手を酷使しすぎて震えるそうだが、生活が充実にむかっている
のでいいことである。最近練習がいつもより1時間遅いの
で、練習前に1品作って、練習後の酒のつまみにするのが
流行っている。納豆巻き→ニラ塩焼きそば→茄子のなめろう
と徐々に進化しているのも見ものだ。
クロメとはほぼ1年ぶりの対バンで、人見知りの鈴木が
自分から話しかけにいける数少ない人達だ。
今日はギターのヒサナリ氏と楽器の技術論について
ゼロ距離で熱く語り合った。
そのあとに大山に話しかけたら「鈴木さん口くさいですよ」
指摘された。ごめんねひーさん・・・・。口をゆすいで
もう一度大山のところに行ってハーっと息を吹きかけ、
大丈夫なことをチェックしてもらった。大山は自分が
アルコールチェッカーのように扱われていたことに憤っていた。
本日の演奏は1番目ということで、あまり気合の入りすぎない、
自然体な演奏を心がけた。MCも洗濯物のことを
喋ろうとしてもつれたので夫婦の話に切り替えて、
その話の後に静寂が訪れるのはわかっていたので、
ウィスパーボイスで次の曲紹介「Jumbo Viking」を
したらウケていた。多重に伏線を張り巡らせた鈴木の
勝利だ。ブッキングの池田さんから鈴木のドラムについて
「見るたびにうまくなっている」とお褒めの言葉を頂いたが
そうではなく、もともと練習しなかったのに最近
練習してるだけである。

■8/6(火) 渋谷ラママ
【あずまpre."あ から ん"】
(w/geru / グッナイ小形 / 北爪政成 / 長谷川小夏 / imaeakira
/ ウクレレ高円寺 / 阿部文華 / あずま(涅槃と概念) /
とんとんトマトちゃん / Thee Golden BabyZ / than /
ひよこ倶楽部 / Betty Duckling’s from TAKASAKI /
ミッドギャル / Live Painting 白黒灰脂 )

     1.トラビス
     2.スーパースターとは
     3.グラインダー
     4.真実
     5.デンジャラスアンド迷惑

あずま氏の企画に出演。昼間からの長時間
イベントで、各メンバー仕事終わりに途中から参加。
長時間のイベントは見る側もテンションを保つのが
難しかったりするが、あずま氏のブッキング力と
人柄なのか、夕方にラママに入った鈴木は非常に
温かい空気を感じたという。そんな温かい空気
のなか、わりと初見のオーディエンスが多いからか、
鈴木のマイクチェックの発声で「マイクチェックワンツー」等
言わずに、「バイオハザード4!」と言う行為が凄く
うけていた。あれは基本的に客が入る前のリハーサルで
やっている行為で、これが公開されることはほぼないが、
今回はリハーサルなしのイベントだったことで
衆人環視の元に晒された。そしてウクレレ高円寺氏が
それをいい感じにツイートしたことによって20万くらの
インプレッションになった。「俺もやろう」という投稿も
見受けられ、ここから何かが始まるのだろうか。
ライブもバイオハザードの勢いと、盛り上がりを
加速させられるようになった新「トラビス」の勢いで
ガツンと盛り上がった。ライブが終わり、フードのハンバーガー
に異常にうまかったので気絶しながら食べた。
イベントも無事終わり、前回で味を占めた鈴木は
混んでる電車を避けてLUUPで帰るという。
LUUPのポートも500m先くらいにあるので問題ない。
そうしてポートの近くまできたらすれ違うLUUP民が。
いやな予感がしてアプリで当該ポートの停車状況を
みたら、ゼロ台になっている。狩られた・・・・
次のポートを探してさまようが、目指すポートに
あったはずのLUUPが次々と誰かに狩られていく。
ダムダム団のグループラインに窮地を報告し、
北上していく鈴木。山田からよさそうなポートを
教えてもらってあと少しのところまで来た時に、
そこは線路の向こうでどこにもわたる場所がない
事に気づく。ワロタ・・・・ワロタ・・・。
そうやって猛暑の夏の夜、楽器をしょって3kmくらい歩き、
やっとの思いでみつけた1台のLUUP。喜び勇んで
乗ったら10分で電池が切れそうになって泣きそうに
なりながら次のポートを探す鈴木だった。




■8/3(土) 東高円寺2万電圧
【バリバリバイク&the waruinamida共同企画
「BAD バリバリ」 】
(w/バリバリバイク/the waruinamida/THRH

     1.ヘビイダメージ
     2.ロンサムビリー
     3.地獄ディスコ
     4.仕合せ山
     5.トラビス
     6.グラインダー


バリバリバイクとthe waruinamida企画に出演。両者とも
2006年に対バンして以降の超久しぶりの再会である。
バリバリバイクの皆さんには「ライブ日誌をずっと読んでる」
とインターネット上ではほぼノーリアクションのこの文章
について久しぶりにフィードバックを受けて鈴木は喜んでいた。
そんなこんなに浮きあいだったのか、彼はオープニングSEのCD
を自宅に忘れており、それにオープン15分前に気づいた。
鈴木の自宅は徒歩だとここから30分くらい、バスの時間も
微妙だ・・・ここでずっと乗ってみたかったLUUPに乗ってみたが
これが快適で最高だった。ただこれが免許なしで乗れる
理由はよくわからない。
対バン含めてみな歴が20年以上のバンドだが、
どのバンドも曲が全部速くて最高だった。それぞれが
年を重ねながら、それでも「止まったら死ぬ」くらいの
意思を感じた。ダムダム団もそれを見越してハードな
セットリストで挑んだ。とりあえず速い曲はぜんぶやるし、
最初から3連発で速い曲をやった。死ぬかと思った。
ラスト前に「トラビス」を持ってきたが、この曲のラスト
周辺は切れ味はいいものの、爆発的な盛り上げり
にはかけるもので、今回のセットリストの流れとしては
適さないように思える。だが、ここにきてラストの
展開を完全に入れ替て、最後はボキャーンとなって
アホみたいなリフで終わるようにした。どういうことか
わからないと思うので是非ライブに来て体感して欲しい。
ほんとにボキャーンとなってアホみたいなリフで終わるから。
おかげで盛り上がった。
二万電圧はとにかくウーロンハイが異常に安いので、
鈴木は一度に2杯頼むことにしているが、そのせいか凄く
酔っ払う。珍しく近くの店で打ち上げがありそのころには
彼の記憶は失われく、1時間くらいthe waruinamidaの
児島さんとブランキーの歌を歌っていたという。
彼がダムダム団のグループラインで発した最後の言葉は
「ぃま何か分岐点みたいなところでやってます。」だった。



■7/20(土) 代々木バーバラ
【代々木Barbara 19th Anniversary ~Rock Night~】

(w/needless to say/バラナンブ/ナショヲナル
直美ズ/ウランバナ )

     1.抗いて、狩猟へ
     2.ロンサムビリー
     3.Jambo Vikijng
     4.山頂の人
     5.地獄ディスコ
     6.真実

バーバラの19周年企画に出演。バラナンブに直美ズと、
人見知りの鈴木でも談笑できるくらい対バンを重ねた
方々でリハーサルから割と楽しかった。また、ウランバナ
とは18年ぶりの対バンで、リーダーの極美さんが余りに
変わらなくてビビる。妖精?ライブの内容もキテレツ
ハイクオリティになっており、妖精みがあった。
イベント全体の集客が割とある中で、ダムダム団が
一番目、様子見の観客の中じわじわとスタートする
方針で開始。アグレッシブな曲は比較的抑えて、
「ロンサムビリー」と「地獄ディスコ」で山を作り、
「真実」までMC無しで一気に演奏した後に、
締めで「バーバラ19周」年と、「白だしのご家庭への
浸透具合」を比較して祝福したMCを行い、
そのまま暗転してエンディングSEが流れるという
斬新な「MCで終了」というスタイルで終了。
終わった後に、とやま店長が「MCでなんて
言ってたんですか?」と質問してきたくらい
鈴木の活舌が悪かった割には、終わった後の
拍手が厚く長かったのでこれでよかったんだと思う。
山田はoh Yes ahaのサポートでダブルヘッダー。
出順がたまたま1番目だったので、「行ってきなさい」と
快くメンバーで送り出した。
残された酒呑み隊の3人は、「先は長いので
気を付けようね」と言いながら程よく呑んだ。
バラナンブの山崎さんがなぜかウォッカを
おごってくれて、鈴木と大山を堕とそうとするも、
耐えきった。帰ろうとしたら台風みたいのが来てて
完全に酔いが醒めたし。


■7/13(土) 吉祥寺ブラックアンドブルー
【じゅんじゅんpresents
『クレイジーナイトだよ!全員集合★』】
(w/王将&TheGov'norBrothers/ドブロク
/SHAKE FILLETS/シャク&リハビリーズ)

     1.真実
     2.ヘビイダメージ
     3.スーパースターとは
     4.抗いて、狩猟へ
     5.地獄ディスコ
     6.山頂の人
     7.仕合せ山

大山の自主企画に出演。鈴木は昼飯にナポリタンを
作って食べた。フルネームは鈴木真吾である。
そうしてブラックアンドブルーに赴いた。
なんのことを言ってるのかと思うかもしれないが黙って
聞いてほしい。そして、リハーサルを終えたドブロクの
面々とあいさつを交わし、自分たちのリハーサルの
準備をしていると、ドブロクのカンジ氏が、
「シンゴ、飯食った?」と問いかけてきた。
そういう距離感の人だったっけ?と思って戸惑っていると、
ドブロクのハラダ氏が「ナポリタンを」と言い出した。
なぜドブロクの2人が鈴木の昼飯の会話をしているのか
・・・・。彼らはどこからら来てどこへ行くのか・・・
なんのことはない、原田氏のフルネームが「原田真悟」
で、ブラックアンドブルーの近くに「パンチョ」がある
だけだった。いい話である。
ライブはここ最近の反省を振り返った良いライブが
できた。下深迫仁も弦がよく切れる対策を施し、
ここ何回か予期せぬトラブルでズレたり中断
することを回避した、成果のあるものだったと思う。
今回は主催者大山の計らいで1バンド目だった。
山田主催の企画でもそうだったが、うちのメンバー
はよくわかっている。ドリンクカウンターの女性に
ウィスキーロックの大盛くださいと言ったら、
凄い大盛だった。これもまたわかってる。
ところで、その日のPAの方は、ボルトナッツの
ドラムの方だという。何回もあっているし、
ブラックアンドブルーでもあっている。それなのに
鈴木はあまり覚えておらず失礼なやつだった。
ただ、ボルトナッツのドラムの方が2日連続で
自分が担当しているバンドを全部やるイベントを
やるのは把握していた。鈴木はここぞと
ばかりにおべっかを使った。「本当にスゴイです、
そんなにいっぱいドラムをやって、大変ですね、
川上さん」→「竹内です」 …。

 

■7/7(日) 四谷アウトブレイク
【ロックンロールくらい好きにやらせてよ。vol.6】
(w/ロックンロールサービス・トライアド/ひよこ倶楽部
/THEだいじょぶズ/butta-gil/カワタリョウスケ
断絶交流/バーガンディーズ/MUSTANG JERX
カラス79/ライブペイント:白黒灰脂/フード:
きっちんくりぃむぱい:まりな軒)

     1.グラインダー
     2.仕合せ山
     3.トラビス
     4.スーパースターとは
     5.地獄ディスコ

ロックンロールサービスとカラス79の企画に出演。
来イブ前練習の後、スタジオで酒を飲んでいた時、
まいばすけっとへ食料の買出しにいったら
冷やし麺が値引きされていた。そのため、
めかぶと納豆を買って、トッピングして食べていたが、
興が乗ったのか「全部いっちゃえ!」とそれぞれ
3パックぜんぶ麺の上にぶちまけたことで
全員が凄く盛り上がっておりバイブスの一致を感じた。
練習でやたら下深迫仁のギターの弦がキレていたが、
つまりそれは「本番では切れない」というしるしのため、
安心して本番に臨んだら本番でも切れた。
ちょうどロックンロールサービスで脱退が発生していたので、
「いのじゅんが脱退するから弦も切れるんですね」
とブラックジョークを発して事なきを得た鈴木だったが、
彼は彼でシンバルのネジを飛ばしてシンバルごと
どこかに飛ばしていた。
ただ、最近の演奏の質向上と大阪で得たいいムード
をそのまま持ってこれた演奏は決して悪くなかった。
イベントも中盤にさしかかったころ、下深迫仁が
鈴木にビンのウィスキーを「プレゼントです」と
差し出した。誕生日でもないが、いったいなんだろう。
話を聞くと道で拾ったらしい。自分では飲まず
鈴木へのプレゼントだという。人のことをなんだと
思っているのか。危険なものが入っていたら
よくないので、一日一杯だけにしておこう。



■6/23(日) 兵庫尼崎tora
【[DAWN TOWN DANCE VOL.3 
presented by SKY&grumb】
(w/SKY/grumb/バビロンブレイカーズ
/怪我童子AQATUKI

     1.グラインダー
     2.真実
     3.ロンサムビリー
     4.Jumbo Viking
     5.デンジャラスアンド迷惑
     6.地獄ディスコ

静岡からの遠征2日目、SKYとgrumbの企画に出演。
電車で静岡まで集合したダムダム団は、ここからレンタカー
で尼崎まで向かう。車中では「鈴木のリズム感が
ひどい」という話が中心だった。こぶしを回しすぎて
「んドキドキとまらない〜♪」と頭に「ん」が聞こえてくる
という話で小一時間盛り上がった。はじめて来た
尼崎はあまり見たことのない種類の空気に満ち溢れており、
商店街にはタイガースの勝利祈願をするオブジェが
モノレールみたいにアーケードの天井を回遊しており
そのオブジェには「マジック76」と書かれている。これが
尼崎か・・・・。ご当地のスーパに何があるのか物色
したところ「こんにゃくの天ぷら」があった。こんにゃくを
濃く煮て、それを天ぷらにしたものだ。ライブ前に
軽く食べるにはちょうどいいのでオススメである。
イベントは東京でも対バンしたバビロンブレイカーズ→
SKYという流れでダムダム団。toraの「爆音でありながら
クリア」という最高アンダーグラウンド音質と地元バイブスの
相乗効果で最高のステージとなっており、SKYの山田さんが
途中で「仕合せ山」のリフをインプロビゼーションする
一幕も・・。プレッシャーで鈴木の顔が土色になっていた。
しかし、インターネットでも地道な活動や、去年の大阪ライブの
爪痕、「それぞれの知り合いがなんか大阪に結構いる」、
とかそういう相乗効果で、「尼崎はダムダム団を待っていた」
というような空気で演奏を開始することができた。
OPSEとともにそのままステージ上で着替えるパターンで
演奏開始。1曲目「グラインダー」はリフが始まっても
大山は後ろを向いており、全員が入る瞬間に
振り返り、ドンっとなったところでオフマイクで絶叫!
今まで一番いいグラインダーだった。
普段間違えないようなところで鈴木が間違えるも、
一瞬で軌道修正して無事着地!すいませんでした!
山田はなぜかだいたい壁に寄りかかって演奏しており、
クール爆音女子としての新しい表現を発見していた。
今回、遠征におけるMCは普段鈴木がやってるような
ニューウエーブ系(?)ではなく、ちゃんと日本語をしゃべり、
その日にあったことを交えつつフロアと対話するような
ものにしてみた。そうすると結構よかったので、
これからのMCに影響が出る気もする。
また、、MVで「地獄ディスコ」がリリースされた
直後という事もあり、「今回の2デイズは地獄ディスコで
始まり地獄ディスコで終わる」というコンセプトでセットリスト
を組んだ。それは鈴木が勝手にそう考えてただけで
メンバーには特に伝えてなかったが、彼らもそれを
察したように思う。「ラストの「地獄ディスコ」はゾーンに
入った」と後に鈴木が語る程、凄まじかったという。
圧倒的な盛り上がりで演奏終了、集まってくれた
方々と沢山交流をして夜は更けていった。
なお土色になった鈴木の顔は全てのプレッシャーから解放
され人間の色に戻り、、突然10kgくらいの重りが
取れたような体の軽さを感じていたという。
帰りは車で静岡まで戻り、そこから鈍行で帰宅。
普通に座って帰れるのかと思って東静岡で電車をまって
いたら帰宅ラッシュとぶつかり絶望のロードが始まった。
この瞬間が今回の遠征におけるピークと言える。
なお熱海からはずっと座れて帰れたのでよかったが、
混雑状況については今後の静岡遠征における
検討課題として挙げられる。熱海で電車に乗り、
着席したところであと3分で電車が出るのに下深迫仁が
トイレに行く、と言い出した。トイレはホームを挟んで
向こう側、結構歩く。皆の制止を振り切り、
電車を出る下深迫仁。「出発します」というアナウンス
が流れ出す。「もうだめだ」と絶望しながらこの荷物の
処理をどうするか考え出すダムダム団。しかし、ドアが
しまる15秒前に彼は戻ってきた。「時計見ながら
ちゃんと戻れるように計算してました」と言っていたが、
そういうのやめてほしい。大山は大山で、通販で
とんでもない水着を購入し出したし、なんなんだコイツら。



 

6/22(土) 静岡 騒弦
【酒持ってこい馬鹿野郎!】
(w/鈴木、伊藤さんそして佐藤さん/
Globalovel Funkers/WEMMER
珍萬座/the Q)

     1.地獄ディスコ
     2.グラインダー
     3.Jumbo Viking
     4.真実
     5.デンジャラスアンド迷惑
     6.ヘビイダメージ
    Enc. 仕合せ山

鈴木、伊藤さんそして佐藤さんのマブケン氏企画に
出演。今回は次の日に尼崎でライブがあり、
初の遠征2デイズとなる。静岡は第6期メンバー
になって2回目のライブ以降、5年ぶり。大山は
前回の大阪遠征の時と同じく1週間ほど前に
福岡に前のりし、ソロ活動を行いつつ北上し、
静岡で落ち合おう、という算段。他の3人は
鈍行でいっても3時間くらいなので、「静岡に行くなら
電車でいいのでは?」説が浮上。
車ではなくそれぞれ電車を使うスタイルで集合
してみたが、結局みんな新幹線を使っていた。
そうするとドアtoドアで2時間かからないので、
千葉でライブするより近かった。
北上してきた大山は、前回の北上の時のように
全裸起床凍死寸前もなく、「今回は冬じゃな
いから路上で寝ても問題ない」と不安を煽る
コメントを残すもちゃんと宿で寝て無事到着。
終電を逃して転んでヒザを削ったことと、映画館で
変態おじさんと出会ったこと、私服が奇抜すぎて
居酒屋で入店を拒否されたこと以外は特に
問題がなかった。
今回のイベントには前回の静岡遠征で対バン
した方たちも出るため、遠征でもアウェイという
よりは久しぶりの友達に合う感覚でイベントが
進んだ。鈴木、伊藤さんそして佐藤さんの
出番では下深迫仁がゲストギターとして
参加していたが、途中でふんどし一丁に
なりコントもがんばっていた。明日は車の
運転もするのに大変だな・・・。
なお、マブケン氏の企画では遠征であっても
ダムダム団がトリであることは固定らしく、
それは嬉しくもありプレッシャーでもある。
リハーサルで既に鈴木は緊張しており、
ガチガチの演奏がしっかり女性陣に見つかって
おり後から指摘されていた。OPSEが流れ、
ふと鈴木が大山の顔を見ると、今まで見た
事のない、笑顔とも、気合入れとも取れるような、
でもどこを見てるのかよくわからない覚醒した
表情をしており、いつだかのライブで言っていた
「全部連れていく」とはこのことか・・・
とうっすら思いながらステージに向かう。
実際大山のパフォーマンスは凄まじく、
とても1週間ライブを続け、酒を飲み干しながら
移動を続けてきた人間の声とは思えない。
5年前も温かい反応をもらった静岡だったが、
その時に共有した熱はまだ残っていたように
思う。その熱をそのまま5年間の成長と
かけて打ち返したダムダム団。フロアと
ステージが一体になった夜だった。セットリスト
はリリースされた音源のみから選出し、
アンコールを頂いたので「仕合せ山」で締め。
普段間違えやすいところで鈴木が案の定間違えた
が、一瞬で軌道修正して無事着地、大団円で終了。
打ち上げも5年前と同じ場所で、最高の刺身に
舌鼓を打つ。しかし明日も9時起きなので
ちゃんと宿に帰らねばなるまい。しかしなかなか
大山が帰ろうとしないので、鈴木に羽交い締め
にされて店から連れ出されていた。


■6/7(金) 三軒茶屋ヘブンスドア
【chemical reaction】
(w/センチメンタル思春期/デッドバンビーズ
PORSTERROR/etymon)

     1.スーパースターとは
     2.ロンサムビリー
     3.地獄ディスコ
     4.山頂の人
     5.真実
     6.グラインダー
    Enc. デンジャラスアンド迷惑 

ヘブンスドアのブッキングの日は、
リハーサルをやるバンドが
多くても少なくても余り集合時間が
変わらない。今回はリハーサルを必要とする
バンドが2つでダムダム団は本番の出順が
トリのためリハーサルを終えると
出番まで6時間くらい待ち時間があった。
とりあえず、目の前にあるホルモン焼きの店で
焼いた肉で米を食うなどして時間をつぶした。
しかし下深迫仁の様子なにかおかしい。
口数が少なく、心ここにあらず、といった感じで
虚ろさすら感じる面持ちだ。彼はそういう時に
「どうしたの」といっても何も言わない。九州
男児の頑固さか・・・。
飯を食ってもまだオープンまで2時間
くらいあったので、全員でひざを突き合わせながら、
アンプラグドで「お互いの音を聞いてしっかり
合わせる」という練習をたっぷりやった。
そう、最近鈴木が思った
「他のメンバーの音を聞く」をみんなでやろう、
ということである。その効果があったのか、
本番の演奏は客観的に振り返っても
ビタっと合っていた。ヘブンスの客は割と
厳しいので、ダメなときはトリだろうが
アンコールが来ないが、アンコールを
いただけたので自他ともに満足できる
演奏だったと言える。下深迫仁も
凄く頑張っており、鈴木は「あんな状態でも
仕事はちゃんとするんだな」とうっすらと
思ったという。
大山は珍しく歌詞を飛ばしていたが、
「ここにいる人間を全部連れていく
という気持ちでやったら意識が宇宙に
とんだ」となんか凄いことを言っていた。
後日わかったことだが、心ここにあらずだった
下深迫仁は単に風邪が治ってないだけで、
話す気が起きなかったみたいである。
鈴木も共感しており「病気するとこのまま
治らないかもっておもっちゃうよね」と
病気が治りづらい中年の悲哀をシェア
していた。


■5/31(金)武蔵境STATTO
【THE PORKIES企画「ぽーきーずはじめます」】
(w/THE PORKIES/vortEks-15/元気堂/斉藤めい(バンド))

     1.地獄ディスコ
     2.仕合せ山
     3.スーパースターとは
     4.デンジャラスアンド迷惑
     5.ヘビイダメージ
     6.Jumbo Viking

THE PORKIESの企画に出演。最近元気過ぎて
その反動でどこかに行くのでは、と心配されていた
大山は、なにか悟りみたいのを開いたようで、「心に
したがって生きる。時計を見ない。」とわかるような
わからないようなことを言っており、ただ、最近まで
感じていた危うさは減ったように思えるのでよかった。
みんなで武蔵境の巨大なダイソーに行き、
鈴木の財布につけるチェーンを探す。そのチェーンの
事をみんなで「鈴木チェーン」と呼んで探していたのが
バイブスとしてよかった。
武蔵境STATTOはかなり中音が周り、ガレージな
感じのサウンドでダムダム団の殺戮度を凄く上げて
くれたいたが、鈴木は相変わらず「人の音をよく聞く」
を頑張っているため、その中音が回りまくる環境の中で
どうやったらいい感じでできるのか、珍しくPAの人に
いっぱい注文を付けて、普段は持ち時間を余らせて
終わるリハーサルを、時間たっぷりまで行った。
その結果だったのか、ギャンギャンの音の中でも
鋭さのある演奏ができたのではないだろうか。
武蔵境STATTOのブッキングマネージャーの
ハタケヤマさんはフールサイドというバンドを過去に
やっており、2001年という超初期のダムダム団と
対バンをしたりしていた。23年ぶりの再開して現状は
どうかというと、全裸で弾き語りをしているそうだ。
変わらずにいてほしい。


■5/12(日) 吉祥寺ブラックアンドブルー
【ひねもす大臣&THR×王将&TGB presents
「大王祭」】

(w/王将&The Gov'nor Brothers/
ひねもす大臣&The HouseRockers/
アブクス/まこスケ/ジェニジェニ/黒坂正二郎
ザ・ルーディー/6120babys/遠井地下道
DJ/夕陽ヶ丘ノブ(亀戸インジエア)/やまだ
DJ嫁の金)

     1.真実
     2.スーパースターとは
     3.トラビス
     4.仕合せ山
     5.狩猟
     6.ロンサムビリー


ひねもす大臣&THRと王将&TGB presents
の企画に出演。鈴木は酔ってもいないのに
見に来てくれた小林さんを別の人と間違えたり、
ひねもす大臣のベースの人とボーカルを間違えたり、
最初から飛ばしていた。
最近、「メンバーの音をちゃんと聞いたほうが
いいのでは」と思い立った鈴木は、モニターから
下深迫仁の音を結構思いっきり返してもらったが、
逆にあってるのか合ってないのかわからなくて
混乱した。山田にそのことを話すと
「彼は基本的にずれているので練習の時も
できるだけ彼の音を聞かないようにしている」
と言っていた。なるほど・・・・(?)
女性陣2人が調子が悪く早めの帰宅となり、
そうすると鈴木は「彼女たちの分まで飲むぞ」
となる。結果、気づけばタクシーにいつのま
にか乗っておりそのメーターは万を超えていて、
「えらい目にあったな」とTシャツを脱ぐと
その白Tシャツにはマジックの手書きで
「鈴木」とデカデカと書いてあり、
最後まで飛ばしていた。

 

■4/29(月・祝) 新松戸ファイアバード
【HIGHWAYDANCER VOL.2】
(THE OGIKIZ/ BINJU)

     1.ヘビイダメージ
     2.山頂の人
     3.地獄ディスコ
     4.仕合せ山
     5.グラインダー
     6.Jumbo Viking
     7.スーパースターとは
     8.Beat It(Michael Jackson)
     9.真実
     10.ロンサムビリー

もう今のメンバーになって5年がたとうとしているが、
この日はわりとピンチだった。スリーマンライブの
ロングセットリストだからとか、そういう話でもなく
これまで見たことのないシリアスさがあったように思う。
それでも、どこかその危機をいつものノリで
乗り越えようとする意思がメンバーに感じられたことも
事実だった。ダムダム団は演奏の中で
手を取り合い、吹き抜ける嵐を潜り抜け、
その先にあるものをつかむため、鬼気迫る
パフォーマンスを見せた。最初から7曲目まで
休みなしで、「早い曲→遅い曲」の
波状攻撃を繰り返すというセットリストは、
見る者も消耗するような凄まじさがあったと
言う。途中でガソリンが切れることなく、
きちんと最後までビートをキープし続けた
鈴木を、珍しく山田が「今日は鈴木が
最後まで持った」とほめていた。
調子に乗った鈴木はラストオーダーで
ウォッカトニックのトリプルを頼んでおり、
それはもうコップいっぱいのウォッカであり、
普通に我を失う量であり、高円寺駅に
着いた瞬間立ちながら気絶していた。

 

■4/5(金) 大塚MEETS
【JIMI presents「一緒に自主映画作ろう」 】
(w/SPOILMAN/断絶交流/oh yes aha )


     1.トラビス
     2.真実
     3.グラインダー
     4.ヘビイダメージ
     5.スーパースターとは
     6.デンジャラスアンド迷惑

山田の自主企画に出演。「oh yes ahaのライブが見たい」、
という想いでブックしたそうだ。去年のM.J.Qのツーマンも山田
ブックだったが、それからさほど間を置かずまた企画を打つ
くらいの余裕や体力が出てきたのはよいことであるが、
山田は盛大に職を失った最中である。話を聞くとわりと
派遣会社の担当者がヤバくひどいのでほとんど派遣会社に
職を失わされたといってもよいのでは・・・しかしそれにもめげず
周りの有識者に知恵を借り、糊口を凌ぎ、差し入れで
みんなにおにぎりを持ってくる山田は偉大である。
当日は、山田の人徳とブッキングセンスによってたくさんの
集客があった。ミーツにはドリンクチケット3枚で1200円という、
一杯百円引きで酒が飲めるお得システムがある。
しかし、本当に重要なのは800円で所定の酒が2.2倍の
量になるメガシステムだ。800円という値段に慄いて
はいけない。欠点はジョッキが重すぎてライブ観劇中に
腕が痛くなってくることである。まぁ、さらにミーツの
酒システムを深堀りしていくとホッピーがあることに気づき、
最終的にそこに落ち着くわけだが。
ダムダム団の出順は一番目で、最初から沢山の観客が
おり温かい空気でイベントが始まる。最初に鈴木がMCを
して、そのあと6曲連続でやるパターンだった。
MCでは「イベントが無事開催されて嬉しい山田」
「職を失って悲しい山田」のコントラストを表現しようとしたが、
喋る内容の順番を間違え、コントラストが鈍くなった。
とりえあえずそういう時は下深迫仁に丸投げしてしまうと
問題が解決する。彼の「一緒に自主映画作ろうぜ〜」
のシャウトで演奏開始。「トラビス」「真実」と
ジワジワと上げていき、「グラインダー」「ヘビイダメージ」
の2連発!あとはラストまで突っ走るだけだった。
今回の1番目という出順は、山田の「あとはたっぷり
酒飲んで楽しんでな」という心意気でもあるので、
ダムダム団はたっぷり酒を飲んで楽しんだ。結果的に
大山は新宿のトイレに置き去りにされて漫画喫茶で
朝を迎えた。鈴木も結構ひどく家の中で迷子に
なっていた。




■3/14(木) 千葉ANGA
【ANGA Booking LIVE!!!】
(w/The Molice/Haklo)


     1.仕合せ山
     2.グラインダー
     3.トラビス
     4.スーパースターとは
     5.山頂の人
     6.ヘビイダメージ

ANGAのブッキングに初出演。千葉はアメリカくらい
広いので遠いが、そのスケール間に少しずつ慣れて
きた。リハーサルは順調に終わり、顔合わせで
乾杯をするという。その時にドリンクを注文するのだが、
これが異常な破格であり、ライブ前は禁酒の
ダムダム団としては断腸の思いでソフトドリンクを
注文した。ただ、ソフトドリンクの中でも「牛乳」が
あり、「これに氷が入ってないのであれば超
お得なのでは?」と鈴木がせこい事に気づいた。
ということで牛乳を発注し、氷がないことを確認し
勝利を確信した(?)
今回見に来てくれた方の中に、山田の旧知の友が
いた。山田の人生は結構大変だったということは
よく聞いていたが、生き証人が出てきていろいろ
エピソードを聞くと、よくここまで来たと感慨深くなる。
また、そういった旧知の友がライブに訪ねてきてくれる
こともまた、苦しかった山田の若年期で知り合った人
達が離れても彼女のことを案じていた証であり、
本当によかったと思う。
ANGAと言えば食べ物持ち込みOK。目の前に
あるまいばすけっとで生ハムを大量に買い演者、
観客みんなでその夜を分かち合うように食べた。
最後はバーカウンターで「飲み物を凄く
作るのがうまいオネエと、それを凄く褒めるオネエ」
というやり取りが始まり、みんなで爆笑していたが、
思い出してみると何が面白いのかわからない。

■3/9 (土)茅ヶ崎UTTA PANGPANG
【スケベナイトvol.62】
(w/スケベ兄弟/N'Rala/ローライフ・サーファーユニット
FVK/DJ:竹井ガガーリン)

     1.真実
     2 地獄ディスコ
     3.スーパースターとは
     4.ロンサムビリー
     5.トラビス
     6.仕合せ山

スケベ兄弟企画に出演。場所が茅ケ崎という事で、
レンタカーにて全員で移動。それぞれ起床報告を
グループラインでしながら持ち寄る食べ物の報告を
する。山田は間違えて激辛カレーを買ってしまい、
自分では食べられないので持ってくるという。下深迫仁
が「カレーイェー」と反応していたが、30分くらい
遅刻した。しょうもないコメントを打っている暇があるなら
急いだらどうか。往路は渋滞に巻き込まれながらも
山田の道路マネジメントにより問題なく到着。
茅ヶ崎には「床太郎」という珍奇な名前の床屋が
あった。ウタパンパンに到着してそのイルでロウな
様子に軽くビビる鈴木。クラッシュシンバルが全部
割れており、打点を見極めないと「スンっ」という音しか
出ないので頑張ろうと思った。リハーサルを終え、
開始までの短い時間で「海を見に行こう」となった。
みんなで遠くまで開いた空と海をみて、バナナを
食べて結束を深める。カレーイェーも割れクラッシュ
も気にしないで行こう。イベントはライブハウスの
雰囲気通りイルでロウであり、温い熱を帯びたもの
だったので、フロアの熱気を借りながら
きっちり爆発してきた。
それにしてもスケベ兄弟のエンスケドリックさんは
凄い人である。オープニングの前に既にテキーラを
3杯飲んでいた。その後演者のステージに上がって
演者と同化したり、自分の出順なのに行方不明
になったりしており、「これは後半荒れるぞ」と推察
されたがウタパンパンにはドラムの音出し時間期限
があり、その時間までにちゃんと演奏を終わらせて
いて決まりを守ってえらいと思った。



■2/17(土) 横浜吉野町こびとさん
【ガレージロック少年団の冒険 平和ピースの調べ】
(w/出演:Frangipani/ミルクブッシュ/ザ・ミズタマリス
/ ガレージロック少年団/DJ/RICA☆STARRY)

     1.グラインダー
     2 ロンサムビリー
     3.JumboViking
     4.デンジャラスアンド迷惑
     5.スーパースターとは
     6.ヘビイダメージ

横浜の吉野町「こびとさん」というライブハウスに、
ガレージロック少年団のイベントで出演。はじめての
土地である。横浜駅から地下鉄で15分くらい、
駅から出てすぐの地上2Fにこびとさんはあった。
会場の大きさはかなりナローであるが機材が異常に多くあり、
楽器の音量も遠慮なく出していいというロックな
ライブハウスだった。階段を下りて向かいにあるスナックの名前は
「New Rose」、最高である。となりにインド料理屋があり、
「爆音で怒鳴り込まれないのかな」と思ったが、こびとさんの
フードメニューにその店のメニューが組み込まれており、
こびとさんが街と共栄しているのを感じた。
横浜は大山の生まれ育った町で、吉野町には彼女が
通った幼稚園と小学校があるという。ダムダム団で見学
に行った。幼稚園の頃に○○○を竹やぶに○○○○○○○
○○○○○○○○○○ていたそうだ。大山から
「あれが竹やぶのあった場所です」と言われてどんな顔をして
いいのかわからないメンバー一同。また小学校の前で
記念写真を撮ったが、大山だけステージ衣装に
着替えだしてよくわからなかった。
セットリストはイベントの様子に合わせてロック感強めの
ものをチョイス。仕上がってきた「スーパースターとは」が
いい仕事をした。セットリスト的に速い曲が多くても、
息切れせずに最後まで突っ走れるようになったのは、
バンド的な体力がついてきたのだろう。
今回DJを担当していたリカさんが比較的泥酔しており、
音がよく飛ぶCDJと共にイベントの終盤カオスを演出
していた。「残酷な天使のテーゼ」のトランスミックスに
合わせて合唱するダムダム団・・・・!リカさんに
「お前ら最高だ」と絡まれ、方向が一緒だったので電車で
に同乗し、自分達より酔っ払ってる人間を見て酔いが
覚めていくダムダム団だった。



■2/12(月・祝) 渋谷RUBYROOM
【よあそびくらぶ】
(w/もらすとしずむ/BINJU/美広まりな/
【DJ】Kazuho/HEADGEAR)

     1.仕合せ山
     2 ヘビイダメージ
     3.スーパースターとは
     4.デンジャラスアンド迷惑
     5.山頂の人
     6.地獄ディスコ
     7.抗いて、狩猟へ
     8.ロンサムビリー

もらすとしずむ企画に出演。
新曲である「スーパースターとは」を中心に
セットリストを組み立てていったが、練習時に山田から
「鈴木のドラムが自身のギターと合ってない」
という指摘があった。鈴木は基本的にズレてるとか
ズレてないとか遅いとか早いとかは気づけないので、
山田が「ズレている」というなら鈴木がズレているのである。
ライブ前に鈴木1人でスタジオに入って気をつけたら、
ライブ当日はなんか合うようになっており、山田から
「ズレなくなった」と言われた。鈴木自身は
ズレてるかどうかよくわかってないが、山田が
「ズレていない」というならズレてないのである。
練習を久しぶりに昼間にしたダムダム団は
そのまま寿司→カラオケの黄金コースになだれ込んだわけだが、
大山がハッスルしすぎて帰りの電車で寝だした。
寝るのはよいが、立って寝ていたのでそのまま崩れ落ち
そうになり迷惑である。端っこの壁で固定しても
まだ崩れ落ちそうになるので、鈴木が大山の
顔面をビール缶で固定していた。そのように結束が
高まった(?)ダムダム団は2度目のルビールームへ赴く。
そうすると担当PAが四谷アウトブレイクでお世話になった
PAせんちゃん氏だった。リハーサルの時に「もっと低音を
あげていい」とアドバイスをもらい、全体の音像の
ボトムアップが出来て、前回のルビールームより良い
演奏ができた。MCも、もらすとしずむが敢行する
イベントに絡めて比較的熱めのMCをしたら田畑さん
が盛り上がっていた(他の人も盛りあがっていた)。
山田がiPhoneを機種変したので録画用に
古いiPhoneを売ってもらった鈴木。「なかなか
いいライブだったぞ」とホクホクしながらiPhoneで
録画の撮れ高を確認しようとしたら、録画ボタンを
押しておらず何も撮れていなかった。

 


■2/2(金) 三軒茶屋ヘブンスドア
【opposition to pops】
(w/THE VOLTNUTS/断絶交流
/neonrocks/nannou)

     1.山頂の人
     2 スーパースターとは
     3.グラインダー
     4.Jumbo Viking
     5.ロンサムビリー
     6.真実


3週間連続で週末にライブ。そうなると
自然にメンバーが一堂に会する機会も多い。
だが、合う回数が多くても、特にギスギスしたりしないの
が現ダムダム団の良いところである。
昔のメンバーは普通に会うだけでキレていた。
今回はリハーサルが終わった後に「山頂の人」を
楽器隊で練習した。この曲のリフパートは、
全員の16分の刻み方が完全に一致しないと
ズレて聞こえてカッコ悪いという、遊びのないフレーズの
組み立て方をしており、一瞬でも気を抜くと
違和感が生じる恐ろしい仕組みになっている。
なので、改めてそれを理解したうえでじっくり
16分音符を合わせる練習をした。
終わった後に腹が減った下深迫仁と鈴木は
近所のスーパーでお値打ち品になっている
惣菜か何かを買おうとしたが、基本的な値段
設定がそもそも高く割引率も渋いという
状況に打ちひしがれ街に出た。向かいのオリジン
弁当に入ると「サバ塩のり弁」がなんと半額に。
これは僥倖という事で、2人ともそれを購入。
セルフですくうタイプ豚汁でめいっぱいよそって
いる下深迫仁を、弁当待ちの中年女性が
凄く嫌そうな顔で見ていた。
ライブはたくさん練習した「山頂の人」から始まり、
割とビシっと決まったように思う。ラスト「真実」で
鈴木のフットペダルのビーターがすっぽ抜ける
ハプニングがあったが、ちょうどブレイクのタイミング
だったので、メンバーは息を合わせて鈴木の
復帰を待ちながらブレイクを長くし、
鈴木が復帰したタイミングでドーンといった。
今回は過去に対バンして仲良くなりたいなと
思っていた方たちと少し喋れた。中でも
断絶交流ボーカルの川口氏が「じゅんぺい」という
名前で、大山も「じゅん」であり、両方とも
「じゅんじゅん」というニックネームがついて
しまうがどうしたらよいか、という問題が発生。
しかし川口氏が自ら「ペイペイ」という
ニックネームを開発しており事なきを得た。

■1/26(金) 代々木Barbara
【Hot Scoop Show!!】
(W/直美ズ/SoberBrown/Springfield/
/バナナニードル/MC:じなんぼ〜いずシギハラ)

      1.地獄ディスコ
      2 真実
      3.スーパースターとは
      4.山頂の人
      5.抗いて、狩猟へ
      6.ロンサムビリー

大山が元気だ。会うたびに○○○○○○○の○が
○○○おり、「○○い○○○○を○○○○た」とコメント
していた。また、高円寺の公衆便所に入ったところ、
大量の咳止めシロップの空き瓶と一緒にジップロックに
入った生パスタが捨ててあり、持ち帰ったそうだ。
グループラインに「ちょっと怖い、どうするべきか」という
相談があったため全員で「捨てなさい」と指導した。
「ちょっと怖い」という感覚を持っていただけ幸いだ。
今回のブッキングはバーバーラとやま店長によるものだったが、
「オシャレ/ファンキー/インスト」みたいな対バン群に
「爆音/ウギャー/鈴木」みたいなダムダム団が放り込まれる
形となり、「店長がブッキングの時一瞬気を
失ったなのかな」と思ったが、結果的に良い流れだった
ように思える。
セットリストは前回とあまり変えず、前回の反省点を
活かしたライブをしようという事になった。基本的に
ライブごとにセットをがらりと変える事をしてきたダムダム団
だが、一本ずつのライブの品質を上げるためには角度を
変えた取り組みも必要だ、ということでチャレンジしてみた。
途中で下深迫仁の音が出なくなる等、「やり切った」
とまではいかなかったが、後半になるにつれエンジンが
かかってきて、最後は「ロンサムビリー」で奇麗に決まった。
物販もよく売れたので、まぁまぁ良かったのではないか。
幕間にトークコーナーがあったが、鈴木がずっと
「ほうれん草のおひたしにニンニクすりおろしと豆板醤
を混ぜるとほぼ家系ラーメンの味になる」という話を
しており、MCのシギハラさんの手を焼かせていた。
「秋ナスを嫁に食べさせない組織」の話も響いたようで
よかった(?)。

1/20(土) 調布Cross
【Very Ape produce 「戦慄の四谷会 vol.4」
〜会場ダブルブッキングにつき今回は調布会〜】
(w/Very Ape/ジョズエ/クリトリック・リス/than
おーたけ@じぇーむず/THE OGIKIZ/断絶交流
/FOOD:きしぱん)

      1.地獄ディスコ
      2 真実
      3.スーパースターとは
      4.山頂の人
      5.抗いて、狩猟へ
      6.ヘビイダメージ

Very Ape企画に出演。この日はもともと
四谷アウトブレイクで行われる予定だったが、店長の
タチハナ氏が「1/20」と脳で認識しながら「1/21」と
手で書いてしまっていたという事でダブルブッキング
となり調布で開催となった。タチハナ氏の失敗は鈴木も
最近よくしている内容なので、同じボケジジイとしては
親近感が持てるが、普通に調布は遠かった。
あと、鈴木が仕事で出張しまくっており、前日は
福岡から新幹線で帰ってきていたからか体調を崩していた。
やや雨の中、リハーサルに臨んだが、中音は非常に
やりやすく、ステージの床が異常にフワフワしてるので、
ドラムを叩くにゆさゆさ揺れること以外は何も問題
なかった。今回は出順が一番目立ったので、
1曲目「地獄ディスコ」の始まりの前にMCでしっかり
ダブルブッキングの事を笑いに変えて、ラストの
「ヘビイダメージ」では、鈴木がダイブした後に
タチハナ氏と土下座し合うというパフォーマンスで、
その後の出演者がダブルブッキングについて
様々な手法で語りつくす流れを作ることに成功した。
いろいろな人がいろいろ大変だったと思うが、
結果的にはよかった。
出順が一番目なので「大山が泥酔するだろう」
と見込んでいたが見事に泥酔し帰宅時間に
帰宅を促しても完全にブレーキが壊れていたので
置いて帰ることにした。鈴木は体調を崩していたので
酒を一滴も飲まず、きしぱんの唐揚げも食わず、
OS-1とカロリーメイトで過ごしていた。こんなに
体調を崩したのはなぜだろうか。食欲がないのである。
福岡で、ごぼう天10個食べた後にもつ鍋を食べた後に
うどんを食べた後にラーメンを食べたからだろうか
(それである)。

 

■1/7(日) 吉祥寺ブラックアンドブルー
【東京ロック大裁判2024】
(w/さんざんオールスターズ/少年マーガレット/パキラ
/Funny Trip/直美ズ/ザ・ミネラルウォーターズ /
三文ロック)

      1.スーパースターとは(新曲)
      2 グラインダー
      3.抗いて、狩猟へ
      4.真実
      5.トラビス
      6.ロンサムビリー
      7.仕合せ山

大山が味のしないキムチを手に入れて「虚無キムチ」
と呼び、いらないので鈴木に渡すという。
最近自分の口に合わないものを鈴木にあげるという
ムーブがバンド内で横行しているが、鈴木はなんでも
おいしく食べるので問題なかった。
「虚無キムチ」は鍋に入れて、みんなで食べることにした。
鈴木宅で鍋をつつきつつテレビでやってたものまね番組を
見て、メンバー全員で「この人は似てる、似てない」と
低めのテンションでやっているのを、鈴木はキッチンから
料理をしながら見ていたが、その様子があまりに家族
だったので、笑ってしまうとともにうっすらと感慨を得たという。
そんな中ダムダム団は新曲を練習していた。
第5期に作った「スーパースターとは」は、サビとリフは
良いデキだったものの、その他のパーツは改良の余地あり、
という感じだったので、Aメロを大山に書き直してもらい、
気合の入った歌詞があがってきたのでBメロをカット。
他の余計な小細工も全部カットし、極めてストレートな
曲構成にした。そして、山田のパートはサイコビリーの
ベース風「ブッカブッカ」を高速でやると設定。
山田が珍しく苦労していたが、その甲斐あって
全てのピースがばっちりハマった名曲誕生の予感がした。
新年一発目のライブでこれを披露し、セットリスト
の可変性も上がったことを感じつつ、鈴木のMCも
「どうでもいい情報を伝えてしばし黙ってフロアを
見つめ続けた後、おもむろに次の曲を始める」という
新展開を見せていた。
そういえば大山が朝から呑んで11時にカラオケに行き
小休止したのちブラックアンドブルーに赴きダムダム団として
歌唱するという破天荒行動をしていたが、ちゃんと
歌っていた。




2023年================

■12/24(日) 吉祥寺ブラックアンドブルー
【ムリクリスマスフェスティバル】
(w/leroy/直美ズ/松本花トリオ/三文ロック/
猫のしがい/SUNdals/王将&The Gov’nor Brothers
MURIKURI STAGE 王将びりすけ/アトミックボーイズ
/蒼伎敬/ゆきちょふ/青江好祐/
カンタ(少年発電ホールディングス)/ウエクサユウジ
/タハラヒロオ)

      1.ハレルヤ(Jeff Buckley)
      2 ロンサムビリー
      3.Jumbo Viking
      4.抗いて、狩猟へ
      5.地獄ディスコ
      6.デンジャラスアンド迷惑


鈴木がライブ前の練習の入り時間を間違えて
メンバーに伝えて、大山は仕事のシフト変更をした後に
その間違えが発覚したので怒り心頭であり、
「なにこのボケジジイ」とグループラインで鈴木を
罵っていた。あと、ライブ当日の告知についていろいろ
あって鈴木が山田に叱られていた。
そんなこともあってしょんぼりしながらブラックアンドブルー
に着いたらサンタクロースの姿のコスプレをしている
大山がまず目に入ったのでそういうことが全部吹っ飛んだ。
ブラックアンドブルーのオーナー、カトキング氏渾身の
ブッキングによる豪華面子で大山も最前熱狂であり、
ヘソ出し衣装を「腹出し」と表現されるような
大山のコンディションでであり、「ちょっと知り合いと
思われたくないな」であり・・・。
クリスマスイブのライブだったので、山田にジェフ
バックリーの「ハレルヤ」を一節歌ってもらい
演奏開始。セットリストは、殺意が強めの
ダムダム団の楽曲の中でも比較的
楽しそうな曲を選んだ。
6曲連続でやるセットリストだったので、2曲目
「ロンサムビリー」の最初の方でシンバルの
留めネジがすっとんだときはどうなるかと思ったが、
「Jumbo Viking」で下深迫仁のギターの弦が
切れ、いったん小休止を作らざるを得なくラッキー
だった。しかし地獄ディスコ」が始まって3秒くらいで
またネジが飛んで行った。しょうがないので鈴木は
「デンジャラスアンド迷惑」のイントロでシンバルを
スタンドから外し顔の前にもっていって顔を出したり
隠したりして遊んでいた。全体的に鈴木が
考えた流れとはちょっと違う感じになったが、それも
含めて今年ずっと上がり続けたダムダム団の演奏力
がだいたいを凌駕した日だったと思う。
大山と鈴木は高円寺に帰ってきて、深夜も空いてる
一番館か、だるまに行こうとしたがどっちもなぜか
閉まっていた。クリスマスイブだからだろうか(松屋に
行った)。

 

12/16(土) 新松戸FIRE BIRD
【FIREBIRD presents “HIGHWAY DANCER”】
(w/Ridgeback/THEジェラシーズ
/ザジ/Serenade remember)

      1.山頂の人
      2 ヘビイダメージ
      3.トラビス
      4.真実
      5.グラインダー
      6.仕合せ山

      Enc.ロンサムビリー

大山がとても元気だ。元気があり余り過ぎて、破天荒行動
に拍車がかかっており、会うたびに○○○○の○が○○ている。
本人が元気ならばそれでいい。
テンションが上がった大山が自分の飯と一緒になぜか刺身を
買ってきていた。いつどこで食べるかあまり考えてないようだ。
顔合わせが終わった後、オープン前のファイアバードの
ラウンジでみんなで食べた。元気ならばそれでいい。
山田がみかんを買ったが「虚無みかん(いらないので誰か
食ってくれ)」と言ってリハーサルに持ってきたので鈴木が
食べたが鈴木はむしろこの方が好きである。酸っぱくもなく、
甘さが控えめで水気を多分に感じる。 7個もらった。
下深迫仁も食べていたが何も言わなかった。
縁あって松戸ファイアバードのブッキングに呼ばれた今回、
ロックンロール色が強い中で真ん中でザジを挟むなどブッキング
センスが光る中、なぜかトリのダムダム団はトリっぽい演奏を
した。1曲目は全体の流れを断ち切るオルタナティブナンバー
「山頂の人」で開始し、その後はヒットシングル連発の
構想である。最近鈴木は「他のメンバーの音を聞くと
うまくいくことがある」という気づきを得たので、いつもは
聞いてない下深迫仁の音をモニターで強めに返してもらった。
それが裏目に出たのか、下深迫仁のギターの音が
0.1秒ごとに断線した感じで聞こえるという謎の現象が起きて
結果的に「下深迫仁のギターをなるべく無視する」という
対応をしてなんとかなった。最後はアンコールを頂き無事終了。
それにしても大山が元気だ。対バンを全力で楽しむ姿勢は
いつも通りだが、それが3倍量くらいになっており、
どのバンドも「熱狂的なファンが1人いる」みたいになっていた。
元気ならばそれでいい。

 

■12/2(土)  三軒茶屋ヘブンスドア
【合縁奇縁 第八楽〜冬の極楽祭〜】
(w/Rough Zombie/Very Ape/
SCRUM SYRUP/極楽ドルチェ/フード:極楽屋台)

      1.ヘビイダメージ
      2 山頂の人
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.トラビス
      5.ロンサムビリー
      6.地獄ディスコ

極楽ドルチェとヘブンスドアの共同企画に出演。
鈴木は今日から3日連続で酒を飲みまくるということで、
大山に教えられた野菜スープを飲んだだけでリハーサルに
臨んでいた。そして結果的に情緒が不安定になり
おにぎりを食べながらビールを飲んでいるベリーエイプの
エイプ氏に「なんてことを・・・!」と切れ散らかしていた。
山田が近所の八百屋で林檎を8個300円で買ってきたため、
一つ売ってもらい芯の限界まで食べて糊口をしのぐ鈴木、
それを見てなぜか下深迫仁も林檎を買ってきていた。
しかし野菜スープと林檎ではいかんせん力が出ず、
目が空ろな鈴木に「たんぱく質をとれ」と大山が
アドバイスし、フードのおでんでつくねを食べて
正気を取り戻してライブに挑む。
セットリスト的には5曲連続でやって、おでんの話で
ひと笑い、最後に極楽ドルチェに捧げる「地獄ディスコ」
という趣向。予想以上におでんの話がうけて、
その後の出演者にもおでんが伝播しており鈴木は
「バズった」等喜んでいた。
演奏的にも5曲連続でやることがあまりきつくなくなって
おり、キレのある演奏を維持できた。これは先日の
ツーマンライブで極限のセットリストを捌いた効果だと思う。
かなりの盛り上がりで終了し、おでんもたくさん食べた。
実に楽しい夜だったが、盛り上がりすぎて終電が危ない。
渋谷駅で下深迫仁は機材があるのでエレベーターに乗り、
鈴木と大山は階段で登り合流の運びだったが、果たして
このエレベータがどこに辿り着くのかよくわからず混乱
が起きた。
「仁さんが乗ったエレベーター、上に行かずに下に行ったぞ!
なんでだ!」
→普通に上に行っていた
「あれ?戻ってきたエレベータにまだ仁さん載ってるぞ!
なんでだ!」
→背広を着たロシア人だった
「あ、いた!仁さんいたわ、!お〜い仁さん!」
→似た服を着た人だった
酔ってるとはいえ目茶苦茶すぎないか。



■10/29(日)  おおばキャンプ村
【VROOMSTOCK TOKYO 3日目】
(w/Veins/the dust/ザ クワガターズ
/KAMINARI/たたらの目/VROOM Acoustic)

      1.真実
      2 ロンサムビリー
      3.ヘビイダメージ
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.グラインダー
      6.仕合せ山

10/28の感動の一日は打ち上げ後も
まだ続いていた。次の日に東京の最西端の山奥で
行われるフェス「VROOMSTOCK TOKYO」への
出演が10/29にあり、「打ち上げ後にいったんかえって
もう一度山奥に行くよりこの辺で宿泊してそのまま
行った方がいい」という作戦を取った。
山田は猫の世話があるのでいったん帰り、
大山鈴木下深迫仁の3人で作戦を敢行。
終電と泊まる場所の兼ね合いで、青梅線沿いの
寝るスペースがある銭湯に目星をつけてインしたが、
寝られる場所は既に先客に支配されており
ド明るいロビー以外に休憩場所はなかった。
既に深夜1時、周りに同様の設備はない。
いったん銭湯の外に出て、近くの路上で作戦会議。
「そこの巨大な草むらで寝ればいいのでは?」
「女性スペースは空いていたので、そこに大山だけ
入り、鈴木と下深迫仁はカップルという事で
ラブホテルに行けばいいのでは?」等、
酔っ払い同士の実りのない意見が交わされる。
結局「寝ることよりまず風呂だ」となり一度退いた
銭湯に再び入った。そうしたらなんか店員の
おばちゃんが我々を気の毒な人たちだと
思ったのか、楽器を置くスペースを作ってくれたり、
そこにシートみたいのを敷いてくれて、
寝る場所を作ってくれたり、寒そうにしていると
タオルケットを貸してくれたりした。
なんとか2〜3時間の睡眠を得て、そのまま
山にたどり着きフェスに参加。環境が良すぎて
テンションが上がり、山田も合流しさらにテンションが
上がるダムダム団。そのテンションでそのまま
演奏を開始したが、鈴木は尋常ならざる
体の重さを感じたという。やはり前日から積まれて
いるダメージは大きかった。女性陣は全然
元気だった。年齢の差か・・・。それでも全てを
振り絞り、「ベストヒットダムダム団」的なセット
リストで場を盛り上げる。「デンジャラスアンド迷惑」
あたりでステージに差し込む光!山田がまぶし
すぎてサングラスをかけた上にアンプの後ろに
退避してそのまま演奏していた。後ろを向けば
良かったのでは・・・。実にシュールな光景である。
そんなこともありつつ、最後に「仕合せ山」で
鈴木が「サンライズ鈴木」を決めると、多くの
手が上がり、瀕死の状態でここまで来てよかった、
と思わせる光景を見れた。
2日間の激闘を終え、吉祥寺で飯を食って帰ろう
となったダムダム団。駅前で海外の調味料とか
食材を安く売っているセールをやっていた。
(大山)「鈴木さん何買ったんですか?」
(鈴木)「チョメリックスのサテトム」
(大山)「?」
(鈴木)「チョメリックスのサテトム」
(大山)「は?(怒)」
(鈴木)「チョメリックスのサテトム」
(大山)「何を言ってますか?」
本当にチョメリックスのサテトムだった。

■10/28(土) 代々木Barbara
【JIMI presents【ダムダム団xM.J.Q ツーマンライブ 壷中の天】 】
(w/団地ノ宮(O.A) /M.J.Q[山本久土+クハラカズユキ]

      1 地獄ディスコ
      2 仕合せ山
      3.グラインダー
      4. ロンサムビリー.
      5.デンジャラスアンド迷惑.
      6.トラビス
      7.山頂の人
      8.抗いて、狩猟へ
      9.真実
      10.Jumbo Viking
      11.ヘビイダメージ

山田が「M.J.Qとツーマンライブをしたい」と
突然言い出した。5月の対バン時に
クハラカズユキ氏とちゃっかりLINEを交換していたようである。
ツーマンという規模感、M.J.Qという強大さ、
どちらにしても無理目の話だが、
メンバーがやりたいと思ったことを否定するスジは
ダムダム団にない。やったらいい。みんなでサポートする
から。という流れで山田はM.J.Qのオファーを勝ち取り、
会場である代々木バーバラと話をつけてきた。さすがである。
しかし山田はロックンローラーなので社会人的な
諸々が苦手であり、開催に向けて各種の手続きの
中で時折あたふたしたりしていた。そこで鈴木が
社会人としての的確なアドバイスをして助けた。
鈴木は普段、山田から「音感の悪いモノ忘れが
激しい人」として扱われているので、こういう時に
頼りにされてちょっと嬉しそうだった。
ライブ当日を迎え、全国に行き渡った山田の人脈により、
北や南から大勢の観客がやってきた。
団地ノ宮のキレッキレのオープニングアクトも
炸裂し、もうこれはやるしかない・・・・。
1曲目は山田をフィーチャーした鈴木とのセッション
からの「地獄ディスコ」。最近ノーカウントで
曲を始められるようになった。
そしてそのあと4曲続けてプレイし、「5曲やった
ということは5曲やったということです」という
おなじみのMCで置きにいったが、いまいち
伝わらなかった。鈴木の活舌が悪すぎて
「5曲」が「五穀」に聞こえたからだろうか。
その後の曲残数は6。そしてここから
休憩なし、「現在ある持ち曲を全部やる」
というスタンスのセットリストは、M.J.Qに
挑戦する以前に自分たちに挑戦するような
凄まじさがあった。それでも、ダムダム団は
この忙しかった夏を通してまた一つ成長した
ように思える。限界を貫いたセットリスト
を通じて、集まった観客に何かを渡せた
ようだ。全てを出し切りエンディングSEが
流れ、拍手が起き、止む。SEが流れ終わり、
ダムダム団の時間は終わった。しかし鈴木が
楽屋に戻るその時に、どこからともなく
もう一度拍手が沸き起こり、それが会場に
拡がっていった。鈴木は楽屋の壁越しに、
団史上初めて頂いたSE終わりの拍手を聞きな
がら、楽屋で少し涙したという。
また、ここから始めよう。明日もまたライブ
だから、近くに寝床を確保したつもりが
他の人に取られてたけど。


■10/21(土)  西横浜EL PUENTE
【おえつさんといっしょvol.2 】
(w/砂上の楼閣/than(大阪)/幽霊会社みちづれ
たたらの目/嗚咽民/
DJ:SPY中田 FOOD:全日本アメリカ南部料理振興協会 )

      1.ヘビイダメージ
      2 Jumbo Viking
      3.抗いて、狩猟へ
      4.トラビス
      5.グラインダー
      6真実

砂上の楼閣エツさん企画に出演。初の西横浜。
相鉄線の当駅に降り立ち、街の穏やかさに戸惑う。
川と家とローソンしかないこの場所から徒歩一分?
橋のたもとで老人がキムチを売っている・・・。
Googleマップに誘われ着いたのは何の変哲もないビルで、
「ここにほんとにあるのか」と思って地下に降りていくとそこだけ
めちゃめちゃメキシコだった。楽屋と受付とステージと観客席が
全部同じ場所にあり、顔合わせでも店長氏が「みんな自由に
やってください、我々は何もしません」と宣言しており最高である。
それはそうとして楽屋と観客席が一体型なので、
いつもの登場ができない。しょうがないのでエルプエンテ入口の
外側で待機し、SEが流れたら入場、という段取りをしたが、
鈴木が緊張しすぎて入り口のドアの押す/引くを間違え、しばらく
ドンドンしているところをガラス越しに見れらる一場面ががあった。
本日のイベントは、本来エツさんが所属するアナベル・リーの
復活を祝う場になるはずだった。しかしメンバー艶子さんが
前日に急遽病欠となってしまった。そんな緊急事態にもめげず
エツさんはアナベル・リーの枠を自分のソロである嗚咽民で
賄ったりしてえらかった。なので、最初はエツさんを凄くほめる
MCから初めて「ヘビイダメージ」でオープニングダイブ!
観客も割と熱狂していた。途中のMCで、「アナベル・リー
は復活ライブできなかったけどもう復活している」という趣旨
のことを言い、これは鈴木がMCでいつもやっている「ふざけ
説法」のちょっと真面目バージョンだったが、思いのほか
「なぜ復活なのか」のロジックが奇麗にはまり、ちょっと
感動的になった。その流れでみんなに万歳三唱してもらい
あとはガツンと3曲決めて終了。鈴木が「ありがとうございました
ーーーー!」と絶唱する中すかさずエンディングSEが流れる
変わったラストで締め。これは面白かったので、今後も
やっていきたい。
帰りの電車が30分くらい来なかったので、横浜駅内で
軽く宴会をしていたら電車を乗り過ごしそうになっていた。
愚か者のすることである。


■10/15(日)  三軒茶屋ヘブンスドア
【69addict】
]
(w/Very Ape/Naokobitch&Midnight Stripper
変梃//Ghetto )


      1.真実
      2 ロンサムビリー
      3.ヘビイダメージ
      4.グラインダー
      5.抗いて、狩猟へ
      6仕合せ山

また鈴木が物販の釣り銭を失くした。正確には
前回のライブ会場千葉ANGAに置き忘れて帰ってから
気づき、(2回目なので)極秘裏に済ませようと主催者の
ニッシーにこっそり確認していたところ、山田経由で
ANGAから通知がありメンバーにバレたという経緯である。
とりあえず元に戻ったのでよかった。ライブ当日
ヘブンスドアでリハーサルを順調に済ませ、当然
鈴木のボケ具合について会議が始まり、
とりあえず物販用カバンに紐をつけて財布と不可分に
する作戦がとられた。その紐を買いにみんなで100円ショップ
にいき、ついでに鈴木の壊れた財布の代わりを探す
イベントもあった。
最近の100円ショップにはあのバリバリする財布がもう
売っておらず。時代がハイパーインフレに入っていることを
感じる。山田が2つの小銭入れの間に紙をはさみ、
常に持ち歩いているアロンアルファでくっつけオリジナル
財布を鈴木に作ってあげていた。なぜアロンアルファを
持っているかはよくわからない。
本番は日曜日のヘブンスドアのトリ、という光栄な
ポジションだったので、日曜のトリっぽい演奏をした(?)。
ラストの仕合せ山は「ありがとうご・ざ・い・ま・したぉ゛ぉ゛
ぉ゛ぉ゛ぉ゛」と言いながら最初の「ジャーン」をやったら
鈴木の意識が一瞬酸欠で飛んだようだ。
それにしても、なんだかこの夜はとても楽しかった。
ライブが終わってみんなで鈴木の持ってきた生ハムを
分け合ったり、ベリーエイプのエイプ氏のはじめてはやした
ヒゲと化粧のマッチングが完全にひげガールのそれだね
と笑いあったり、帰りの電車でghettoのメンバーと
偶然会い、鈴木の胸にぶら下げている鞄から生ハムを
再び渡したり。
そんな夜の余韻を残しながら帰路につく前、道で大山と
飲んでいた鈴木は通りすがりの素人整体師に
15分ほどマッサージされて次の日の疲れがなかったという。


■10/6 (金) 千葉ANGA
【ニシキフェスvol.9】
(w/崎山木乃/遠井地下道/クロメ/(O.A)NISHIKI
暗黙のストライカ ーズ/天井崇仁(デカダンレトリヲ)



      1.山頂の人
      2 ロンサムビリー
      3.仕合せ山
      4.トラビス
      5.グラインダー
      6デンジャラスアンド迷惑

ニッシー企画に出演。何度も誘致いただいている事もあり、
千葉のアメリカみたいな広さにも慣れ、万全の状態で挑む
ダムダム団。会場入りすると、ニッシーがオーガナイザーとして
の仕切りをしながら、最初から最後まですべり続けていた。
すごいことである。そんなニッシーがオープニングアクトを
やるという。ANGAの赤い幕が左右に開き、歌うでもなく、
踊るでもなく彼は「相撲を取る」と言う。1バンド目出演で
あるところのダムダム団のメンバー、下深迫仁と。
ニッシーは滅茶苦茶弱いので、下深迫仁は普通に
圧勝していたが、そこそこ体力を消耗していた。
本番の演奏は1バンド目ということで少し落ち着き目の
演奏になったが、課題感をもって取り組んだ演奏は、
前回の反省点をクリアしたものになったように思う。
鈴木はしきりに「今日はよかった」と言っていた。
イベント終盤に暗黙のストライカーズが生クリームを
大量に持ち込み、ニッシーの顔にみんなで当てまくる
というイベントが発生。鈴木も盛り上がって自分で自分の
顔に生クリームを塗りたくっていた。
最近は生ハムを大量に買ってみんなで食べるのが流行っている
ダムダム団。ANGAがフード持ち込みOKだったので、
1000円分くらい生ハムを買ってみんなで食べた。
「今日はよかった」と言いながら帰った鈴木だが、女性陣に
「今日は遅かった」と指摘を受ける鈴木。鈴木は
よくわからず、帰って演奏のビデオを見てもよくわからず、
動画のBPMを計って比較したらいつもより3くらい遅かった。
すげー・・・。下深迫仁は特に気づいていなかった。


■9/2(土) 四谷アウトブレイク
【じゅんじゅん生誕大宴会〜34歳だよ!全員集合★】

(w/ドラゴン岩村/ジョニー大蔵大臣/にゃんにゃんブーメラン
パンドラドンパ/中村アリー/代官山パンク日和/ケンカオイル
なんちゃらアイドル/RIRIRI/タダフジカ/美広まりな
ヒゲと味噌汁/地獄の救急車/ウクレレ高円寺/教祖仮面
さとーさん/桑原駄々/熱海雄一/桑原曜平
フード:きしぱん)


      1.仕合せ山
      2 地獄ディスコ
      3.山頂の人
      4.ロンサムビリー
      5.グラインダー

毎年恒例の大山の生誕祭。今年はレギュラーメンバー
の体調不良や遠征での欠場があり、いつもの感じで
行けるのか若干不安だったが、会場入りした鈴木は、
ドラゴン岩村が「ピャー」という音を出し、美広まりなが
30分の間に1000回くらい男性器通俗名称を
連呼する様子を見て「このパーティはブレないな」と
震え上がった。
きしぱん女史の唐揚げにタイミングがわるくなかなか出会えず
残りカスにマヨネーズをつけて食べ「これも意外とうまい
ですね」と悔しまぎれに水で流し込む鈴木。ライブ前禁酒
のダムダム団も、この日は大山のみ彼女の生誕祭なので
飲酒を許可されている。本人のレコ発という事もあり、
準備に相当の苦労があったためか、今年の大山の弾け方は
いつもより凄かった。
最初のMCで「大山は誕生日と髪型がフレディマーキュリー
と同じ」として爆笑を取った我々のライブが終わった後、
ヒゲと味噌汁のステージに呼び出される鈴木と大山。
お神酒をヒゲ味噌みこさんとともにイッキし、終了かと思いきや
なぜか泡盛のソーダ割りがステージ上に来たが、ダムダム団の
酒担当である2人は漢を見せた。しっかり呑み切ったのである。
鈴木は「これはヤバイ」と思い、大山の生誕祭のプレゼントで
置かれていたヘパレーゼドリンクを勝手に飲んでいた。
一方、大山は自らの出順であるトリを控えたタイミングで
「ハイパーじゅんじゅんタイム」に入ってしまった。
こうなるともうテコでも起きないので、「主催の泥酔爆睡
によるイベント強制終了」という前代未聞のお開き。
たくさんのいろいろなことを抱えて、なんとかここまでやってきた
大山に、彼女らしいオチがついたのではないだろうか。
きっと来年もここにみな集まるだろう。大山が無事生きて
また1年を過ごしたことを祝いに。店長のタチハナさんは
起きない大山を相手に4時までアウトブレイクで
過ごしたそうだ。


■8/26(土) 西荻窪PitBar
ダムダム団企画『おむすびころころ祭り』
(w/gloptin/ギロッポン/THE BEAT GENERATION/
連続100時間/butta-gil)

      1. トラビス
      2 ヘビイダメージ
      3.グラインダー
      4.真実
      5.ロンサムビリー
      6.抗いて、狩猟へ

いままで企画をしなかったダムダム団が、いろいろあって、
8月に2回企画をするという事になった。
鈴木は8/12の「おだんごポンポン祭り」の方に精神を
蝕まれており、大山と山田が「もう鈴木はおだんごのほうだけ
考えろ」とブッキングを全て引き受けてくれた。
イベントタイトルだけ鈴木が考えて「おむすびころころ
祭り」ということになり、メンバーでおむすびを作ってこよう、
ということになった。「ひとり八個×4で32」という算段で
メンバーへ依頼をした鈴木。「多くないか」と反発する
大山。だが大山は20個くらい握って持ってきた。
他にも山田が唐揚げを持ってくるなど、いろいろあっても
ダムダム団が同じ方向を向いているということが
証明されたイベントだったように思える。
総おにぎり数は50個に至った。
glpotinとギロッポンの機材量が合計で10人分くらい
だったので、フロアと楽屋とステージが一体である
ピットバーがカオスになっていたとかはあったが、
総じて来場した方に楽しんでいただけたアットホームな
イベントにになり、ダムダム団は1番目でさっとやって場を
盛り上げた。つまり鈴木と大山は泥酔コースであるが、
ギロッポンの音がでかすぎて酔いが覚めた。すごいこと
である。


■8/12(土) 四谷アウトブレイク
四谷OUTBREAK! presents
OUTBREAK! MANIA2023
-10日間100組SUPER夏祭り-
Day4: ダムダム団 produce おだんごポンポン祭り
(w/THE OGIKIZ、エヌ (gloptin 嗚咽民 原田仁)、MOJA、
精神霊園、じゅんじゅん/JIMI、HAIGAN、
SPOILMAN、Rip Van Winkle、TERRY VILLE、Ghetto)
ライブペイント: 白黒灰脂
フード:ダムダム団のブュッフェ

      1.真実
      2 地獄ディスコ
      3.ロンサムビリー
      4.山頂の人
      5.ヘビイダメージ
     
      enc.仕合せ山


アウトブレイクが開催する10日間のイベント4日目を
任されたダムダム団。基本的に鈴木が中心となって
ブッキングやイベント概要を組みてた。そうして鈴木は
店長のタチハナさんとよく喧嘩をした。 彼は酔っ払いながら
電話でイベントの概要に面倒くさい注文をつけ、タチハナさんが
キレて会話が終了した後日、 アウトブレイクに訪問して
謝るかと思いきや「酔っ払い相手にまともな会話しちゃいけない、
ああいうときは流さないと」とどの目線から言ってるのか
ということを言ったりしていた。
イベントを組みなれているわけでもない鈴木は、社会人として
の気遣いを学んでしまっているので、昔みたいな雑なやり方は
出来ず、丁寧なプロセスを通常のブッキングの3倍量でやり続ける
苦行を続けて、イベント以外の事務手続きをあらかた失敗していた。
しかし、それを支えるのはダムダム団のメンバーで、鈴木の様子が
おかしいのを察し「とにかく鈴木はイベントのことだけを考えろ」
と励まして事務処理の分担をしてくれた。
イベントの一環としてフードをダムダム団のメンバーで出す事を
考え、「ダムダム団のブッフェ」と銘打ち、それぞれが料理を
持ち寄ることにした。しかしイベント前々日、
大山もそれなりに不調が続いており、山田は旅行帰り。
鈴木は「メンバー分も料理を作るかな」と覚悟を決めて
メンバーに現在の状況を確認したところ、2人とも
料理の準備で休みを取っており、普通に2品づつ作ってくる
という。なんというバイブスの一致・・・・。
そうして迎えたイベント当日、そのブッキングは最初から最後まで
激音の狂祭であり、それぞれの演者が鈴木が想定していた
理想の流れの中、理想以上の素晴らしい演奏を繰り広げた。
そして後ろに作った休憩スペース用にテーブルクロスを買ってきて、
適当にテーブルに乗せてみたら信じられないくらいダサくなり
困っている鈴木を尻目に、美しくクロスをカットし的確な
貼り付けをしてオシャレテーブルに仕立て上げる山田や、
アホみたいな量になってしまったブッフェの食料をどう
配置するか困っている鈴木を尻目に、的確なポーションで
切れ目なくかつ終演でちょうど全部ハケる程度の
配膳を逐次する大山がイベントを陰で支えていた。
下深迫仁は顔合わせに遅刻していた。
そうやってイベントの進行に気を揉みながら11番目のトリ
出演を向かえたダムダム団。体力はもはやゼロに近かった。
山田は途中で熱中症になって事務所でダウンしたりしていた。
そんな中、鈴木はオープニングMCでここまでたどり
着いた演者、スタッフ、観客に向けて心から「お疲れさまでした」
と語りかけ、そして久しぶりにメンバー紹介をした。鈴木は
これをやると山田と大山を取り違えてしまったり、
下深迫仁の名前をかんだりすることがよくあった。
しかし、今回、彼は自然に、一つの淀みもなく
メンバー紹介を終えた。ここに至り、彼は深く、深く3人に
感謝をしていた。各々が傷つきながらたどり着いたダムダム団
という場所で、それを守るためにお互いに支え合ってここまで
来れたことに。そんな気持ちゆえのことだったように思う。
メンバー紹介の後、演奏が始まった。そのあとの事で
特に記すことはない。ダムダム団がダムダム団だっただけである。

ダムダム団のブッフェメニュー一覧
・低温料理バンバンジー
・茄子とオクラの揚げ浸し
・ローストポーク
・自家製パン
・山芋の醤油漬
・ピクルス串
・砂肝にんにくの芽串
・レバーパテ缶
・レンコン豚キムチ
・鶏きのこタレバター炒め

 

■7/28(金) 吉祥寺ブラック&ブルー
”スペシャルスリーマンライブ Strange Fruits”
(W/マヤ. /中村アリーとTIG-HUGS )

      1.ロンサムビリー
      2 グラインダー
      3.抗いて、狩猟へ
      4.真実
      5.山頂の人
      6.仕合せ山
      7.Jumbo Viking
      8.トラビス
      9.ヘビイダメージ
      10.デンジャラスアンド迷惑


鈴木がマンションを買った。最後は業者に
「人としてですよ!」と詰め寄る壮絶なマンション
購入だったという。つまり引っ越したので警察署に
免許の住所変更に行ったらら、免許が失効していた。
前回の引っ越しに変更していなかったので、
期限のお知らせが来ていなかったそうだ。皆さんも
気を付けていただきたい。このことがライブ当日の話
だったので、バンドのグループラインで共有した。
当然バンド内の笑いものになったが、下深迫仁が
本日の共演者の一人であるびりすけさんと15年前に
同じバイト先で、彼が3日でバイトをバックれたという事が
偶然リハーサルで発覚した。鈴木をたっぷり笑ってやろうと
いう意気込みで来た下深迫仁は、その事実を
突きつけられてみたことがないほど意気消沈していた。
そのことを話さないスジはないので、とりあえず
景気づけで本番のオープニングMCにてその
エピソードを発表。下深迫仁本人からの大声
謝罪からの「「ロンサムビリー」で演奏開始。
スリーマンだったので、45分与えられたが
「長くてつらいので40分にしてください」と
要求してそうなったセットリスト、すごく異色の
組み合わせのイベントだが全体的に
受け入れられて本当によかった。
満足してしこたま飲み帰宅した鈴木は、キッチンに
置いてあるスポンジで調理台をひと拭きしたら
「ザリザリザリ」という音がしたのでよく見たら
自分のスマホだった。



■7/15(土) 三軒茶屋ヘブンスドア
opposition to pops
(w/バイドク/中国釣具店/砂上の楼閣/Hundora)


      1.トラビス
      2 抗いて、狩猟へ
      3.グラインダー
      4.地獄ディスコ
      5.ロンサムビリー
      6.Jumbo Viking

前回のライブで物販を全部失くした鈴木だが、
メンバーははわりと寛大だった。ありがたいことである。
ということで、失くした物販をまた作らなければいけない。
ダムダム団の最新CDの歌詞カードはコピーしたA4の紙を
手折りしているので、鈴木の力だけではどうにもならない。
コピーした30枚余の歌詞カードをみんなで折る。
鈴木は不器用なのでみんなが折る姿を見つめるだけだった。
大山はちょっとずつ調子を取り戻してきているようで、
ポケットの中からからあげくんが出て来ていた。
物販を失くしたこととは別に、鈴木は最近youtubeで
みつけたたくわんの作り方にはまっていた。大根を塩漬けにして
水分を抜いた後、白だしにつけて置いておく・・・・
これでたくわんができるのか、できるのであった。
なので物販で売ったら結構売れた。これからも売っていこう。
ライブが終わり終電も近いので三軒茶屋のローソンの
前の路上で宴会をしていたが、砂上の楼閣の
ドラムの人が通りかかったので捕獲して宴会に巻き込んだ。
結構面白い人だった。



■7/9(日) 四谷Outbreak!
【カラス79 & ロックンロールサービス・トライアド presents
「ロックンロールくらい好きにやらせてよ。」vol.5】
(w/THEだいじょぶズ/ELIOT/土萌まりなwithスマイルアカデミー
BELLMONDO/Jackin'Box/幽霊会社みちづれ/
Rainbowsliders/ロックンロールサービス・トライアド
カラス79/ ライブペイント: 白黒灰脂/ 絵描き光
FOOD: キッチンくりぃむぱい(ぴんく和尚 中出し少年))


      1.仕合せ山
      2 ヘビイダメージ
      3.真実
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.グラインダー


年に1回のロックンロールサービス・トライアドとカラス79の
企画に出演。大山は地方のイベントでソロ活動をしており、
最近の不調もありわりと疲れ果てていた。鈴木は間違って
次の日に仕事を入れてしまっていた。大山のここ最近の
不調もあって、全体的にバッドコンディションな雰囲気が
バンド内に漂っていたが、下深迫仁はらっきょを漬けて
持って来ていた。 しかし、イベントがコロナ渦をぬけて
あるべき形に戻ってきたという喜びがフロアに満ち溢れており、
原さんも今回はフードを作らないで済んでいた。
連続してこのイベントに出演しているダムダム団としても
そのエネルギーをうけてステージに立ち、原さんのことを
語るMCもできた。とても素晴らし一日だったと思う。
高円寺のローソンで大山と牛山さんとペヤングを
食べた後に鈴木が物販を全部失くした以外は。

■6/23(金) 四谷アウトブレイク
【SKY 6thアルバム「LONG TIME NO SEE」リリースパーティー東京編】
(w/SKY/leroy/THE OGIKIZ/SoberBrown)

      1.デンジャラスアンド迷惑
      2 仕合せ山
      3.ロンサムビリー
      4.トラビス
      5.山頂の人
      6.ヘビイダメージ

SKyのレコ発ライブに出演。下深迫仁がスマホを忘れた。
前回のライブでも忘れており、「そんなことある?」と
山田が言っていた。
リハーサル終わりでアウトブレイク周りを散策していたら、
近くにスーパーマーケットがあるのを発見した鈴木は
チャンジャを買って本番に備えた。
SKYが関西から来てはじめてのライブハウスなのにも
関わらずサクっとリハーサルを終えたのを尻目にダムダム団は
なにかいつもよりたっぷりリハーサルをしてしまったが、
本番はわりとその成果が出たように思う。
MCではきっちりSKYのレコ発なので「100枚買いました」
と宣伝してフロアを沸かせた。SKYはドラムの方が
アメリカに武者修行に行き、しばらく活動ができなかったという。
それでもいろいろなものを信じてここまで来た。
いったんメンバーがドラムだけになったダムダム団と似ている
だろうか。そんな想いで、イベント終わりに鈴木が
当該エピソードを熱く語っていたが、
「しばらく活動ができなかった」以外は全部間違っていた。

 

■6/21(水)   三軒茶屋ヘブンスドア
【strange world's end 3ヶ月連続自主企画
アベンジシリーズ 『暴発』 vol.9】

(w/断絶交流/Very Ape/VERONICA VERONICO
strange world's end/food:きしぱん食堂)

      1.地獄ディスコ
      2 仕合せ山
      3.山頂の人
      4.ロンサムビリー
      5.グラインダー
      6.真実


大山の調子がいまいち戻らないようだ。ポンペイ以降、
休みの分を取り戻すために仕事の量を増やしつつ、
自らのCDリリースに向けての調整、他にもいろいろ・・・
と。練習で大山の様子を見ていて「これはまずい」と
判断し、練習を早めに切り上げた。この日は特に
練習の後にスーパー銭湯にみんなで行って、山田の家
で猫と遊ぶプランがあったため、そちらの方が大事と
判断した次第である。おかげで少し大山も回復。
今回のstrange world's end企画は、大山にとっても
見たいバンドがたくさんあり、心の栄養補給になった
と思う。鈴木も少しずつ演奏がうまくなっており、「今日は
少しタメてやろう」とやったら山田に「そういうの勝手に
しないでください」と怒られた。しかし山田はさすがで、
しっかりタメ気味の鈴木に合わせて、結果的に良い
演奏だった。下深迫仁は特に気づいていなかった。


■6/13(火)東高円寺二万電圧
【LIMBO】
(w/おまえ/クロメ)

      1.真実
      2 地獄ディスコ
      3.抗いて、狩猟へ
      4.Jumbo Viking
      5.トラビス
      6.ロンサムビリー

二万電圧名物、フロアいライブに出演。フロアで自由に
楽器の位置を決められるこのシリーズは、前回もなかなか
斬新なセット図で挑んだが、どんな形にしても観客が
自由な場所で見られるように配置をする事が肝要である。
ダムダム団としては鈴木が真ん中であることは譲れず、
前回は入り口付近に配置した大山を一番奥にお立ち台を
作り配置した。結果的に「自由すぎて笑った」とコメントを
頂けるものになったので良かったと思う。
演奏も前のLIMBOの時に慣れなかったところを克服して、
良いライブができたと思う。
ふと会場に貼られているタイムテーブルを見ると、ダムダム団の
前に出るはずのクロメの出番時間が、本来の時間より
1時間後になっている・・・・「これは使えるぞ」と鈴木は
MCでそれを指さして「時を超えるギスケ」と言ったが、
全体的に理解されていなかった。
そして、結構出来がよかったたくわんと、ハツのニンニク
酢醤油漬けを「フードで売るぞ」と意気込んで鈴木が
持ってきたものの、ライブが終わったあたりでクロメ軍団
に全部食われていた。



■5/22(月) 渋谷ラママ
【BUDDY LINK TOKYO】

(w/HENNESSY(from広島)/ Elizabeth.eight
/ Cerveteri/ふじたけいすけ/なんちゃらアイドル/
(opening act)Kuri(小倉)

      1.山頂の人
      2 ヘビイダメージ
      3.真実
      4.ロンサムビリー
      5.Jumbo Viking
      6.デンジャラスアンド迷惑


大山がポンペイから帰ってきた辺りからちょっと調子が
悪いようで、景気づけに鈴木はリハ終わりに近所の
魚べいへ大山を連れ出した。ラママを出るところで
ブッキングの石塚さんが電話をしていた。その前も
ずっと電話をしていた。「あの人電話好きなんですよ」
と大山。「耳に電話くっついてんじゃないのと」鈴木。
魚べいではポンペイ以降に出会った人の話を中心
に5皿ほどの寿司で英気を養う。しかし○○を
○で育てた挙句「○○○社会を○○しない」と○○ながら
○○に○○○○「○○てる」ってメッセ送っちゃ○○イ・・
とんでもない人と大山は出会うものである。
寿司を食って帰ってきたらまだ石塚さんが電話していた。
ライブ前に団員から酒を提供されてタガが外れたのか
自らで酒を買って3リットルくらい飲んだ状態で
本番に挑む大山。若干ピッチは狂っていたが、
勢いはあったので良かったのではないだろうか。



■5/19(金) 新宿ワイルドサイドトーキョー
【Imoso Level.33-Day2-】
(w/Ghetto/左京めぐみ(大阪)/それ以染に/極楽ドルチェ/
(Food)psycho kitchen)

      1.山頂の人
      2 トラビス
      3.真実
      4.ロンサムビリー
      5.仕合せ山
      6.地獄ディスコ


ワイサイブッキング、まほろ女史の生誕祭に出演。
大山がポンペイに突如旅行に行った。ちょっと前に流行った
「〇○に来ています」シリーズの終着点がポンペイだった、
ということだろう。初日の宿が取れていなく死にそうになったらしい。
そんな「〇○に来ています」シリーズの副産物で、
銚子で買った干物が山田より鈴木宅に
送付されていた。それをどう食べるかはノープランで、
鈴木は思案したが「焼いて食べるしかないな」ということなり、
練習終わりにそこそこ広い広場で自転車の荷台を基盤
にしてカセットコンロとフライパン、魚焼きシートを組み合わせ
焼き魚大会を行った。
焼き魚を皆で突きながらバイブスを高めて望む本番、特にMCは
気合が入っており、前年に全く理解されなかった「誕生日を祝う
のではなく呪う」というものをもう一度やる、という強い鈴木の
意思でが岩を通し、なんかうけていた。調子に乗った鈴木は
フードの餃子を買い占め2〜3日後までの晩飯をそれで
賄ったという。



■4/27(木) 西荻窪ピットバー
【PitBar presents】
(w/Table/RIRIRI)


      1.グラインダー
      2 ロンサムビリー
      3.トラビス
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.仕合せ山


ダムダム団内で旅行が流行った。鈴木が沖縄出張に行き、
「沖縄に来ています」と写真をグループラインで共有したのを
きっかけに、「○○に来ています」という言葉とともにグループライン
に写真が投稿されるムーブメントが起きた。青森に行った大山、
銚子に行った山田・・・下深迫仁は特にどこにも行かなかった。
そんな中、銚子の山田から「激安のマグロのブロックを買うか
どうするか」という問いがグループラインに投稿された。
鈴木はリーダらしく即断。そして巨大なマグロのブロックが
鈴木の家に送付されることになる。そのマグロはサクが3つ、
血合いとねぎとろがたっぷりとれるほどの巨体で、朝から
マグロを解体する鈴木はバンドリーダーとしての誇りに
満ち溢れていたという。
そんな一体感のある状態のダムダム団はそのまま
ピットバーに赴く。オープニングMCで、「TalbeとRIRIRIと
ダムダム団、メンバーの数を足すと末広がりの8、ちょうどいい」
と鈴木が語り拍手喝采(?)。さらに、今日は「4/28。末尾が
8でこれも末広がり」と語る。日付を間違えていたので
観客が全体的に「?」となる。そして「今日の会場は
ピット"ハ〜"なので末広がりである」と強引に占めて
会場を盛り上げた(?)。演奏はまあまあよかった。
ピットバーは日本酒の量が半端なく多いので、同じ金額で
呑むなら日本酒である。


■4/11(火) 代々木バーバラ
【どーせ俺なんてリターンズ vol.27】
(w/THE ボニクラマン/汐田魎/金子TKO/
スギムラリョウイチレボリューションズ)

      1.仕合せ山
      2 デンジャラスアンド迷惑
      3.トラビス
      4.地獄ディスコ
      5.グラインダー
      6.Jumbo Viking

練習において、セットリストをホワイトボードに書く係は
下深迫仁だが、「デンジャラスアンド迷惑」のことを
略して「デンジャラスアンド&D」と書いていた。
そのDはなんだと思ってるのか。
前回のライブでカツオのタタキがよかったのでか、
食べ物持ち寄りのバイブスが久しぶりに炸裂するダムダム団。
大山が筍の炊き込みご飯と若竹煮、鈴木が春キャベツの
お浸し、と順調に春めいた食事が集まってきたが、下深迫仁が
マグロを300g持ってくるという。300gとは、つけ麺の並盛くらい
のサイズである、いったいどういうことか・・・・それでも鈴木は
ワサビ醤油とガーリックマヨネーズを持ってくることを伝える。
これがバンドマジックだ(?)。リハーサル後のブランチですべの
料理を開陳して腹ごしらえをするダムダム団。対バンの方たち
に羨望のまなざしで見つめられていた。
本番は久しぶりのバーバラということで、バーバラの方たちには
伸びしろをどんどん埋めていく今のダムダム団を見せることができ、
MCでもマグロのことを喋る下深迫仁が、終演後も出演者に
マグロを配る等、春っぽいメニューをそのままライブに
持ち込んだような一日だった。


■4/8(土)  三軒茶屋ヘブンスドア
【開花宣言 〜This is これがライヴハウス!〜】
(w/断絶交流/Very Ape/丸橋ミケ/クロメ
ライブペイント 絵描きわらし燐-Lin- )

      1.デンジャラスアンド迷惑
      2 ヘビイダメージ
      3.山頂の人
      4.トラビス
      5.ロンサムビリー
      6.Jumbo Viking

大山が坊主になった。突然のことだがさもありなん。
「坊主になったら〇〇〇〇〇〇と思ったが、意外と〇っ〇〇〇
〇も〇り、もう〇〇〇〇た」と言っており、カオスだった。
ライブ当日、山田よりグループラインで、カツオのタタキを入手した
旨の連絡が入る。鈴木は「ポン酢をもっていくか」と質問。
「はい」という返答があったため、そうなった。ポン酢には、
玉ねぎの薄切りを浸した状態なので完璧だ。大山が
カクテキを持ってくるというので、これはヘブンスに行く途中
にある路上韓国料理販売店でチャンジャを買うしかないな、
となったが、今日はチャンジャが売っていなかった。
リハも無事終わり、クロメのギスケ氏とダンスしたり、
ヒサナリ氏に鈴木の描いた漫画「バンパイアウォーズ」を
見せたりしてたらいつの間にかイベントが始まっていた。
イベントの意向により各バンドのMVが無限にループされる
という状況で、ダムダム団は「デンジャラスアンド迷惑」の
MVが17分おきくらいにずっと流されており、今回は1曲目を
「抗いて、狩猟へ」と決めていたが、観客に「デンジャラスアンド
迷惑が刷り込まれている今、ここはやるべきであろう、
ということで急遽1曲目を変更。
本日はギスケ氏の誕生日の前日で、彼の誕生日が
山Pと同じであるという情報を事前に得ていた鈴木は
しっかりとオープニングMCを仕込んでおり、それに繋げての
「デンジャラスアンド迷惑」はクリティカルヒットだった。
ここからMC無しで6曲連続でやって終了。
「なぜそういうことをするのか」等無茶な追い込みに関する
指摘もあったが、我々としては満足である。
そして、ラストに「"Jumbo Viking"を持ってくる」、という試みも
バンドのグルーブが成熟した故の試みとして成功したように
思える。終演後は山田が出演者にカツオのたたきを配りまくっていた。


 

■3月11日(土)新松戸FIRE BIRD
【KIMU presents.『Favorite Party!!12』】
(w/SoberBrown/The Blue Bonskiii/
ティートエイチ/moja/ライブペイント*bon)

      1.トラビス
      2 真実
      3.ロンサムビリー
      4.グラインダー
      5.抗いて、狩猟へ
      6.地獄ディスコ

きむさんの企画で新松戸初上陸。千葉は何度か
現メンバーでも訪れているが、千葉はアメリカくらい
広いので注意が必要だ。何度かの乗り換えを経て
新松戸にに到着した鈴木。グーグルマップを開くが、
開いた地図が示す新松戸と、今いる場所の形状が
まったく異なり混乱する。「現在地」のボタンを
押すと「ビュンッ」と下の方にカーソルが下がり、
ひと駅前の「新八柱」を指し示した。鈴木は
「新なんとか」までしか見ておらず、適当に
駅おりていたようだ。そんなことある?鈴木は
前日に飲みに行ってしまい、全裸脱衣所睡眠
家人発見説教の憂き目にあっており、全体的に
どうなのかという状態。腕組みをしながら
スティックをもって力を間違えた方向に入れて
スティックが顔面にあたる、という行為
を何回も
繰り返す等、「もうこいつはダメなのかも」
という感じになっていた。
しかし、演奏はよかった。リハーサルでドラムの
音が前に出てこない状態に苦しみながら、
弦楽器隊が珍しく「自分の音を下げる」を
敢行しており、チームとして何をなすべきか、
出したい音が全体で一致している事を
確かめられた瞬間で、そのバイブスを
そのままステージに持ち込めたように思える。
はじめての街であまり面識のない方々にも
温かく受け入れられ、1曲目に新曲の
「トラビス」を持ってくる試みも成功した。
アメリカくらい広い千葉では、帰宅のプランを
慎重に練らねばならない。終電3本前くらい
に乗る算段で退陣し、結局終電ギリギリ
くらいになっていたが、そんな中東京駅の
便所で大山が出てこなくなる事件が発生。
爆睡である。「もう置いていこう、自己責任だ」
と見捨てて帰ろうとする鈴木。便所前で
なんとか大声を出して起こそうとする下深迫仁。
もうダメだ、と思ったその瞬間、誰もいなくなった
瞬間を見計らい下深迫仁が便所に特攻!
個室の上にスーパージャンプ!無事大山が
起きたが、いろいろギリギリな話ではある。





■3/7(火) 渋谷ラママ
【画竜点睛】
(w/OHIO101/スランキーサイド)

      1.山頂の人
      2 地獄ディスコ
      3.真実
      4.ヘビイダメージ
      5.トラビス
      6.Jumbo Viking
      7.仕合せ山
      8.グラインダー

スランキーサイド、OHAIO101とのスリーマン。
スランキーサイドといえば、中期ダムダム団では
本当によくお世話になった方々である。そもそも
大山はスランキーサイドの熱烈ファンであり、
そのバーターとしてダムダム団も見られており、
結果後期ダムダム団に加入するという流れで、
スランキーサイドなくしては今のダムダム団は
ないのである。高崎でライブをした後メンバー
に捨て置かれ大山と一緒に漫画喫茶にいき
「ザ・シェフを全巻読破するぞ」と意気込み
入店したことも今となっては良い思い出である。
(1巻の2ページ目で寝た)。
ラママは大山が加入した1回目のライブで
演奏して以来になる。その時はまだ山田が
おらず、弦楽器は下深迫仁が一手に引き受ける
状態だったが、特にベースっぽい音を出す
わけでもなく「ただギターの音を大きくする」という
知能低めの対策でなんとかしていた(後日
振り返ると、なんとかなってはいなかった)。
OHAIO101はかなり昔に一度対バンをしているが、
割とクオリティ低めの演奏をしていた当時の
ダムダム団としてはあまり誇れるような歴史でもない。
現在のオハイオのドラムはクハラカズユキ氏であり、
青春時代にミッシェルガンエレファントを聞きまくっていた
山田と鈴木はスーパー浮足立っていた。いまここで、
改めてオハイオと対バンし、ダムダム団の歴史を
更新する・・・。そしてクハラさんと写真を撮ってもらう
・・・。そんな野望を秘めてダムダム団は
ステージに上がった。様々な角度からの歴史
をまとめて今の自分達で昇華させる、
そんな思いをもって1曲目は「山頂の人」を
選んだ。1曲の中に5曲分くらいのアイデアを詰め込
んだ、「ロックミュータントとしてのダムダム団」を
あますところ無く表現しているこの楽曲。
20年前にリリースされ当時の演奏力の低さから
ひっそりと姿を消していったこの曲が、現メンバーの
演奏力によってこういった大事なライブの1曲目に
なったことは非常に感慨深い。1曲目の熱を
そのままキープし、最後まで駆け抜けたダムダム団。
ドラムダイブを禁じられた鈴木は新しい技
「新・3段式グレートフォール」を開発していた。
山田はリハーサル時に低音があまり出ず悩んでいたが、
ベースアンプに「低音」というボタンがあって、
それを押したら解決した(?)。
そしてライブ後にクハラ氏と写真を撮ってもらうキッズ
2名。お褒めの言葉もいただき感無量。
打ち上げではスランキーナベジ氏が、鳥貴族なのに
「魚を食べたい」と言い出したので、塩昆布のサラダを
渡しておいた。








■3/4(土) 三軒茶屋ヘブンスドア
【BUTCH KILL !】
(w/バイドク/GOLGO BUTCH/code/
サンダーバード59/food:きしぱん他)

      1.山頂の人
      2 デンジャラスアンド迷惑
      3.グラインダー
      4.トラビス
      5.ヘビイダメージ
      6.仕合せ山

ダムダム団はレコーディングをした。開始前に
鈴木が機材を電車に置き忘れるという
ミラクルを起こしスタジオのペダルで演奏する等
鈴木の老化に関連する問題はいくつか
あったがレコーディング自体はほぼワンテイクで
終了した。その甲斐あってか何か演奏が
ワンランクアップグレードした感じがする。
ライブ当日も良い予感で満ち溢れており、
リハーサルが終わった後は山田の生活
の質が上がってきていることについてしみ
じみと語った。ダムダム団加入前は
なにかにつけて体調が悪くなり生活の質が
しばしば下がっていたようだが、ダムダム団加入後
は右肩上がりに良くなっているという。
「次はダイエットだ」となっており、鈴木は
「まずは食生活にブロッコリーを導入すると
よい」と熱心にアドバイスをした。普段
ツイッターに上がっている山田の食生活
には圧倒的に野菜が足りないが、野菜の
よさを山田が感じるには冷凍でいいので
ブロッコリーを導入することだと鈴木は
常に思っていた。これまでも何回か
野菜を食生活に導入することを
山田へ指導しながらも日々の忙しさ
に流されて断念しているところを
見ているため、今回どうなるかはわからないが、
それでもダムダム団の生活指導として鈴木は
山田へ野菜の良さを伝え続けるのだった。
ライブは1〜5曲目まで連続でやって、
「5曲連続でやるという事は、5曲連続
でやったということです」という謎の余韻が
残るMCからの「仕合せ山」で無事終了。
なぜか下深迫仁がよくわからない間違え
かたをしており、「新アレンジ」かと
勘違いされるぐらいだったが、レコーディング
を経たダムダム団の演奏はそれを軽く
凌駕した。後日、山田のツイッターには
いつもの弁当にブロッコリーが仲間入り
している写真がアップロードされており、
鈴木はにっこり微笑んだという。





■2/22(水) 西荻窪PitBar
【ドラゴン岩村&じゅんじゅん共同企画 】

(w/ドラゴン岩村/GOOD DREAM/VROOM/スケベ兄弟
ライブペイント:白黒灰脂)

      1.ヘビイダメージ
      2 トラビス
      3.真実
      4.山頂の人
      5.抗いて、狩猟へ
      6.ロンサムビリー

直前の練習で下深迫仁が謎のギターを持ってくる。
ネットで10万円したという。「持ってくる前に音出ししたのか」と
鋭い眼光で詰める山田。「してないっス(だがいい音するから
大丈夫)」と根拠のない自信に満ちた笑顔を見せる下深迫仁。
しかしスタジオのアンプの不調と、新しいギターの扱いが
よくわからない下深迫仁の組み合わせで、「2つある
ギターアンプ両方とも音が半分くらい出ない」という事象が
巻き起こり、曲を進めるたびに下深迫仁が泣きそうに
なっていた。結局ギターはスタジオのものをレンタル。
アンプは山田が使っているJCに同時接続する
格好で練習を続行。遅れを取り戻そうといつもより
アクションを多めにする下深迫仁が鈍く光り輝いていた。
ライブ当日には「いつものレスポールを持ってくる」と
宣言していたが、なんかケースがいつもと違う。
まさか・・・・まさか・・・と彼を問い詰めたが「いやいや
いやいや」と謎の笑顔を見せてはっきりと言い切らない。
まさか・・・まさか・・・。(普通にレスポールだった。
なんなのか)。
ライブは、出順が一番目という事で気合を入れてドカンと
やるために、ライブ用に作成されたPVのオマージュで、
ドラゴン岩村を鈴木がドロップキックするバージョンの
「ヘビイダメージ」から開始。ダイブし、ものすごい
スピードでドラゴンに襲い掛かる鈴木!
ひと盛り上がりした後、ドラゴンにちなみドラゴンボールの
話をMCに設定。「グッドドリームの石原氏が
クリリンに似ている」ということを奥ゆかしい表現で話したら
まったく伝わらず、、音質重視のドラムプレイを指向したが
ゆえにフォームがこじんまりとした事も含めて「鈴木の
元気がなかった」と言われていたが、それ以外はよかった。
下深迫仁が練習での遅れをまだ取り戻そうとしており、
凄くハッスルしていたのもよかった。
そんな彼は三鷹在住。高円寺でVROOMと鈴木と一緒に
深夜まで酒を飲んだが、高円寺住みの鈴木が2時くらいに
帰宅し取り残されたそうだ。




■1/29(日) 心斎橋火影
【くま×左京企画【鬼哭啾々】】
(w/ノラ一味/左京めぐみ/クロメ/
キムラ亮/ELECTRIC MAMA/food:熱血どんぶりババア)


      1.地獄ディスコ
      2 グラインダー
      3.Jumbo Viking
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.仕合せ山
      6.ヘビイダメージ

ノラ一味くま氏と左京めぐみ女史の企画に呼ばれ大阪
にてライブ。現メンバーでの大阪遠征は初めてであり、
最後に行ったのは2007年。鈴木が「財布を無くした」
と騒ぎ結局自分のカバンの中にあって土下座した件と
鈴木がノンアルコールビールを飲んだらなぜか酔っぱらっ
ちゃって演奏を失敗した件で幕を閉じているためここは
16年ぶりのリベンジと行きたいところだ。
大山は今回のライブを軸に、1週間前に福岡入りして
各地のライブハウスで毎日ソロ活動を行いだんだん
北上し、ライブ当日に大阪で他メンバーと合流するという。
ライブをするだけならまだしも各地で酒を飲みまくることが
想定されており、コンディションに関する不安、「そもそも
生きて合流できるのか」という根本的な問題があった。
とりあえず残された3人にできることは祈ることとグループライン
で生存確認し続けることだったが、大山出発の前日夜は
練習だったので2軒目まで飲みに行ってしまい、一番館で
「メニューの食べ物全部注文したらいくらになる」とか
計算して遊んでたら0時を回っていた。とりえあず朝、
空港に着いた連絡があり安心する。その日は夜に
なるとピタッと大山の反応がなくなり、これはライブを
やって酒を飲んでいるので当然と言えば当然だが、
鈴木は不安になり「大山がライブに来ない」という
夢を見たという。2日目からは夜は音信不通になることを
前提として生存確認を続けた。
全裸起床凍死寸前が2回あったが、お得意の路上寝は
しなかったようで、ライブ当日まで無事たどり着いた。
鈴木山田下深迫仁は車で一路大阪へ。渋滞もなく
順調に現地に到着し大山と火影で合流。不安視
されていたコンディションに関してもなぜかむしろ調子が
よくなっており、若干の涸れがナチュラルなディストーション
として作用しつつ、本来の機能はまったく失われていない
というバケモノっぷりを見せつけた。遠征に備え物販も作成し、
ポップも新調。アー写をふんだんにあしらったそれは、
クロメ含め東京勢には見慣れたものだったが、ダムダム団の
アー写の意味がわからない大阪勢に混乱を与えていた。
イベントはスタートした瞬間から超盛り上がっており、主催の
人徳とブッキングセンスを感じる。よくわからないが
ダムダム団も歓迎されているようで、ここはがんばるしかない。
1曲目はブッキングが決まった半年前から決めていた。
「地獄ディスコ」である。ロック界のエアポケットとしての
ダムダム団が20年磨き続けてきた伝家の宝刀で大阪のフ
ロアを一気に沸かせる。今回のセットリストは最近のグルーブ
ナンバーをあえて外し、現メンバーになった当初の感
じにした。まだダムダム団のことが伝わっていない大阪では、
いったん3年前くらいの感じを見ていただきたい、
という趣旨である。メンバーそれぞれの気合、ここ
最近の男性陣の技術向上、北上してきた大山のストーリー
が噛み合い、直近でもベストと言える演奏ができたように
思える。観客も大変ダムダムしており、それが
相乗効果となり、螺旋状に盛り上がっていく火影。
ラスト「ヘビイダメージ」で鈴木は感無量のダイブ、
いつもより少しだけ高く、遠くまで飛んだ。
物販も実によく売れ、かつて大阪に残してきた悲しみは
全て回収できた。調子に乗った鈴木はトリのクロメで最前列
鑑賞をし、アヤさんに謎のハンドサインを出しまくり
オフマイクでキレられていた。







■1/7(土) 吉祥寺ブラックアンドブルー
【東京ロック大裁判 2023 〜武蔵野地裁〜 】
(w/立石メルローズ/マヤ/ダムダム団/ジカセイスモウキーズ
/郛/グレート義太夫/中村アリー/ザズエイラーズ
/ウエクサユウジバンド/maya.)


      1.山頂の人
      2 グラインダー
      3.トラビス
      4.地獄ディスコ
      5.真実
      6.ロンサムビリー

これまで縁のなかった吉祥寺ブラックアンドブルーに出演。
「狭い」というイメージがあったブラックアンドブルーだが、
ワッツアップとか水族館とか激ナローなライブハウスを
経験したせいか、意外と広かった。
ついに鈴木の風邪が回復の兆しを見せ、ズボン二重履き
ではない彼が目撃されている。
全体的な面子も通常の対バン傾向である「爆音・裸・ジョンケール」
みたいな感じではなく、ロックの良心が集まったような一日で、
大変暖かい空気が流れていた。「こういう日のダムダム団は意外と
ウケる」という事をなんとなくわかっていた鈴木はいい予感に
満ち溢れていたという。実際、ダムダム団の演奏は非常に歓迎され、
大変交流が深まる結果となった。「風邪をひいてOS1を1日10本飲んだ
(3本以上はダメなのに)」というMCも爆笑をさらったが、普通に腎臓を
心配されていた。
新曲の「トラビス」はもともとベースのリフから粛々と始まる曲だったが、
山田は低音ギターなのでイントロの激しさが増し、より躍動感のある
楽曲に仕上がりつつある。来年は「トラビス」を中心に組み立てていこう。
締めはブラックアンドブルーの隣にくら寿司があるので突入。
「ミニフライドチキンみたいのにアナゴ用のあまだれをかけるとうまい」
等の小発見をしつつ、「子供のころに好きだったネタは何か」という
話で盛り上がる。)鈴木は「納豆巻き」、山田は「たまご」、
大山は「かんぴょう巻き」と、生魚耐性が低い
子供らしいネタを発表する中、下深迫仁だけ「赤貝」という
ド渋のチョイスでぶっちぎっていた。さすがである。


2022年================


■12/31(土) 三軒茶屋ヘブンスドア
【Fucking girls Count Down ~all night~ 2022-2023】

(w/チヨコメイト/砂上の楼閣/AINAKANNA/極楽ドルチェ
/美里ウィンチェスター/丸橋ミケ/クロメ/ヒゲと味噌汁
/デッドバンビーズ/堕天使Project/
/Ns.aoi(あなたを追っていたら知らない場所に来た)
/miyushiiiii/土萌まりな with スマイルアカデミー)


      1.グラインダー
      2.Jumbo Viking
      3.抗いて、狩猟へ.
      4.真実
      5.山頂の人
      6.ヘビイダメージ


鈴木はまだ風邪をひいていた。少しずつ治りつつあるも、
基本長引くスタイルの喉風邪に苦しみながら、「背筋を
伸ばすと苦しくない」「ゲームをして気を紛らわせると咳が出ない」
という発見をし、「いい姿勢でゲームをずっとするおじさん」が
高円寺に爆誕していた。
当日はオールナイトイベントでリハーサルなしの順次集合する形式。
山田は猫の調子が悪く、遅めに来てすぐ帰るスタイル。
大山はソロライブがダブルヘッダーであり、こちらも終わったら
次に行ってしまう。鈴木は朝までやりまくってクロメのギスケ氏等を
自宅に拉致してマリオパーティをやるという計画を立てていたが、
この体調ではむべなるかな。下深迫仁は意外と人見知りなので、
「メンバーがだれもいないなら帰る」と腰引け発言。
なので、ダムダム団がこの人に全員で集まったのは、
都合1時間くらいだった。通常リハーサル等で持ち寄りお惣菜を
食べつつ大山の滅茶苦茶なプライベートエピソードを聞き、
バイブスを上げながらコンディションを微調整していくのが
ダムダム団のやり方であり、仲の悪い漫才師みたいな集まり方は
珍しい。だが、ここまでの積み重ねは確実にバンドの足元を固め、
どんなコンディションであれ自分たちの本領を発揮できる
実力を備えるまでに至った。鈴木は、朦朧とする意識の中、
久しぶりにバンドの音が自分の体内に入り込んで一体化
する間隔を味わったという。少しだけ感動しながら、本日の
ライブも大団円を迎えた。
前述のとおり大山と山田は早めに退場。鈴木と下深迫仁は
終電で 帰宅したが、ちょうど日付が変わる時間帯であり、
「ハシヤスメアツコの「ア・ラ・モード」」と「Adoの「新世界」」
で両方とも「ミュージック〜」という部分がありそれは
インスパイアなのかどうか」というどうでもいい議論で
盛り上がっていたところ2023年になっていた。



■12/28(水) 三軒茶屋ヘブンスドア
【NA/DA presents chuminada vol.3】

(NA/DA/XYZAL/ダムダム団/ごのせん
neonrocks)

      1.山頂の人
      2 真実
      3.ロンサムビリー
      4.トラビス(新曲)
      5.デンジャラスアンド迷惑
      6.ヘビイダメージ

NA/DA企画に出演。鈴木が風邪をひく。
割りとキツめの感じで調子が悪くなり、生命力ゼロで
ライブ2日前の練習に登場しメンバーがどん引きしていた。
元気だけが取り柄の鈴木であるが、実は風邪を引くと
喉にきて長引くという弱点があり、たまたまライブとか
と被らなかったため今までメンバーにバレていなかった
だけである。とりあえずズボンを二枚履いて
当日のリハーサルに遅刻しながら登場。元整体師の
大山に1000円渡して1000円分の整体を受けて
コンディションを整える。暖かいものでのどを潤した
かったので「できればお湯を」を下深迫仁に飲み物を
買ってきてもらったらはちみつレモンで喉に張り付き
まくってうっすら殺意を覚えた。
山田も同居している猫の調子が悪く、ギリギリまで
猫の様子を見てから登場。だが、それぞれの事情が
あってもロックスターは約束を果たすべくステージに上がる。
1〜2曲目にグルーブナンバーを持ってくる試みや、
新曲の「トラビス」も交えつつ、「NA/DAはIQが高くて
XYZALとダムダム団はIQが低い」というMCで場を
盛り上げる。最後は死力を振り絞った「ヘビイダメージ」
で鈴木のダイブ!満身創痍のロックスターが見せる
気合の一発である。
それにしても、NA/DAのサクマさんは不思議な人だ、
と鈴木は回想する。2回目くらいに対バンした時に
CANのTシャツを着てたので、「CAN好きなんですか?
サイコーですよね」と話しかけたら「あそうですね」
みたいにスルーされて、CANが嫌いなのか鈴木が
嫌いなのかどっちかと思ったが、
3回あるうちの2回もダムダム団を呼んでいただき
ありがとうございました。「イベントありがとう」のツイートも
コレだし。




■12/21(水) 東高円寺 二万電圧
【ササノのLIMBO】
(w/NASTIE/RADIOBUG)


      1.仕合せ山
      2 ヘビイダメージ
      3.地獄ディスコ
      4.抗いて、狩猟へ
      5.山頂の人
      6.グラインダー


ササノ氏の企画に出演。「LIMBO」という
二万電圧が提供しているフロアライブのシリーズで、
アンプやドラムセットの配置を好きに決めていい
というおもしろイベントである。他の人たちと
違うことがしたい病の鈴木はこのブッキングが決まって
からずっと楽器の配置を考えており、その結果、
ドラムはど真ん中に配置、山田と下深迫仁は
対角線上の角に配置。大山は入口すぐのところで
入口に背を向けて配置。「入口に観客を貯めない
導線を作り、鈴木ををみんなで囲む」という
コンセプトでオリジナリティが高いセッティングを
考案した。ササノ氏が料理上手で長芋とエリンギの
バター醤油炒めを作ってきていたので、鈴木も
対抗してコールスローのナンプラー味を持ち込んだ。
今回謎の方からチケットの予約があったが、
なんとドイツからのお客様。Youtubeを見て
来たという。ラストの曲は「ロンサムビリー」の
予定だったが、急遽Youtubeに上がっている
「グラインダー」に差し換えて演奏。アンドレが
喜んでいた。フロアライブで特殊セッティング
なので、モニタリング環境としてはかなり
難しい状態だったが、山田はちょうど視覚的に
全てが見える位置にいて問題なく、
鈴木と下深迫仁は普段から他の音をあまり
聞いていないので問題なかった。
あと、鈴木が割と速めにシンバルで手を切って、
見た感じ左手が真っ赤に染まるくらいやっていたので、
流血に慣れているはずのアンダーグランドの
各種皆さんから心配されていたが、なんか
特に問題なかった。





■12/16(金) 両国サンライズ
【滑稽のドアのレコ発『超株主総壊』】
(w/ampcharwar/strange world's end/滑稽のドア)

      1.ロンサムビリー
      2 デンジャラスアンド迷惑
      3.山頂の人
      4.ヘビイダメージ
      5.真実
      6.グラインダー

滑稽のドアレコ発に出演。それに先駆けて「ダムダム
忘年会」が鈴木宅で執り行われた。持ち寄りの
料理による年に一度の食の祭典だが、今年は特に
すごかった。レバーペースト、たらこと白滝の煮物、
アンキモ、牡蠣の豚肉巻きが一堂に会し健康な人でも
1日で痛風になるのではないだろうか。
貯めたプリン対を発散すべく両国に向かったダムダム団は
打ち上げが「安々」で行われることに狂喜する。
タッチパネル、ビール290円、カルビ290円・・・最高だ。
打ち上げに至るまでの段取りを滑稽のドアミケラ氏に
アドバイスし、第2候補の鳥貴族にならないように
メンバーが陽動する等、安々に向けて暗躍するダムダム団。
それとは別にライブもがんばった。出順が1番目だったので
じわじわ行くセットリストも検討したが、対バンの様子を
考えても振り切った方がいいだろう、ということで攻撃的
なセットリストで場を盛り上げた。ライブの直前に
「スマホを失くして見つける」を3回繰り返した鈴木は
真顔で山田から「ボケジジイ」と言われており、それを
MCで喋ったら反応が薄かったので、「2回目の
MCの時にもう一度同じことを喋る」というボケジジイが
ボケジジイを内包する演出をした。時空を切り裂く
鈴木のMC!ラストの「グラインダ」ー!速やかな移動による
怒涛の打ち上げ@安々!山田の大盛ライス!
鈴木の目つぶりビール連打買い!
アンプチャーワーが対バンだったので下深迫仁が
テツさんに誘拐されて朝まで行くかと思ったら
「明日早いので」とテツさんが帰って行った。

■12/2(金) 三軒茶屋HEAVEN’S DOOR
【おえつさんといっしょ vol.1】

(W/砂上の楼閣/エヌ(gloptin 嗚咽民 原田仁)
SPEARMEN/道太郎)
FOOD: 松浦勇次(カラス79)
DJ:コイデリョー

      1.地獄ディスコ
      2 仕合せ山
      3. Jumbo Viking
      4.グラインダー
      5.山頂の人
      6.真実


砂上の楼閣とヘブンス企画に出演。12月にライブを
しすぎて山田がリハーサルに来れなくなった。3人で
やるリハーサルはもの寂しく、15分くらいやってさっさと
切り上げた。山田は前回の練習でも体調が悪く、路上で
刺身を食べられないくらい元気がなかったので
やや心配だったが、たっぷり休養を取ったようで、
割と元気に登場。フードで松浦さんが「マッケンチーズを
作る」と事前に宣言しており、最近マッケンチーズに
出会った鈴木は興奮しきり。マッケンチーズは
ゆでたマカロニにチーズソースをかけるだけの雑な食べ物で、
ライブハウスで酒と一緒にやるには最適なやつだ。
松浦さんの作るそれはベーコンと玉ねぎを炒め
牛乳とバターを加えたアップグレードエディションで、
鈴木がマッケンチーズを作っている松浦さんの
前で騒いでいると砂上の楼閣の方たちも興味を
持ち出し、最終的に全員が「うまい」と言い合う
和やかな空間ができていた。あと鈴木が一瞬
「マッケン鈴木」と呼ばれていた。
鈴木と下深迫仁は近所のカルディに行き、
マッケンチーズにかけるオプションを購入。
ハリッサとガーリックチップという布陣で迎え撃つ。
これで本番はばっちりだ(?)。
実際本番はばっちりだった。山田がいないリハーサル
の寂しさが逆に反動となりメンバーのグルーブを
生み出し、マッケンチーズに関するMCもよくうけた。
ダムダム団の終演後、マッケンチーズが大層売れた
そうだ。セットリストも対バンに合わせ、2曲目に
「仕合せ山」を配置し、ラスト2曲も速い曲をやらない
重めのセットリストが功を奏したように思える。
演奏終了後に団員が鈴木に近づいてきて「めっちゃうまい
です!」と言ってきた。鈴木は最近ドラムの練習
をよくしているので「やっぱり練習すると伝わるんだな」
と思ったが0.5秒後にマッケンチーズのことを言っている
と気づいてヘブンスの暗闇の中赤面した。



10/31(月) 新宿WildSideTokyo
【meDag. presents...
“different from usual” HALLOWEEN
meDag. & MONQ split CD [ meNQ=MODag. ]
Release Party】
(W/精神霊園/leroy/MONQ/meDag./
Food...安かろううまかろう亭)

      1.仕合せ山
      2 ロンサムビリー
      3.山頂の人
      4.ヘビイダメージ
      5.地獄ディスコ
      6.デンジャラスアンド迷惑

メダーとMONQのハロウィンイベントに出演。ワイルドサイドに
ついたら黙々と機材を組み立てている方がいた。精神霊園の
山田さんである。リハーサルに1時間かかるらしい。凄いことだ。
本日はメダーがドリンクを100杯おごってくれるという大盤振る舞い
で、「ダムダム団で半分無くなるね」等不遜なことを言っており、
立場をわきまえながら飲むことを誓った。1番目は精神霊園。
セッティングに1時間かかるのも納得の豪奢なステージングと
ブラックメタルコアが炸裂。その小林幸子感はまさにハロウィン
と言える。そのあとにダムダム団ということで、鈴木もハロウィン
に準じた仮装を敢行。鈴木シャツを二枚重ねで着た状態で
登場し「鈴木のコスプレ」と宣言。二枚重ねに気づいておらず
「またこいつは訳のわからないことを言っているな」と嘲笑している
観客を前に「仕合せ山」の途中、「ライジングサン鈴木」を
決めた後におもむろに鈴木シャツを脱ぐ鈴木。
その下から現れるもう一枚の鈴木シャツ!観客の興奮は
一気に頂点に達した。途中MCで再び鈴木シャツを着なおして、
「ヘビイダメージ」の時にもう一度脱ぐという多重構成で
大サービスだった。
演奏が終わり楽屋に戻ると大山が「ハロウィンだから」と言って
チャイナ服に着替だし、わかるようなわからないような。
精神霊園の山田さんはまだ機材を片付けていた。
大変である。
メダーが酒をおごってくれたので立場をわきまえながら
ガンガン酒を飲むダムダム団。久しぶりに鈴木は記憶を
失った。イベント終了後の打ち上げで薄れゆく意識の
中、鈴木の目はまだ片付けをしている精神霊園の山田さん
を捉えていた。




■10/28(金) 四谷アウトブレイク
【ロックンロールサービス・トライアド vs カラス79 presents
「ロックンロールくらい好きにやらせてよ。」vol.4】

(W/ロックンロールサービス・トライアド/カラス79/幽霊会社みちづれ/
SUPER ROCK BROS.(from The Lily Stones)/LIVE PAINTING:白黒灰脂)

      1.山頂の人
      2 グラインダー
      3.真実
      4.地獄ディスコ
      5.抗いて、狩猟へ
      6.ロンサムビリー

年に1回のロックンロールサービス・トライアドとカラス79の企画に出演。
毎年思うが、両方のドラムをやっている原さんが凄い労働力で大変
だと思う。今年は加えてチリビーンズを作っており酷使されすぎだと思った。
大山から「おでんみたいなものをもっていく」と連絡が入る。おでんと
チリビーンズ。パラダイスだ。最近大山が躁状態で料理に凝っており、
おでんを袋に詰めていたらリハーサルに遅刻するという謎のムーブ
を発動していた。結果的に大山のいないステージ上、残り3人で
たっぷり曲をやり、山田から鈴木と下深迫仁が指導を受けるという
充実した(?)リハーサルになった。最後の5分で大山が登場し、
「真実」の最後の歌部分からやりだすというスター性は凄かったが
おでんを詰めて遅刻は勘弁していただきたい。さらに大山は
岩谷テンホーのコンビニ漫画なぜか持っており、
おでんの横にあしらえていた。躁の方向性がよくわからない。
リハーサルの山田の指導は実に的確であり、鈴木と下深迫仁は
「言われないと気付かないが言われるとできる」という能力の
持ち主なので、それを存分に活かして本番はしっかりやった。
「原さんが酷使されている」というMCもフリとオチがしっかり
聞いており割と盛り上がった。なおこの日から「山頂の人」の
ギターソロが変わっており、なにか下深迫仁が「アンダーワールドの
"カウガール"みたいなやつをやりたい」といってテクノシーケンス
的なフレーズを持ってきた。気持ちは分かるが全くできていないので
却下しようと思ったが鈴木もアンダーワールドが好きなので
成長を見守ることにした。
最後に原さんが作ったチリビーンズが若干残ったので、なぜか
持っていたタッパにしっかり詰める鈴木。翌日納豆とタバスコを
足して楽しんだ。下深迫仁は入れ物がなかったのでコンビニの
ビニール袋に直に入れて持ち帰っていた。




■10/13(木) 横浜サムズアップ
【ガレージロック少年団の冒険】
(W/ガレージロック少年団/井垣宏章)

      1.山頂の人
      2 ヘビイダメージ
      3.抗いて、狩猟へ
      4.真実
      5.Jumbo Viking
      6.ロンサムビリー
      7.デンジャラスアンド迷惑
      8.仕合せ山

ガレージロック少年団の誘致により現場メンバーで2回の横浜上陸。
スリーマンで、初見のライブハウス、下調べをすると我々の次の日は
大槻ケンヂが演奏するそうで・・・・。軽く混乱しながら電車に
揺られていた鈴木はダムダム団のグループラインに投下された
下深迫仁からのメッセージで覚醒する。それは、
横浜駅からサムズアップに移動する間にあるスーパーで
寿司と刺身が半額になっている写真だった。何枚かの写真から
今選ぶべき盛り合わせを下深迫仁に指示。無事ミッションは
完了した。「終わったら楽屋で刺身だな」と思って会場入り
したところ、サムズアップは外国のダイナーを模したような
豪奢な空間であり、横に広く、全員着席で見るスタイルの
大人空間だった。なるほど次の日に大槻ケンヂがやるわけで、
「終わったら刺身だな」ではないのであった。
リハーサルは、サムズアップの特殊な横広構造と山田のAC
アダプタ忘れによりピンチが訪れたが、サムズアップスタッフの方の
寛大な心により全て大丈夫になった。演奏もいつもと違った
音質でソリッドさが際立ったものになったようだ。初見の方も
多かったので、初対面用のMCを考えてきたらばっちりだった。
これに関しては使いまわして行きたい。
演奏が終わり「終わったら刺身だな」を無理やり敢行しようとしたが、
交流したりサムズアップ謹製「人面と同じ大きさのフィッシュアンド
チップス」を食べたりしているうちに帰りの時間になってしまい、
しょうがないので終電の時間を気にしながら路上で刺身を
食べた。時間制限のある中、寒空の下食べても旨いほど、
良い刺身。鈴木のセンスは音楽以外のところで発揮されている。



■9/24(土) 三軒茶屋ヘブンスドア
【opposition to pops】
(w/砂上の楼閣/9000SONICS/クロメ/酩酊麻痺)

      1.山頂の人
      2 グラインダー
      3.真実
      4.抗いて、狩猟へ
      5.仕合せ山
      6.ヘビイダメージ


先月に続いて2日連続ライブ。雨が降ったりやんだりしていたが、
入りのタイミングでは晴れていた。「ちょっと買い物に」と外に出たら
豪雨。気温も高くアマゾンさながらの三軒茶屋。雨漏りも結構しており、
ステージ上のギターアンプがどんどん端っこに追いやられていた。
最近おなじみのクロメや9000SONICSと交流しつつ本番を待つ。
鈴木は家にある殻付きアーモンドとピスタチオをもってきており、
これを本番前に全部向いてしまおう(メンバーの力で)という
策略があり、実際にやろうとしたところ山田は昨日のモッシュで
手をケガしてできなかった。そして他の2人はいなくなっており
鈴木は一人で孤独に殻を剥いていた。一人で20個くらいやり
全然減らないことと、剥いた後のナッツ類のボリュームの少なさに
絶望していたが大山が戻ってきて参戦。下深迫仁が来ないので
「あいつ逃げたな」と言いながら残り30個くらいのところで下深迫仁が
来た。3人でやると早い。このエピソードをMCで話したところ大ウケ。
1曲目「山頂の人」の始まりを、オシャレなアレンジで決めたせいもあり、
割といいライブになったと思う。MCに関しては、内容ではなく
天龍源一郎みたいな意味で受けていた、という説もあるため、
ちょっと鈴木は活舌の練習をした方がいい。
1か月の間に3回もクロメと対バンしてしまったダムダム団。
今日の我々は4番目で、トリはクロメだった。
自分たちの出順が終わり2daysのプレッシャーから
解放され、クロメでヘッドバンキングをする大山、調子に乗ってXジャンプを
する鈴木!クロメ終演後、フロアが「アンコール」に沸き立つ!
「アンコール」の節でクロメの曲目を「や〜まざき!
や〜まざき!」と連呼する鈴木!隣で苦笑するマリオさん!
...そして響き渡るギスケ氏の「山崎」宣言!
フロアは再び熱狂の渦へ包まれていった(ダムダム団のライブ日誌です)。





■9/23(金・祝) 渋谷RUBYROOM1
【THE OGIKIZ 1stFull Albumリリースパーティー day1】
(w/おまえ/chuck!!/GOOD DREAM/Rip Van Winkle/ジエアントルメ(新潟)
THE OGIKIZ)

      1.地獄ディスコ
      2 真実
      3.ロンサムビリー
      4.Jumbo Viking
      5.ヘビイダメージ

THE OGIKIZ企画に出演。ルビールームは初めてのライブハウスで、
すぐ近くに最近ホットな回転寿司屋「魚べい」があるのを鈴木は
チェックしていた。なにかするべきか・・・・・熟考する中、大山が
近づいてきて「近くにお寿司屋さんありますよ、持ち帰りやってる」
と言ってきた。これがダムダム団のバイブスである。ということでリハ終わり
魚べいで持ち帰りの寿司を購入し、オープン前のルビールームで
みんなに笑われながら寿司を食べるダムダム団。しかしオープンまで
間もない中素早く寿司を平らげ、片付けを含めてオープンに
間に合わせる我々を見て戦慄すら覚えた方もいたようだ。
実際、奇麗にテーブルを拭く下深迫仁、醤油が足りなくなっているのに
ケチって次の袋を出さない鈴木へ、「醤油ビシャ漬けが好きな大山
のことを考えるように」と諭して醤油を一袋開けさせる山田、
どう考えても多すぎる醤油をたっぷりマグロの両面につけて漬け
マグロ寿司として昇華させ、ゴミ問題も解決する大山と、
そのチームワークは尋常ではなかった。
ライブはルビールームの特色か自分のバスドラムの音が全く聞こえない
現象に苦しんだうえ、スネアがスタンドにはまっておらずずっと足で
スネアを支え続けながら何とか演奏する鈴木を、寿司食いと同様に
チームワークで支えるものになった。
フロアを温めるDJ含め全ての演者が素晴らしく、交流も深まり、
トリのオジキズではそこに集まった者たちすべてのバイブスが大爆発。
モッシュに大山が巻き込まれていっており若干の死の危険があったが、
ふと見ると山田が出来たモッシュの渦に突っ込んでいっており、
大モッシュをしていた。山田さん・・・・?。



9/3(土) 四谷アウトブレイク
【じゅんじゅん生誕大宴会〜33歳ゾロ目だよ!全員集合★】
(w/にゃんにゃんブーメラン/meDag./オカダヨシヨシ/山村茜/砂漠のバレリーナ
ソニックユータ/ヒゲと味噌汁/教祖仮面/桑原駄々/代官山パンク日和
ケンカオイル/マツオカ(RIRIRI)/初咲里奈/熱海雄一/なんちゃらアイドル
桑原駄々/西山正規/パンドラドンパ/ドラゴン岩村/サワレレ/
ズッキーニ直人とオナニーキッズ /じゅんじゅん)

      1.仕合せ山
      2 ロンサムビリー
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.山頂の人
      5.グラインダー

毎年恒例大山の生誕祭。去年は規制がきつく終了時間の制限や
禁酒があったが、今年はそれがなく全面的に宴会だった。
今年もいつも通りである予感をひしひしと予感していた鈴木は、
会場入りして即ドラゴン岩村が「ピャー」という音を出し、大山が
こぼした酒を床にはいつくばってすすっている姿を見て「今年も
いつも通りだな」と喜びに浸っていた。
オープン(朝11時)から参戦してすでにグロッキーになっている
初老のダムダム団員を目撃したり、サワレレ女史が作った焼きそばを
買ったら下に野菜の水が溜まっていたが、なんかソース味の
ラーメンみたいでうまかったりしながら本番を待つ。
本番は例年通りステージ下から大山を煽ってイントロで彼女を
壇上に上げるドラマチックスタイルでの「仕合せ山」。
ただし今年の煽りは例年とは少し違う、彼女が不在だったライブが
寂しかったこと、我々は4人でダムダム団であること、
そういったことを伝えて彼女に登壇してもらった。
いつもふざけるダムダム団にしては真面目なやり方をしたらわり
と感動的なステージになった。某氏は終わった後に「これ以上話すと
泣いてしまう」と感想を言いながら去っていった。
最後から2番目に「山頂の人」を持ってくるチャレンジも、
しっかりと今年の成果として披露できたように思える。
鈴木が「仕合せ山」の一発目のシンバルを叩く際に
そのスピードでハイハットを指でたたいてしまい「折れたか」
と思ったが折れてなかったので良しとしよう。
ところでヒゲと味噌汁が楽屋でライブの打ち合わせをしているところ
を目撃した鈴木はヘルプのベースの方を見て「世の中には
こういう感じの女性もいるんだな」と顔面のインパクトに打ち震えて
いたが、女装した中出し少年のうえりん氏だった。



■8/28(日) 東高円寺二万電圧
【GRAY ZONE】
(W/.ヒミツの錯乱棒/佐倉雅とかっこいいバンド/
/ゲルチュチュ/クロメ/Trans☆Doll/五臓六腑(大阪)

      1.仕合せ山
      2 グラインダー
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.地獄ディスコ
      5.ロンサムビリー

2日連続のライブ。二万電圧に来るとなぜかダムダム団が
床に食べ物を広げてストリートチルドレンみたいに間食しだす
現象があるが、リハ中の二万電圧のフロアにテーブルがない
事が原因だと気づいた。これからもダムダム団は
二万電圧にきたらストリートチルドレンみたいになるだろう。
大山が作ってきたおにぎりがうますぎて、「鈴木がちょっと多めに
あるよね」と幻覚を見て余計に食べようとしていた(人数分
しかない)。下深迫仁が「上階のまいばすけっとで売ってる寿司
はそこそこ行ける」という情報をドロップし、湧きたつダムダム団。
全員で視察に行ったところ、値段と種類にバリエーションに
とんだ寿司コーナーがあり、どれを買うか5分くらい議論して
納豆巻きとサーモンセット、中くらい値段セットの3つを買うことに
決めた。
ライブは「終わったら寿司だ」という感情と2日連続のこなれ感
も相まって、わりと完成度の高いライブになったと思うが、
「仕合せ山」の決めるところで思いっきり空振りした山田を
クロメのアヤさんに目撃されるなどあった。それでも
最近の演奏の上達とバイブスの一致は軽くそういったことを
乗り越えていった。
2日連続でクロメと対バンだったことでなにかまた少しクロメと
仲良くなった気がする。リハ中、ギスケ氏を挟んで相談する
私服のフロントマン2人を指し「採れた昆布の扱いを相談する
アバンギャルド漁師夫婦」と表現するくらいには。



■8/27(土) 四谷アウトブレイク
【OUTBREAK! MANIA 2022 10日間100組SUPER夏祭り】
(w/Very Ape/バイドク/インモラリスターR/クロメ/Hello1103/
性闘士☆準矢/滑稽のドア/たたらの目/TYTW/
衣類絵描き: 光/フード: きしぱん)

      1.抗いて、狩猟へ
      2 ヘビイダメージ
      3.地獄ディスコ
      4.山頂の人
      5.真実


前回の大山無しのライブをそれなりに頑張って成功させた
ダムダム団。大山は自分無しでライブが行われたことにより
「もはやクビか」と思ったようだ。実際そんなことはないのであり、
大山が練習に帰還して最初に出した時の音は実に活き活き
しており、4人でやれることの喜びが音にあふれていた、と
後に鈴木は語る。練習が終わった後に道すがら鈴木の
自転車の荷台を上手に活用してきんぴらとポテチとイカの
ネギ和えを配置し、移動式ビュッフェを作る姿もまた日常が
戻ってきた喜びにあふれていた。
ライブはリハーサルなしでバンド数が多いので早めのスタート。
早すぎて出演者の顔合わせに誰も来ないので、
ライブハウスがオープンしてから顔合わせを行うという狂ったスタイルだったが、
功を奏したのか最初から人がたくさんいて盛り上がっていた。
ダムダム団の出順は性闘士☆準矢とHello1103の間ということで、
性闘士☆準矢が場を荒らすだけ荒らすのは予想されていた。
そしてHello1103はオシャレダンスなので、その間を取り持つのは
ダムダム団しかいない、という今回の興行を組んだベリーエイプの
Ape氏の目論見であり、ダムダム団はその目論見にしっかりと乗った。
オープニングはふざけるのを無しにして、鈴木山田下深迫仁による
「抗いて、狩猟へ」のオフマイク合唱。そして、その歌の後半
半分を大山に引き継ぐ、という「前回の3人だけのライブから、
大山へダムダム団の歌を返す」という思いの込めたコンセプトから
演奏開始。4人で演奏できる喜びと楽曲に対するさらに深い解釈が
演奏をまたより一段強いものにさせたのではないだろうか。
2人になったベリーエイプのことをチャゲアンド飛鳥に例えたMCも爆笑を
呼び、Ape氏の目論見通りの役割を果たしたと言える。
次の日もライブなので、飲酒はほどほどに、10杯程度で抑えた。
最後は橋の下で大山と鈴木だけになり、大山がハイパーじゅんじゅん
タイムに入りそうだったので、「巻き込まれるのは絶対に嫌だ」と
思い鈴木は大山をさっさと送り返したが、大山は普通に道で寝て
通りすがりのおじさんに何度も起こされていた。

 



■8/6(土) 鶯谷What's Up
【RIRIRI&ある日、蔵の中presents】
(w/RIRIRI/ある日、蔵の中)

      1.仕合せ山
      2 ロンサムビリー
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.抗いて、狩猟へ
      5.地獄ディスコ
      6.ヘビイダメージ
      7.ファックザコロナ

2バンド共同企画に出演。大山が体調不良からPCR検査を受けた
ところ、なんと陽性だという。必要待機日数から計算するとギリギリ
で出演できない。山田は歌がうまいし、いつも大体歌いながら演奏しているので、
山田に歌ってもらうことを考える鈴木。しかし、ダムダム団は爆音なので、
山田の歌声では心許ないのでは・・・。アコースティックバージョン
(「ヘビイダメージ」をボサノバっぽくやるとか)でやるか、あるいはトークショーに
切り替えるか検討していたが、山田は「イケる」という。
3人で練習をしてみると、山田が自らの爆音を超える歌声を出してきた。
すごい。が、一瞬で喉が枯れた。恐るべき大山の鬼声・・・。
叫ぶパートは鈴木と下深迫仁が担当し、山田は裏声を上手に活用
することによって最後まで喉がもつセットリストを考案。
当然ながら3人とも異常に疲れ、下深迫仁が疲れすぎて胃薬のことを
「イギリス」と言い間違っていた。
ワッツアップは初めてのライブハウスで、かなり特殊な構造なため
音作りに苦しむかと思いきや、割とあっさりと音が決まった。珍しく
少しだけ自分の音を下げる山田。下深迫仁も合わせて下げた。
「ドラムも音小さく叩いた方がいいのかな」と聞く鈴木。「しなくて
いいです。ほんとはダメだけど」と言う2人。よくわかってる。
鈴木はタオルを忘れたので、ちょっと離れたところにある百円ショップ
でタオルを買いに行き、ついでに、欠席の大山のモニュメントとして
サングラスを買った。そしたらタオルを忘れて絶望したがもう
イベントが始まったのでノータオルで演奏に臨むことにした。
演奏開始前にサングラスをステージ上に飾り演奏開始。3人の
ダムダム団は、陰影がありつつパワフルに怒り嘆く山田のギターボーカルを
主体に、いつもより頑張る下深迫仁と、タオルを買うのを忘れちゃった
MCで会場を爆笑に包む鈴木のバランスが織り成す不思議な激烈さを
持つバンドとして納得の演奏をお届けした。山田がメインボーカルとして
名乗りを上げてくれたことで、ダムダム団はでかい音でうるさいことを
やるバンドとしてのメンツを保った。ありがたいことである。
ライブが終わってずぶ濡れタオル忘れの鈴木に、ある日、蔵の中の
藤井女史がタオルを貸してくれた。尋常でない量の汗を吹いた後、
そのタオルを返そうとしたら「えっ返すの」という顔をされた。


■7/16(土) 新宿LOFT BAR LOUNGE
【新宿LOFT PRESENTS 『がんばっぺ!ライブハウス』VOL.2】
(w/ゲンドウミサイル/イギリス人/ホワイトルーザー/BAD ATTACK
藤村JAPAN (SEMENTOS)/三ケ田とくにお (from-いわき)
鈴木爻 (from-いわき)/褻 /春ねむり /KENNY BAKER /ヱヰ十)
【DJ】(Dr.Shingo/もっこり森本(下北沢MOSAiC / DY CUBE)/
こども(LOFT HEAVEN)/餡ころ(ex.SHELTER)/ISHIKAWA /路亜
zukasan)


      1.ロンサムビリー
      2 真実
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.ヘビイダメージ
      5.仕合せ山

二万ボルトの同期であるホワイトルーザーの柳沢氏がいつの間にか
ロフトの店長になっており、その縁故で呼ばれたイベント。奇しくも
最後にホワイトルーザーと対バンした時に一緒だったKENNY BAKERも
対バン。どちらも18年ぶりである。そういうこともあり、
しばらく封印していた「ロンサムビリー」を1曲目に配置した。
「ロンサムビリー」はダムダム団の最初期に作られた、自らの存在意義を
確立した曲である。しかしこれが2年くらい前にライブで大コケした演奏を
きっかけとして鈴木がドラムを叩けなくなってしまっていた。
原因が精神であり技術ではないことから、その封印を開放するために
精神をいったん大コケ前の状態に戻す必要があったが、意外なくらい
鈴木の精神がその時のことを引きずっており、気持ちではどうにも
ならなかったので、技術面から「ロンサムビリー」を見直すことにした。
フォームやフレーズ等を再検討しながら、毎回の練習で必ず1発目に
演奏し、自分で「75点」とか点数をつける・・。そのように2年間
の時を経て、ついに「98点」まで持ってこれた「ロンサムビリー」は、
最初期に対バンをしていてた面子の前でこそ解放されるべき、と
その時を待っていたように思える。
「久しぶり」とフロアの柳沢氏に声をかけ、空気を切り裂く「ロンサムビリー」
のイントロ!98点の演奏は、ライブの興奮と18年ぶりの感慨を乗せて
120点になった。途中でダイブした後の鈴木が客席の前に割と高めに
張られている仕切り用の赤い紐を信じられないようなギリギリの跳躍で
飛び越える。
かつてホワイトルーザーがやっていた「赤い線を越えて」というイベントに
対するオマージュである。ということで感動的な再開となったがホワイトルーザー
金子氏は子供をあやすのに時間がかかり見ていなかった。
これもまた18年の時を経て交差する人生の醍醐味だ。イベントがオールナイト
だったので、泥酔注意報が出ていたが残念ながら予報通り鈴木は
泥酔し新宿駅のホームで寝転がりメンバーに嫌がられていた。




■7/8(金) 三軒茶屋ヘブンスドア
【キヨステ×ヘブンスドア企画 Jump off the Kiyomizu stage】

(w/キヨステ/Table/断絶交流/クロメ food:きしぱん)

      1.グラインダー
      2 山頂の人
      3.真実
      4.地獄ディスコ
      5.抗いて、狩猟へ
      6.ヘビイダメージ

三軒茶屋へ向かう電車にてなぜか池尻大橋で降りてしまった鈴木。
入りの時間に間に合わない。メンバーに連絡すると山田も
遅れていて、結果的に同じ電車で三軒茶屋についた。ホームに
降りた瞬間に出会う2人。社会的には遅延でも、リズム隊として
ジャストである(?)。
リハーサルはさらっと終わり、ギターの音をユラさんに褒められる
山田。今夜はいい夜になりそうだ。大山が最近評判のヘブンス近所
の八百屋で野菜を買ってくる。ミニトマト2パック、きゅうり3本、人参
1袋で計270円と破格だ。ナチュラルに、トマトをおかずにきゅうりを食べ出す
ダムダム団。クロメのアヤさんに目撃され「どういう間食なのか」
という顔をされていた。
今回のセットリストは「アイアムノット老人」というテーマで、最初に
MCをしてあとは休憩なしで最後まで突っ走る、というかなり
パワー型のセットリストだった。こういうことをすると大体肩に力が
入って体力がなくなり2曲目くらいで終わるのだが、今のダムダム団
とその夜のバイブスはそんなセットリストを力強く送り出したと思う。
最後にダイブした鈴木はバスドラムのマイクを倒しており、また
それもご愛敬。あとはビールできしぱん女史のから揚げをやるだけだ、
と思いきや演奏終了後にPAの方がマイクを見て難しい顔をしなが
ら何かしている。壊したか。途端にビールもから揚げも味がしなくなった。
恐る恐るヘブンのユラさんに聞いてみたところ、特に鈴木のせいではない
らしい。よかった。味覚が戻った鈴木はビールと唐揚げをお代わり
しまくっていた。

■7/1(金) 大久保水族館
【ドラゴン岩村企画 熱道2 〜NOT DEAD〜】
(w/ドラゴン岩村/GOOD DREAM)

      1.ヘビイダメージ
      2 山頂の人
      3.スナイプ
      4.真実
      5.デンジャラスアンド迷惑
      6.グラインダー
      7.仕合せ山

ドラゴン岩村企画に出演。前回初出演だった
大久保水族館に割と早めの間隔で出ることになり、
この前のナローでレジェンダリーな状況を想定してハコ入りしたが、
なんか床とかステージ横の収納とかドラムのシンバルとかが
奇麗になっており、喜びながらもちょっと戸惑った。
無くなってわかるが、ナローでレジェンダリーで叩いてるうちに
遠ざかるハイハットがあるライブハウスもいいものだ(?)。
ライブは1曲目「ヘビイダメージ」の前に、ドラゴン岩村氏の
「新大陸発見」にインスパイアされたノイズセッションを執り行って
から演奏を開始した。前回のライブでは直前練習を全員で
出来ず今回はちゃんと練習したからなのか、メンバー間
におけるバイブスの一致が激しい気がする。「真実」〜
「デンジャラスアンド迷惑」の繋ぎで山田がチューニングを
変える時間が必要だが、鈴木が顔芸で場をつなぐという
新しい技を手に入れた。フロアも盛大に盛り上がり、
ラスト「仕合せ山」で無事終了・・・となるところで
大山がブレイクからの歌入りのタイミングを間違えた。
すかさず気づく山田。下深迫仁をみると彼も気づいている。
さすがのバイブス一致だ。2人は鈴木を見る。鈴木はもちろん
まったく気づいていなかった。なので弦楽器隊2人が強引に
合わせて強行突破。さすがのバイブス一致だ。
イベントが終わり、打ち上げが楽しく行われていた会場に
アブドラーザブッチャーに似ている人が現れた。その巨躯と
強いブッチャー感に下深迫仁と鈴木は慄いており、「あれは
誰だ」「誰ですかね」と口々に言いあう。下深迫仁が近くの
知らない女性にふと視線をやったところ、彼女は下深迫仁に
向かって笑顔で「ブッチャーです」と言った、ように聞こえた。
鈴木にもそう聞こえた。一足先に来た真夏の世の夢だった。



■6/7(火) 両国サンライズ
【EAST SHRINE vol,7】
(w/THE OGIKIZ/Pomodolo/Ghetto)

      1.真実
      2 ヘビイダメージ
      3.山頂の人
      4.抗いて、狩猟へ
      5.仕合せ山
      6.地獄ディスコ

直前の練習で山田が盛大に寝坊してスタジオに来なかった。
きっと仕事が変わって疲れているんだろう。ポジティブに考え鈴木が
持ってきたメロディにコードを付けて新曲を作るなどして遊んでいたが、
大山も下深迫仁も全然コードを付けられなかった。それで
鈴木が適当に弾いたららすごいいいコードがあったので、これで行こう
となったが、よく考えるとオアシスの「ワンダーウォール」だった。
新曲こうご期待!(?)
今回は1曲目を幕を閉じて開始して、徐々に幕が開きながら
「真実」の大山の語りが盛り上がりだしたところで幕が上がりきる、
という演出ほか、最後の「地獄ディスコ」の前に山田がチューニングを
下げる時間があるので、その時間を利用した鈴木と下深迫仁が
「クレイジートレイン」のイントロだけ披露する「クレイジートレイントロ」等
演出が盛りだくさんだったが、さすがにちょっと打ち合わせ不足で
「もう少し煮詰まれたな」という感があった。特に下深迫仁は
クレイジートレインのリフを割と失敗しており、対バンのGhetto鳩氏が
セッティングの時、上手にそれを弾いており「ちゃんと弾くのやめてほしいな」
とお門違いの文句を言っていた。
ライブが終わり、団員から恋愛相談をされる鈴木。どっちかというと
もうダメだと思ったので、「ダメです」とはっきり言う鈴木。帰り道
路上で、大山から「〇〇〇に〇出〇を〇〇〇たところ、ダメだよ
〇〇〇〇〇〇〇をしない」という相談をされて「知らねーよ」と思う
鈴木。この日は変な相談が多かった。



■5/20(金) 新宿Cat’s hole
【新宿化け猫大騒動 Vol.16】
(w/滅辮/24thDecember/The Eastern Monkeys/
チョコレートスラッジ/写楽/BURNING SOUL/DJ:DJz)

      1.仕合せ山
      2 スナイプ
      3.グラインダー
      4.抗いて、狩猟へ
      5.真実
      6.ヘビイダメージ

2日連続のライブは今まで避けてきたが、現メンバーで初めて
チャレンジしてみた。基本的にもう自分たちを追いこんでどうとうか
いう年齢ではないが、なんとなく「今なら大丈夫だろう」という感じが
あった。キャッツホールは初めてのライブハウスで、大久保から
歩いて行く途中で鈴木と下深迫仁が合流。下深迫仁は来たことが
あるようで、「鳥居をくぐると着く」というようなことを言っていたが、
鳥居ではなく真っ赤にさびた巨大な鉄の扉の枠だけが残っている
謎の入り口だった。どっちでも怖い。
今回はBURNING SOULとキャッツホールの共同企画で、
歴史のあるイベントとして常連バンドも多い。全体的にいかつい
感じなので若干ビビりながらリハーサル終え、なんとなく初めての
場所だと一つの場所に全員集まってくるダムダム団。
大山が近所に住んでいたこともあり近くの八百屋を見学する
事になった。鈴木はキャベツを買って物販に置いていたが、
下深迫仁はトマトを買っていきなり路上で食べだし、
さらに近くのスーパーでスイカを買って公園で食べだした。スイカを
回し食いして、バンドの絆がさらに深まった(?)ところで
本番開始。いかつい対バンに負けないように、長めにフィードバック
ノイズを流した後いきなり入る「仕合せ山」〜「スナイプ」のゴリゴリ
の流れで決める。スイカパワーなのか、MCもわりとしっかり決まり、
割とよかったのではないだろうか。
対バンのチョコレートスラッジが強烈だったのだが、楽器隊の方
がやっている破れ傘のyoutubeをみてさらに衝撃を受けた。
世の中広いな・・・。


■5/19(木) 新宿ワイルドサイドトーキョー
(w/教祖仮面 / riseAbove / それ以染に / [Food]猫エクスプレス)

      1.地獄ディスコ
      2 グラインダー.
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.山頂の人
      5.Jumbo Viking
      6.ヘビイダメージ

最近鈴木が酔っ払って風呂に入り湯舟で寝てしまう問題が
深刻化しており、バンド内で物議を醸しだした。
マジで死ぬので危ないということで、対策をみんなで考えた。
「強い酒を飲まない」「2リットルの水を買って絶対に飲み切るよう
にする」「緊張感をもって打ち上げに挑む」
「一度にウーロンハイ3杯とか買ってる鈴木を見たら取り
上げる」「ウーロンハイをウーロン茶とすり替えておく」「盗み
酒をさせない」「自分を老人と思う」等。
ちなみに「盗み酒」というのは、メンバーがコップをテーブルに
置いた隙にすかさずその酒を飲むという鈴木の特技の一つである。
今回は、ワイルドサイドトーキョースタッフまほろ女史の誕生日企画で
ワイサイ常連の知り合いも多く、団員も割と多かったため、和やかな
ムードでリハと本番を迎えた。セッションから始まる地獄ディスコ
からのセットリストは最近の進化したダムダム団の実力を
十二分にも見せつけた。特に下深迫仁が何気に
パワーアップしており、彼の「やる気があればやる」という
資質を現在のダムダム団の上り調子スパイラルが押し上げて
いるようだ。惜しむらくは、誕生日のまほろ女史に向けて
「精神的にプレイステーション5をプレゼントする」という
MCがまったく伝わらなかったことだろうか。今こうやって書いていても
何を言っているまったくのかわからない。
課題の打ち上げだが、緊張感をもって鈴木は酒に向き合った。
強い酒を飲まず、水をこまめにとり、盗み酒を禁じ・・・。
結果として、しっかり終電前に帰りすべての荷物と記憶を
自宅に持ち帰ることに成功した。風呂も問題なかった。
一方の下深迫仁は、またライブを見ないで打ち上げだけ参加した
アンプチャーワーのテツさんに連れられて3時くらいまで
阿佐ヶ谷にいたそうだ。次の日もライブなのに愚かなことである。


■5/5(木・祝) 渋谷La.mama×Nostyle×GABIGABI
【ママフェス】

(w/いろいろ)

      1.真実
      2 グラインダー
      3.山頂の人
      4.ヘビイダメージ
      5.デンジャラスアンド迷惑
     
最近忘れ物となくしものが多い鈴木だが、会場入りする直前の路上で、
素面なのにスマホを落とした。会場入りした時点では気づいて
おらず、朝9時から行われているフェスはもはや絶頂に達しておりステージ上では
中出し少年が演奏中。会場にはイカ焼きのいいにおいが漂っている
パラダイスだったが、スマホ紛失に気づいた時からその状況は反転して鈴木に
襲い掛かってくる。泣きそうになりながらスマホを探しイカくさい会場を
うろつく中爆音で響き渡る「おちんちんゴリラ」・・・・。地獄絵図である。
スマホがないので出演していたヌルオ氏を介して大山と連絡を取り、
大山のスマホを使い、Webでスマホを探す機能を駆使しながら場所を
特定していくとスマホが移動している。下深迫仁も合流し、しつこく
鈴木のスマホに発信をしながら大捜索大会が行われた結果、
落としたであろう場所に拾い主が戻してくれたようで、道の端に
鈴木のスマホがそっと置かれていた。見つかってよかった・・・・・。ということで
ダムダム団のチームワークがまた発揮されてしまったライブ前の出来事だった。
ライブ自体はドラムセットの年季の入り方が尋常じゃなかったので、
それを報告する形のMCを行ったら「機材に文句言うベテラン」みたいな
雰囲気になってしまったが、それ以外は良かった。
風の強い日だったが、そんな中「曲がり角の内角2メートルくらいだけ
無風になる」という発見をしたので、そこに身を寄せ合いライブ後の
路上飲みをしていたところ、これから出演するヒゲ味噌のユカさんが現れて、
お気に入りのせんべいの食べかけをくれて去っていった。





■4/30(土) 高円寺ショウボート
【バラナンブ 5周年ライブ】
(w/バラナンブ/swaraga/DJ hanawo)


      1.抗いて、狩猟へ
      2 真実.
      3.地獄ディスコ
      4.グラインダー
      5.Jumbo Viking
      6.山頂の人
      7.デンジャラスアンド迷惑
      8.仕合せ山
      9.ヘビイダメージ

前回のライブで鈴木が失くした物販の中に、山田が作った物販用のポップがある。
それは、その場にある段ボールを巧みに加工し、ガムテープ無し、画鋲無し、
差し込むだけで立つようになっている至高の作品で、これが作成された時期から
山田は「ジミナル・ド・ダビンチ」と呼ばれるようになっている。名匠のデビュー作を
失くしたとあって、鈴木としてはかなり深く反省し、山田に「詫びスパム」と「詫び
プロテインバー」を捧げ謝罪し再作成を依頼した。山田は快く再作成を引き受けて
くれたが、鈴木の最近の失くしっぷりについてはメンバー間でも心配される
レベルで、鈴木も「気を付けよう」と割と神妙な顔をしていた。
バラナンブの5周年ということで、最初から人がたくさんいて緊張する。いつもの
「酒飲んじゃったぜ〜うっへぃー〜」みたいな雰囲気よりはじっと見る方たちが
多く、しかも40分のロングセット、これは試される大地である・・・。
ということも勘案して最初から飛ばすのはやめて、大山のアカペラから始まる
「抗いて、狩猟へ」から「真実」へとじわじわとテンションと上げていき、「地獄ディスコ」
「グラインダー」で大爆発!という趣のセットリスト。新曲「山頂の人」も
真ん中あたりでいい味を発揮したと思う。ショウボートは15年とかそれくらいぶりだが、
音作りで苦しんだ記憶がある。しかし、今回は実にすんなり音が決まり、
いい音で楽曲の良さを伝える演奏ができたのではないだろうか。
ラストは「ヘビイダメージ」でダ鈴木がダイブし、ブレイク後、高らかに鳴り響くはずの
下深迫仁のギターの音が急に出なくなり、勘違いしたステージ担当ショウボート女史
がエンディングテーマをかけ出すハプニング発生。鈴木の「まだおわってませ〜ん」という声と
エンディングテーマが交差するカオス状態に。最終的にギターの音が出たので
そこからラストまで大爆発。ほのぼのエピソードとして片付いた。打ち上げでは
バラナンブと交流し、プロレスを見に行く、という約束をした気がする。
鈴木はバラナンブと仲良くなれて嬉しくなったのか泥酔しカラオケ中に
行方不明になり山崎さんに迷惑をかけていた。反省は?


■4/28(木) 三軒茶屋ヘブンスドア
【opposition to pops】
(w/極楽ドルチェ/AINAKANNA/田島章年+泥
ルスニサビシイヨシコサン(Kozo momokawa, アリマトシヒコ, kerikov.))

      1.地獄ディスコ
      2.ヘビイダメージ
      3.山頂の人(新曲)
      4.スナイプ
      5.デンジャラスアンド迷惑
      6.仕合せ山

大山がめちゃくちゃ髪を切った。ヘアードネーションしたらしい。
「ドネートするくらいなら男性陣に髪を与えたまえ」という冗談はさておき
ショートのボブはわりと似合っていた。山田の到着が遅れ、山田抜きで
リハーサルをしてみたが、久しぶりに山田抜きで音を出すとなんだか寂しくて
すぐやめた。やがて山田も到着し、最近元気がない大山をみんなで
励ます。テレビでみた「のりのりまさのりゲーム」が面白かったのでみんなで
やろうとする鈴木、ノリノリの下深迫仁、嫌がる女性陣。結果おじさん
二人による「のりのり〜のりのり〜のりのりまさのり〜→りんりん〜りんりん〜
りんりんごあめ」等のしょうもないやり取りが冷え切った本番前の
ヘブンスドアに響き渡った。
それはそれとして、本日は新曲「山頂の人」を初披露する日で、
旧曲の中でもかなりレアなものを鈴木が発掘してきた。前回発掘した
「スナイプ」と同様で「学生のノリでつくったけど演奏できないからすぐ
消えた」類の曲である。本局はメインリフの構造がとにかく複雑で、
リフがシンコペーションするのにドラムのリズムの区切りは常にアタマで、
キックだけがずっと裏を踏み続け、それにベースがびっちり合わせざるを得ない
「特に何も考えないで作った」代表とも言えるわけのわかんない構造
になっている。なのでわりとじっくり、ゆっくりとリフを分解しながら、
わけのわかんない構造をわけがわかるまで向き合い再構築を行った。
その結果、リフの持つエネルギーが現在のメンバーの演奏力によって
解き放たれ、大瀑布のようなイントロ興奮をもたらすことになった。
サビは歌ごと大山がリライト。このサビが大山らしく、かつダムダム団である
という白眉の出来で、この時点で勝利は確定したが、なぜか
下深迫仁がギターソロにアンダーワールドの要素を持ち込んできた。
これに関してはよくわからないがこのまま見守ることにしよう。
ということで新曲を交えたセットリストは割とビシっと決まり、全体的に
好評だった。演奏終了後片づけに来たYURAさんに「仕上がってるねぇ」
とコメントを頂く。調子に乗った鈴木は自宅近くまで正常に帰って来たが
あと一歩及ばず、高円寺で大山と団員を引き留め路上でペヤングをすすり
帰宅。謎にズボンがびしょぬれで物販も失くした。



■4/9(土) 新大久保水族館
【シン・狼大戦】
(w/人喰いチャウチャウズ/吉原悲劇/桑原駄々(バンド編成)/残響 )

      1.デンジャラスアンド迷惑
      2.真実
      3.グラインダー
      4.抗いて、狩猟へ
      5.Jumbo Viking
      6.ヘビイダメージ

人喰いチャウチャウズの狼氏企画に出演。水族館は初めてのライブ
ハウスだったが、入口ドアが普通のやつで上フロアのまいばすけっとに
いても演奏が聴けるレベルで音漏れしており、新大久保という街は
懐が深いな、と思った。いつもは下深迫仁=マーシャル/山田=ジャズコーラス
というギターアンプの棲み分けをしているが、水族館ではJC以外のアンプが
しわしわの音しか出ないことがわかった。聞けば、ほぼ出演者の持ちより
で機材が成り立っているらしい。すごいライブハウスである。
結果ジャズコーラス1台しかギターアンプがないようなものなので
窮地に立たされたが、山田のギター知識により、「ジャズコーラスの2つのチャンネル
にそれぞれのギターをつなぐ」という技が炸裂。ジャズコーラス1台で
2人の音を出すというマジックでいつものダムダム団サウンドを再現する
ことができた。また、大山の声がデカすぎることを理由に大山専用マイクが
導入されていた。
水族館はとにかくステージが狭かったので、事前の練習でも
メンバー間距離を詰めて「水族館対応フォーメーション」の予習を
しておいた。オープニングは楽屋がない&SEを流す機械が変な場所にある
ということで、人喰いチャウチャウズのヌルオ氏にOPSE流しを頼み、
OPSEが流れる中ステージ上で衣装に着替えるスペシャル演出を
敢行。サウンド的にはほぼ生音なので、実力が問われるところだが、
現在のダムダムダム団の実力により大迫力の演奏が展開できた。
セットリストではダイブする「ヘビイダメージ」を入れるか悩んだが、
ここで飛ぶことがむしろダムダム団だろう、ばっちりダイブして
最前列閲覧団員のスネに頭をぶつける鈴木。ファンサービスである。
ダイブしたらSE担当ヌルオ氏が演奏が終わったと勘違いし、
楽曲演奏中にEDSEが流れた。さらに、本当の演奏終了後に
オープニングSEが流されて異常にテンションの高いエンディングで
終了。
終電ギリギリで打ち上げから離脱し帰宅を誓った鈴木だが、
あえなくカラオケに行っており、薄れ行く意識の中朝5時に食べる
富士そばのあさりそばに春の訪れを感じていた。




■3/28(月) 両国SUNRIZE
【Moonlight Drive vol,7】
(w/たたり池袋/星ノ三兄弟/SoberBrown/リビドーと悪魔)

      1.ヘビイダメージ
      2.グラインダー
      3.Jumbo Viking
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.仕合せ山

前回のライブで衣装を泥酔紛失した鈴木。絶望の淵に
立たされていたが、なんでも取っておく貧乏性が活かされ
過去の印刷データが発掘された。また、作成当時
試し刷りしたものをずっととっておいたので、当座はそれで回避できる
ことになった。なんでも取っておくことは大体マイナスにしか
ならないが、このような形で10年に1回だけ「取っといてよかった」
と思うことがある。ACアダプターとか。
リハーサルで山田の音が出なくなり、サンライズの方と
四苦八苦している間の待ち時間に抜け目なく照明の
相談して時間を有効活用する鈴木。貧乏症がここでも
活かされた。大山が鶏むねのしっとり焼きを大量に持ってきたので、
みんなで食べると思いきや鈴木が8割がた食べ顰蹙を買っていた。
結果的に満腹で動きが緩慢になる鈴木。これは貧乏性が裏目に
出た形である。
本番では「泥酔していろいろ失くした」のくだりから「衣装も失くして
代わりの衣装がすごいしわしわ」という爆笑MCからの「ヘビイダメージ」
を狙ったが、「衣装を失くした」ということだけ言い忘れてよくわからない
感じになった。しかし、「いろいろ失くしたし捻挫もした」からの
「ヘビイダメージでダイブ→逆にめちゃくちゃ足首を使ったダンスをする」
という二重の仕掛けを施しており、そちらは成功した。
演奏はブッキング池田さんより「上手くなった」とコメントを頂けるもので、
この年齢でまだ上手くなるのはすごいが実際は鈴木と下深迫仁が
今まで真面目に練習してこなかっただけという説もある。
ライブ終わり珍しく調子が悪い大山は先に帰ったが、ライブを見てない
アンプチャーワーのテツさんが合流しなぜか高円寺でカラオケに連れて
行かれ地獄を見た。大山は本能的にこの地獄を察知していたんだろう。




■3/13(日) 東高円寺二万電圧
【GRAY ZONE】

(w/SaraGrace’s OneHotNight /クーズーズ /バイニャンズ
/Transkam/宮路三鼓)

      1.グラインダー
      2.仕合せ山
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.スナイプ
      5.真実

二万電圧のブッキングに出演。その始祖である高円寺二万ボルトは
ダムダム団が最初にライブをした場所であり、初期の思い出と出会い
がたくさん詰まった場所である。Vroomのイベントに呼ばれたのをきっかけに
もういなくなったと思ったPA若田部さんと再会したり、縁あって今回の
ブッキングにも呼ばれることになった。20年ぶりの思いを携えウキウキで
2万電圧に向かったがリハーサルは割と殺伐としていた。これが二万
ボルトだ。途中で山田の音が出なくなったり、鈴木が謎のドアを開け
ようとして「勝手に開けないでください」と注意されたり、持ってきた豆と
イカをフロアに座り手づかみで食べるストリートチルドレンみたいな
状況になったりしながら本番を待つ。
「対バンが充実している」と見聞きしていた二万電圧の
「GRAY ZONE」と銘打った渾身のブッキングでさすがの流れ、
ジャンルレスかつ真にカッコいいバンドが続く中ダムダム団が登場。
ホワイトデー前日なので「バレンタインにメンバー間で何も
もらえなかったことを今日の演奏で覆し演奏後にチョコを
もらいますギブミーチョコート」という爆笑MCがオープニングで
炸裂したが、なんかすべって演奏開始。2曲目に素早く
繋いだ「仕合せ山」を入れるというセットリストは興奮度が高く、
一気に演奏終了。エンディングSEが流れるかと思いきや全然
流れなかったので鈴木がエンディングSEを自分で歌うというおまけ
つきだった。演奏が終わり割と泥酔して周囲に心配される
鈴木。楽器とか衣装とか全てしっかり首に括り付けられて高円寺の
夜に放たれたが、見事に全部道路に放置して家で目覚めた。




■1/28(金) 稲毛K's Dream
【生まれた街で vol.1】

(w/クジリ/沼田謙二朗/Ghetto/クロメ)

      1.グラインダー
      2.真実
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.仕合せ山
      5.抗いて、狩猟へ
      6.ヘビイダメージ
      7.地獄ディスコ

ニッシー企画に出演。下深迫仁は津田沼で止まった総武線
に乗りながら「なかなか出発しないな」と思っていたところその電
車は津田沼止まりの折り返しで、そのまま乗っていたら
普通に三鷹まで戻るところだった。恐るべき千葉(?)。
K's Dreamは初めてだったが、2層構造のハイブリッド建築、
ステージ高さと音のでかさ、良さ、喫煙室とバーカウンターの
充実に、ステージ後ろに配置される巨大LEDスクリーンと、
その設備の充実っぷりに圧倒された。惜しむらくは2層構造が
仇となり、客席から楽屋までの距離が異常に遠いことか・・・。
今回は千葉で入りも早かったので、大山は何も食料を
持ってこないと思い、下深迫仁と鈴木は珍しくすき家で食料
調達。鈴木は「にんにくファイヤーマヨ牛丼」を買っておりかつ
顔合わせの時に食しており店及び共演の方そしてダムダム団
のメンバーから圧倒的にんにく臭と態度の悪さで顰蹙を買っていた。
しかしここに大いなる誤算があった。大山はしっかりガーリックフランス
パン等の豪華食料を持ってきており、団員が神戸牛の
ステーキ丼を持ってきており、両方ともインターネットで発言
していたのにそれをすっかり忘れていた。情報収集をもっとしっかり
すべきである。
前述のLEDディスプレイだが、演奏中は3カメで演奏の様子を写したり、
曲によってはVJ的にはエフェクトを流したりとステージに花を添える
意味で実に有用に使われていたが、リハーサルの合間や、
本番の転換中に固定の画像が使われていた。それが「ニッシー
の中学校時代の写真と夕焼け?をミックスさせた静止画に、
8秒に1回右下から左上まで飛行機が通り過ぎる」という
謎のモニュメントであり、鈴木はずっと「なんなのか」と思っていた。
なので、本番中のMC中にそのモニュメントを映してもらい、
「なんなのか」と言及し、さらに「仕合せ山」のイントロでそれを
バックに演奏する、という、地形効果を生かした戦いを繰り広げた。
そのおかげもあってか、35分というやや長丁場でかつトリだったが、
「代表曲を全部やる」というコンセプトと併せてイベントを締める
ちょうどいい演奏ができたと思う。
総じて楽しい日だったが「にんにくファイヤーマヨ牛丼」の件
といい、顔合わせの時間を大山に1時間間違えて教えて
「ボケじじいマジ勘弁」とグループLINEで罵られたり、
「どうせ無くすから」とキャンドゥで売っていた超便利
スマホスタンドを3個買ったり、鈴木の愚行が目立った日でもあった。




■1/9(日) 四谷アウトブレイク
【シン・今夜、四谷の地下室で。Vol.1 - DAY.2】

(w/じどうぽるの砲/ 全日本プレス加工/人工楽園/なんちゃらアイドル
/妖精達/ meDag/クロメ/ 東京梁山泊/ドブロク/
フード: 食堂えでん/ ハーフタイム: シン・店長代理プレゼンテーション
ライブペイント:白黒灰脂)

      1.真実
      2.グラインダー
      3.スナイプ
      4.抗いて、狩猟へ
      5.ヘビイダメージ

     enc. 仕合せ山

代官山パンク日和のタチハナさんがアウトブレイクの店長になるという。
就任記念イベントで、6daysやる中の2日目、このメンツでダムダム団は
トリだった。とんでもないことである。ダムダム団はこのライブの前日に
MVを撮影しており、前々日はライブのための練習だったため、
2日連続で会い、2日連続で酒を飲んでいた。昔のメンバーだったら
人間関係のまずさと疲労でギスギスするところだが、現メンバーだと
実に楽しく3日目を迎えることができた。ただ、前日のMV撮影の
後にサイゼリアでワインを一人ボトル一本開けてしまい(山田は水)、
鈴木と下深迫仁は割とグロッキーだった。大山と山田は元気だった。
年齢差か・・・。ライブはリハーサル無しの早めの開場で、鈴木も
重い体を引きずり一番目のじどうぽるの砲から見たいので、頑張って
開演時に到着。フードのタンドリーチキンが会場の後ろで展開
されておりいい匂いをさせている。ステージ上ではじどうぽるの砲が
性的なパフォーマンスをしている。性欲と食欲に挟まれて情緒が
おかしくなる鈴木だった。更に3日連続でドラムセットを目にした鈴木は
シンバルが揺れる姿を見て「もうアレ叩きたくないな」と若干うんざりしていた
そうだ。それにしても、長丁場の割に後半からの演者が最初から
集まっており、盛況だ。それぞれをリスペクトして、音楽を楽しみ、
タチハナ新店長の就任を祝おうとする心意気のバンドマン達が
集まったということである。
素晴らしいバンドマンたちが素晴らしい演奏を繰り広げ、ダムダム団の
出番が近づく中、下深迫仁がなかなか来ない。グループラインでも
生存確認ができない。「サイゼリアのワインで死んだか?」と思ったら
いつのまにかさわやかなボーダーのニットを着て会場にいた。連絡して
ほしいものである。最初から沢山の人で溢れていたアウトブレイク、
ダムダム団の時間になってもまだ人が大勢残ってくれていた。ありがたい
ことである。そんな期待をうけて、新年一発目のダムダム団の
演奏は期待にふさわしいものだったと自分たちで言える。
ドラムセットを見すぎてうんざりするくらいのほうが鈴木は力が抜けて
ちょうどいい。山田も珍しく発汗し笑っている。下深迫仁が髪を
バッサリ切ってイケメン風に変貌。大山は打ち上げで酔っぱらって
「ぶ〜ん、ぶん!」と謎の唸り声をあげていた。
1年かけていじり倒した「スナイプ」も、現在のダムダム団の
演奏力で曲の本質を届けることができるようになった結果隠れ
ファンを増やした「抗いて、狩猟へ」も、代表曲と呼ばれる曲群に
負けず劣らず、盛り上がりる夜を支えた。最後はアンコールで
「仕合せ山」。演奏中いつも通り「サンライズ鈴木」を炸裂させて、
ドラム上で肉声で叫んだ言葉は爆音に消されて聞こえなかっただろう
からここに記しておこう。「タチハナ!頑張れよ〜〜〜〜〜〜!」

2021年================

■12/30(木) )新横浜LiT
【イカフリ&LiT presents
ドカドカうるさいR&Rショー vol.49 〜忘年会SP!! 2021〜】

(w/THE CATTLEFISH FRITTER/Over workers/ザ・クレーター/
砂漠のバレリーナ/THE SKA JUNCTIONS / Sleeper/
世界のユイ様(the Swiss Porno) /飲んだくれday&night/RAT/
イカフリッターズ (O.A)

      1.スナイプ
      2.グラインダー
      3.Jumbo Viking
      4.ヘビイダメージ
      5.真実
      6.デンジャラスアンド迷惑

THE CATTLEFISH FRITTE企画に出演。現メンバーでの初横浜上陸。
とにかく遠いのでそれぞれ早めに家を出る。鈴木は乗り換えの駅の
端っこのほうで電車を待ちながらスマホを見ておりなにかさわがしいなと
思ってふと顔を上げたら「12両編成かと思ったら8両編成が来る
スタイル」ですでに電車が遠くのほうに止まっており、危うく乗り過ごしそうになった。
同じように騙された大衆が一つのドアにパニック状態で殺到しており
軽い地獄絵図が見られた。恐るべきローカルトレイン。
初めてのライブハウス、縁故の無い土地、寒さ、年末。「すわ集客
ゼロ人か」と思いきや大山が地元であり肉親が来ており、山田の
友達も来てくれてなんとかメンツを保った。
ダムダム団のそういう危機はおいておいて、THE CATTLEFISH FRITTE
の人徳によりイベントは非常にピースフルなムードに包まれており、
全体的に優しい感じのバンドが多かったように思える。会場の空気がいいので
「これはよかった」とまず最初にTHE CATTLEFISH FRITTEにちなみ
イカを褒める話を披露。空気が和んだところで「スナイプ」を演奏。
「感情を捨てる感情!」と年末の平和ライブハウスに大山が怒声を
叩き込んだらピースフル観客全員の背骨が折れた。
ダムダム団の認知度が横浜で低く、楽曲も殺気が強いのでなにかこう
衝撃が強すぎたようだ。割と微動だにしない感じで息をのんで見守られる
ダムダム団。途中のMCでもう一度イカを褒めて空気を戻したが、
観客の背骨はずっと折れたままだった。こういう時に男性陣は割と
精神を下げる傾向にあるが、一切動じない山田と大山に支えられて
しっかりと自分たちの演奏を届けた。ちょっと後ろのほうで見ていた幼児が
最後は最前かぶりつきで見ていたので、よい演奏だったんだろう。
ダムダム団の精神支柱はダムダムガールズです!
遠い地横浜だが、昔の知り合いと再開し、新しい出会いと縁故を深め、
非常によい1日だったと思う。出順が早めだったので酒に飲まれてて終電を
逃さないようにしようと誓ったダムダム団。鈴木は見事に泥酔したが、
終電管理係の大山が見事に脱出時間を見計らいメンバーを押し出し。
無事全員帰宅。ダムダム団の生活管理はダムダムガールズが行っています!






■12/23(木) 三軒茶屋ヘブンスドア
【震憾覚】
(w/Booga/ampcharwar/中野ハリセンボン/TONO)

      1.抗いて、狩猟へ
      2.ヘビイダメージ
      3.スナイプ
      4.Jumbo Viking
      5.真実
      6.グラインダー

大山が元気である。よくわからないがとにかく悟りを開いたようで、
会うたびに〇〇〇に〇を〇人〇〇たのかみたいな話を聞かされ
圧倒される。リハーサルも順調に終わり、大山は向かいの八百屋
で人参を買って、物販で売っていた。元気である。
リハーサル中に流れているヒップホップがかっこよくて、歌詞を
一生懸命聞きとってインターネットで何の曲か一生懸命探す
鈴木。「数あるスタイルのチャンピオン」という歌詞が聞き取れたので
検索したらメルカリで売ってるいろいろなチャンピオンの製品一覧
が出てきた。いやそうだけどさぁ・・・。結局山田がアプリで素早く見つけて
事なきを得た。(「deal」by C.O.S.A. × KID FRESINO)
開場しイベントが始まったところでダムダム団員がローストビーフを持ってきており、
興奮する一同。他の団員が興奮して唐揚げを買ってきており、さらにもともと
持参してきた他のおつまみも展開しヘブンスドアの一つのテーブルを
勝手にクリスマスパーティ会場にするダムダム団。自由なライブハウス
だ。しかし本番前のセッティング中に山田の音が出なくなる。原因がよく
わからないまま10分くらいで復旧して演奏を開始したが、原因不明なので
リスクを抱えたまま本番に突入することになる。昔の鈴木ならここで焦って
演奏で滑るのが定説だった。しかし今の鈴木はメンバーを信じている。
1曲目は「抗いて、狩猟へ」で、「大山がアカペラでサビを独唱しているところに
他のメンバーが入場→怒濤のイントロへ」というハリウッド演出だったため、
最初の一音から出なかったらズッコケ必至であったがそれでも信じる気持ち
は強く、無事音が出た!そのまま音は切れず、むしろトラブルがバンドの
絆を深めた感じがあり、息の合った演奏ができたのではないだろうか。
MC中に「アメージング!」とずっと叫び続けるおじさんににややのみ
込まれつつも最近グルーブ感が増した「Jumbo Viking」を軸に無事
演奏終了。大山が物販で出した人参が何本か売れており、
生人参片手に酒を楽しむ観客が楽しい夜を彩っていた。


■12/1(木) 両国サンライズ
【Break On Through vol,6】

(w/meDag./燐-Lin-/XYZAL/First Brew/
小型MUSHAxKUSHA)/【手相占い】Ryu the hand

      1.ヘビイダメージ
      2.スナイプ
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.地獄ディスコ
      5.真実

対バンが異常に豪華だった。サンライズの池田さんがブッカーと
しての手腕を最大限に発揮したといえよう。そしてなぜか池田さんも
小型MUSHAxKUSHAとして出演しちゃうという謎のブッキング。最高だ。
余りに楽しすぎて、オープニングMCから「楽しい」を連呼する鈴木。
「「楽しい」→「大山の顔を見ていただきたい楽しそうでしょう」→
大山は仏頂面→観客大爆笑」という展開を事前に考えていたが、
楽しすぎて何をしゃべるか忘れており、鈴木はただ「楽しい」と
連呼するだけの人になり下がり、軽く盛り下がってから演奏開始。
盛り下がった空気とは裏腹に、演奏に品質はここ最近グレードアップした
ダムダム団としての強さを見せつけてガツンと決めた。
山田は途中から機材の調子が悪くなり、ずっとメタルゾーンのエフェクト
がかかり続けていたようで、「ゴギャギャギャギャギャギャ」みたいな
音でずっとやっていたようだったが、それもまたよかった。
4曲目の「地獄ディスコ」は山田が半音下げのチューニング変更をするため、
3曲目で「デンジャラスアンド迷惑」を演奏してそのまま「地獄ディスコ」
へ進むことは難しい。いったんMCを挟むのが最も簡単な選択肢だったが、
鈴木はナイスアイデアを思いついた。それは、下深迫仁がかつてリハーサルの
トラブル中に唐突に弾きだし場の空気を引っかきまわした「クレイジートレイン」
のイントロを鈴木と下深迫仁の2人で披露する、というものであった。
「クレイジートレイン」のリフが高らかに鳴り響き、「これは!?」とオズフェスと
来た気分になり興奮する観衆。チューニングが終わった山田が「ピギャー」と
音を出し、そのタイミングで大山が「地獄ディスコへようこそ」と叫ぶ、という
想定。完璧である。満を持してこの「クレイジートレイントロ」を放った
わけだがあんまり受けず普通に「新曲かな」みたいな感じになった。
あきらめずしつこくやっていこう。
打ち上げ後半は公園で集まって立ち飲み。公園の仕切りみたいな壁の出っ張りを
うまく使いテーブル風に活用。ダムダム団の持ち寄った食料を
展開しパーティ会場へと仕立て上げた。最後は終電無くし組といっしょに
地元高円寺でカラオケをした大山と鈴木。炸裂する鈴木の「サイレント
ジェラシー」!最後は記憶を失いザイザルのJ氏といちゃいちゃしていたようだ。



■11/22(月) 東高円寺二万電圧
【VROOM presents"MOVEMENT1122"】

(w/VROOM/アハガリ/SHOP PIG'S TAIL(PUNK SHOP 高円寺)
/FOOD こやの食堂/DJ コブラ堤田/NERI)

      1. 仕合せ山
      2. グラインダー
      3. スナイプ
      4. Jumbo Viking
      5. ヘビイダメージ
      6. 真実

若田部さんという人がいる。かつて今は亡き高円寺2万ボルトで
PAをしていた伝説の女性である。20年前ダムダム団は2万ボルト
がホームであり、そのホームで轟音強面バンドが次々と出演する
中、涼しい顔をして爆音をメイクしていたのが若田部さんである。
20年前のダムダム団は愚かだった。音の抜けの悪くなるスイッチが
あるギターを買ってみたり、ライブ日誌に「ノルマがきつい」と素直に
書いたり・・・・。後者はあまり関係ないが、とにかく音作りに関しては
迷走していた。そんなダムダム団のサウンドをライブハウスに最適化し、
初期ダムダム団の評価を支える一員となったのが若田部さんであった。
そして、そんな若田部さんは2000年代に音楽業界から辞した
はずだった。
しかし今回、二万ボルトが移転して復活した二万電圧への初出演
ということで、久しぶりに帰郷する人の気持ちで二万電圧に入ると、
若田部さんにそっくりな人がいる。マスクをしているが、かたち格好、
リハーサル時の「今モニターに何返してますか」→「ボーカル以外
何も返してません」のやりとり・・・余りに似ている。しかし若田部さん
はすでにこの世(ライブハウス)にはいないはず・・・。混乱する鈴木。
話しかけて解決すればいいが、鈴木は人見知りである。「は?
ワカタベサン?」と言われたら立ち直れない。そこで鈴木が
出した結論は「彼女は若田部さんの娘ではないか」というものだった。
あれから20年たっている。当時1歳くらいの娘がいれば、これくらい
にはなっているだろう・・・。だから知らないふりをしてそのままリハーサル
をしよう、と思ったら普通に話しかけられて本人だった。業界に復帰
したらしい。めでたいことである。ということで若田部さんのPAと
現在のダムダム団の技術力で、安々と鮮やかな爆音を
作り出すことに成功。本番前に大山がサングラスを忘れたことに
気づき鈴木自分のマスクを差出し「サングラス代わりにしたら」と
提案した
が意外とかっこ悪いし鈴木のマスクなので真正面から
断られた(家が近いので事なきを得た)。本番の演奏は企画者の
VROOMの積年の思いが詰まったイベント(2万ボルトが消失した日
に毎年やっている)ということもあって実に温かい雰囲気で、
ダムダム団も優しく迎えられた。「初めて二万ボルトに足を踏み入れ
た時はあの地下へ続く怪談の雰囲気がいかつく怖かったけど、
今日もピンクのモヒカン(VROOMのベースの方)とかいるから
わりと怖い」という話で弾みをつけ、最初から最後までゆるみなく
ビシっと決めた。山田は久しぶりに中音がでかすぎて自分の
音以外聞こえず鈴木の動きを見ながら音を合わせる達人技を
発揮していたようだ。打ち上げは昨今珍しく店で朝まで。
当然大山は泥酔し深夜2時魚民の座敷で爆睡し鈴木に
脇をつかまれ運搬されていた。




■10/29(金)
【四谷OUTBREAK×きしぱんpresents 今夜、四谷で唐揚げを。】

(w/かおてぃっくDEドウシヨウモナイ/ドンマルティネス/のっぺら)

      1. グラインダー
      2. 真実
      3. 地獄ディスコ
      4. スナイプ
      5. 抗いて、狩猟へ
      6. ヘビイダメージ
     
アウトブレイク受付嬢を100年やってるゆいちゃんと
唐揚げ芸術家きしばん女史の企画に出演。
人は「テストでメールを送ってください」と言われたとき、
どんな文章で送るだろうか。「テストです」「こんにちは」等。
訳あって、下深迫仁にテストメールを依頼したところメールの
本文に書いてあった言葉は「はやー」のみ。なんなのか。
下深迫仁は真顔だった。
今回の対バンは全然知らないバンドばっかりだなと思っていた
ところよく調べるとかおてぃっくDEドウシヨウモナイのヤスエ氏
はベルノバジャムスで18年前に対バンしており、ドンマルティネスの
メンバーは元エジプト文明ズでありダムダム団の掲示板に
料理のレシピを書き込んでいたので鈴木が対抗心を
燃やし直近のマイベストレシピを書き込むなどし戦っていた
記録が残っていた。かつライブ前日、大山が路上飲みをしていた
ところ、とある男性と邂逅し、話を聞いているとのっぺらのベース
飯田氏だという。ということで全バンド知り合いだった。
ダムダム団は1番目で、最初からすっ飛ばすことに決めて
おなじみ「グラインダー」からの開始。「ゆいちゃんは受付しか
してないのでライブ中のフロアに入ったら死ぬ説/
遠ざかるシンバルときしぱんのから揚げは似ている説」
のMCもバカウケ。気をよくした鈴木は秋ナスに関するMCからの
ナスカウント(?)で「スナイプ」につなごうとしたが意図が
伝わらず見事にすべり、なんか温度差がすごかった。
「スナイプ」の演奏はよかった。
先日からアップグレードした鈴木と山田のコンビネーションを
中心に、しっかりとした演奏をキメたダムダム団。終演後、
ゆいちゃんがちょっと興奮しながら「きょうはよかったのでは」と
言っており、長い付き合いの中でしっかり褒められたのは
初めてだったのでかなり良かったのではないだろうか。
なお、ダムダム団は鈴木の意向により連絡網がメールだったが、
ライブの直前、女性陣の猛抗議によりラインに切り替わった。
そして下深迫仁が鈴木にテストでラインを送ってきたのだが、
書いてあった言葉は「はえー」のみ。なんなのか。
下深迫仁は真顔だった。



■10/17(日)三軒茶屋ヘブンスドア
【69ADDICT】

(w/BURNING SOUL/MUSTANG JERX/9000SONICS
Vroom)

      1.ファックザコロナ
      2.グラインダー
      3.スナイプ
      4.真実
      5.仕合せ山
      6.デンジャラスアンド迷惑
      7.ヘビイダメージ

リハーサル前、山田から「おにぎりもってこようと
おもったけど時間がなかった」旨の連絡が入る。
大山からは「パン焼いたので持ってくる」との連絡。
下深迫仁からはいつも通り「おにぎりもってきます」
との連絡。山田におにぎりを作る時間があったら、
炭水化物祭りが開催されるところだった。
最近元気がなかった大山が完全復調に至り、2〇〇で
3〇〇を〇い〇話を中心にして、〇〇の〇ン〇〇を
〇した話等、エネルギー全開の逸話で盛り上がる。
勢いがすごすぎて若干心配である。
ところで前回の練習終わりで全体的に演奏の調子が
悪かったことに山田が珍しく苦言を呈していた。こういう
少しの綻びがバンド間の大きな溝になっていくことを
知っている鈴木は若干緊張の面持ちでリハーサルに挑む。
結果、緊張してミスショットを連発していたが、全体の
グルーブ感においては山田から「変わったな」とグッド
コメントが出るような改善だったという。
大山が近所の八百屋でナスとシャインマスカットを
「超安かった」と興奮の面持ちで爆買い。以前から
目をつけていたらしい。シャインマスカットを食べながら
本番を待つがなにせ手順がトリであり、緊急事態宣言が解除
されたため久々の22時以降終演ということで、鈴木はシャイン
マスカットについての注意事項として「我々の出順まで
もたせるように慎重に食べよう」とメンバーに指示を出していた。
シャインマスカットは無事残り、本番が始まる。
対バンのVROOMは14年ぶりの共演で、さらに9000SONOCSは
20年ぶりだった。いろいろなことがあり、また違う舞台で
普通にブッキングで出会えたことを喜ばしく思う。
そんなMCをしながら、22時過ぎにライブができることを
の喜びをぶつけた「ファックザコロナ」からの演奏は
はだいぶよかった。鈴木と山田の息の合い方がネクスト
レベルに達した気がする。
演奏が終了し終電が迫る中ギリギリまで打ち上げをする
ダムダム団。終電の時間を計りながら三軒茶屋駅の
地下への入り口前で路上立ち飲みを敢行。
大山が買ったナスを生でまるごとかじり「サラダっぽいな」と
コメントする鈴木と下深迫仁が女性陣からドン引かれていた。



■9/24(金)両国SUNRIZE

【SUNRIZE presents TOO TOUGH TO DIE vol,7 】

(w/Teet.H/Ghetto/たたらの目/デッドバンビーズ/
【手相占い】Ryu the hand)

      1.ヘビイダメージ
      2.Jumbo Viking
      3.真実
      4.グラインダー
      5.スナイプ鈴木ド忘れによりカット
      6.仕合せ山


リハーサルの前、持ち時間を30分と認識していた鈴木に
大山から「25分である」という指摘が入った。どうするか
については後程考えるにしても、ライブ前に気づけて良かった。
ダムダム団のチームワークである。
リハーサルが終わった後に山田から「意味がわからないので
説明してほしい」と役所関係の書類を渡された鈴木は
解読したうえに関係手続を取りまとめて後日メールを送付した。
これもまたダムダム団のチームワークである。
Ryu the hand氏が手相占いで出店していたため、見てもらう
鈴木。「若いころは荒れていたが今は土台としてチームを
支える側になっている」との見立て。チームワーク
を維持するために頑張っている自分を肯定されたようで
嬉しくなり、メンバーに結果を発表し「これからも土台
としてがんばります」みたいなこと言ったらなぜか全員無視した。
鈴木が土台過ぎて誰にも認識されていないようだ。
ライブはとにかく対バンが最高で、自分たちの出順までずっと
フェスだった。そして間違えて30分用のセットリストを持ってきた
鈴木は、時間を計算したところ「MCをカットし仕合せ山
の静かなパートをカット、ノンストップで演奏すればこのままの
曲数で行ける」という結論に至った。きついセットリストである。
それでもこのセットリストを一気呵成で叩きつけることに意味を
感じたメンバーは黙って受け入れた。ダムダム団のチームワーク
をオーディエンスに見せつけてやろう!そして始まる
史上初の6曲連続演奏。オープニングMCで
「30分用だったけど曲数減らさず25分やります」と宣言して
開始。「グラインダー」まで順調に進み、あと2曲残したところで
難曲「スナイプ」が待ち構えている。
呼吸を整え鈴木の4カウントを待つ3人。しかし彼の様子が
おかしい。完全に「スナイプ」の存在を忘れ
「仕合せ山」に行こうとエンディングミニMCをしている・・・・。
しかし鈴木の2カウントに合わせ見事に始まる「仕合せ山」。
こういう時、下深迫仁は大体ついてこないが、今回は
しっかりと合わせてきた。終わって時間を見るとなんとぴったり25分で、
奇跡的なやり方でまたしてもルールを守った。結果的にとても
いいセットリストになったようだ。土台メンバーを他のメンバーで
支えているのがダムダム団におけるチームワークの現実である。

 

■9/20(火・祝)新宿ワイルドサイドトーキョー
【meDAGOSTINI 9月号】

(w/THE CATTLEFISH FRITTER/SHOWKYOS ME/MONQ
meDag./フード KEY CAFE)


      1.地獄ディスコ
      2.スナイプ
      3.グラインダー
      4.真実
      5.抗いて、狩猟へ
      6.ヘビイダメージ


メダー企画に出演。大山が生誕祭で燃え尽きたらしく調子が悪い。
みんなで励ましたりシャインマスカットを渡したりしながら当日を
迎えたが、なんか元気になっていてよかった。楽屋では大山が柔軟体操
をしており、鈴木も柔軟体操を始めたが、角度とそれぞれの伸ばしたい
箇所の問題で、鈴木が背中を伸ばす度に大山の股間大開帳に
出会ってしまう状況が発生。2人とも「勘弁してほしい」と言いながら
どちらも何故か角度をずらさず5分くらいその状態が続いた。
1バンド目なのでそこそこひなびた感じで開始かなと思い、オープニングは
鈴木と山田によるリズム隊のセッション(と見せかけて山田だけが
目いっぱい頑張るやつ)からしめやかにスタート。しかし意外と
人が集まっており、山田もカッコよく決める。しっかり会場の温度を上げて
「地獄ディスコ」に突入。メダーの人徳とダムダム団の演出力が
重なった瞬間である。2曲目の「スナイプ」の2曲目としての威厳が
凄くなってきており、「ザ・2曲目」という感じで切り裂いた空気を
そのままに3,4曲目と熱狂の渦を生み出した。そして鈴木が
「当たり前のことを大声で言う」と言うスタイルのMCで完全に
勝利を手に入れたと思いきや「抗いて、狩猟へ」突入した瞬間に
下深迫仁が曲を飛ばし一瞬メンバー間に動揺が走ったが、
その後の完成度で持ち直した。ラスト「ヘビイダメージ」の前に、
メダーへの感謝の気持ちを伝える下深迫仁の絶叫「ありがとうメダー」
コーナーを設け、を持して鈴木が下深迫仁を紹介するも、
鈴木は「ここで、しまさこふかじじゅるるんっからご挨拶があります!」と
凄絶に噛んだ。彼の口の中は、よく「ズタズタに切れている」
とメンバーに揶揄されている。



■9/3(金)四谷アウトブレイク

【じゅんじゅん生誕大感謝祭〜32歳だよ!全員集合★〜】

(w/じゅんじゅん/初咲里奈/なんちゃらアイドル/にゃんにゃんブーメラン
パンドラドンパ/ケンカオイル/代官山パンク日和/ドラゴン岩村
山村茜/トゥインクループ/meDag./ヒゲと味噌汁/教祖仮面
恋するカレーバンド/熱海雄一/侍_崗/長倉佳斐/超人さんの
眼鏡野郎供 *FOOD*きしぱん)

      1.仕合せ山
      2.スナイプ
      3.ヘビイダメージ(時間調整のためりカット)
      4.真実
      5.グラインダー

毎年恒例大山の自主企画。去年の今頃は規制が更にきつくなるとは
思いもせず、実際規制がきつくなり開催が危ぶまれるところだったが、
13時くらいに会場入りした鈴木はドラゴン岩村が「ピャー」という音を
出した後に山村茜がディルドを横にくわえて「ねづこです」と宣言し
紅蓮華のオマージュで「ありがとう、バイアグラ〜」と歌う現場を見て、
「今年もいつも通りだな」と安堵した。
イベントがフジロックくらい長時間なので、それぞれのコンディションに合わせて
ぼちぼち集まるスタイルのダムダム団だが下深迫仁が一向に来ない。
割と心配になるくらいのレベルで「そろそろ来てもいいだろう」という時間
なのに来ない。しかし来場済みのダムダム団員から「今日、仁さんは
仕事だそうです」と情報を得た。おにぎりを持ってくる情報は伝えるのに
この情報を伝えないのはなぜか。
イベントは順調に進行し、ヒゲと味噌汁のステージでは鈴木と大山
がステージにあげられ実は当日誕生日だった鈴木まで纏めて祝われる
一場面も。その中で「スクラッチくじをプレゼントされて当たりか外れか
発表する」というイベントがあったが鈴木は「あたりです」でも「はずれです」
でもなく「見方がわかりません」というコメントで会場を攪乱。
山田が素早い判断で「外れです」とステージ下から援護し、ダムダム団
のチームワークがここでも発揮されていた。
ダムダム団はトリだったが、タイムテーブルが押し終演時間の死守のため、
「ヘビイダメージ」をカット。定番曲をやらず新曲の「スナイプ」の切れ味を
信じる。結果として、それは成功だったように思える。「グラインダー」の前に、
鈴木が珍しく滑舌よく、ちゃんと大山にこの1年間のこと、これからの1年間
のことを伝えるMCをした。きっと伝わったろう。
生誕祭の後は地獄ののように飲むのが定番だがこのご時世、蜘蛛の子を散らし
たように帰るみなさん。しょうがないので鈴木は下深迫仁と一緒に
帰りながら、最近見ているツイッターの面白いハッシュタグの話をしたそうです。



■8/6(金)千葉ANAGA
【ニシキフェス Vol.5】

(w/猫も杓子/クジリ/7716UNION
BUDDY TANDEN/瘋癲野朗)


      1.グラインダー
      2.スナイプ
      3.真実
      4.ヘビイダメージ
      5.デンジャラスアンド迷惑

ニッシー企画にに出演。事前練習後の酒飲みタイムで
鈴木は締めに、調子に乗って飲んだことのない檸檬道の9%
を呑んだ。そしたら見事に3日酔いになって千葉までの遠路、
中央線にその死に体をゆすられ続けるハメになった。
ANGAに到着したら大山も2日酔い。リハ後に漫画喫茶でシャワーを
浴びて、「復旧した」と言っているが、2日酔いのプロである
鈴木は知っている。それは気のせいであり揺り戻しがすぐに来ることを。
結果楽屋でマグロのように床で寝る大山の姿が。おまけに
下深迫仁が「下半身が痛い」と言い出しライブの前に血液検査に
行ってくるという(結果は何ともなかった)。山田は常時うっすら
調子が悪いが、相対的には今一番ダムダム団で元気な
メンバーになった。
わりと危機的な状況で本番を迎えることになったが、ステージは
演者に魔法をかける。ニシキフェスではおなじみニッシーの健康を
気遣うオープニングMCは内実を知ると皮肉なものだが、「髪の色が
スゴい→カロチン不足」というユーモア発言で会場を沸かせ、
25分セットでおなじみ、ノーMCの一気にやるパターンで
怒濤のように演奏終了。後に山田は「あの日の鈴木の
ドラムはうんこだった」と語る。その分自分が頑張らねば、
と発奮したそうだ。。調子が悪い時に調子が悪いことを攻めず、
黙って支える。これがチームのあるべきフォーメーションである。
帰りがけ、ANGAの入口の近く、ナイトクラブの
看板の足元になぜか5キロの米袋が置かれていた。それを
見た下深迫仁が秒速で「これを持って東京まで帰るのは
きついっすね」とコメント。なぜ持って帰る前提なのか。



■7/9(金)四谷アウトブレイク
【ロックンロールくらい好きにやらせてよ。vol.3】

(w/カラス79/ロックンロールサービス・トライアド/
THE VOLTNUTS/→ /HORIO CASABLANCA)

      1.ヘビイダメージ
      2.スナイプ
      3.Jumbo Viking
      4.抗いて、狩猟へ
      5.真実
      6.グラインダー


カラス79企画に出演。最近ライブ時の食べ物持ち寄りの
バイブスが高まっており、前回の「団員作成餃子」でそれは
ピークに達したかと思われた。
「もう誰も何も持ってこないだろう」
と判断した鈴木はきゅうりのニンニク醤油漬けを大量に作り
メンバーに連絡。すると大山が味玉を持ってくるという。
それに呼応してか、山田が納豆チップルという外さないセンス
でお菓子をチョイス。下深迫仁は何も持ってこなかった。
ラインナップはまあまあの破壊力だったが前回は超えず、
後は徐々にこのブームが縮退していくだろうと踏んでいたが、
前日にしこたま酒を飲んだ大山が判断力を失い、前述の
味玉の他、ブロッコリーの揚げ焼き、手羽元のから揚げ、
自作パン、納豆ひとパックという自宅の食卓を移植
する荒業を見せ、鈴木は物販をほぼすべて忘れたので、
物販のテーブルはポストカード5枚と上記の食物群に
支配される状態になった。「エントロピーの増大が著しい」
と鈴木は連呼しており、もはやバイブスで片づけられない
何かがあるダムダム団。
セットリストは前回ドロップした新曲「スナイプ」を中心に
組んだが、持ち時間30分だと思ってたら25分だったことが
当日わかり、セットリスト的に削れる曲がなかったので
「とにかく早くやろう」という決意をする。幕開けのMCから
タメ無しでおなじみ「ダムダム団はメンバーがドラムだけにな
った歴史がある」系の話で沸かせ、楽曲間のつなぎ演出もカット。
途中のMCもそこそこにザクザク曲をやり、後で時間を計れば
ピッタリ25分。流石、礼儀に厳しいダムダム団である。
結果、急ぎ目のセットリストと、食べ物持ち寄りのバイブス向上が
組み合わさり、激しさと一体感が際立つ演奏となった。
当日は中出し少年のうえりん氏が来ており、ライブ直後に物販前に
いたので挨拶したところ「誰」みたいな顔をされたので悲しくなったが、
よく見たらスキンヘッドのぽっちゃりした別のおじさんだった。それ
と関連するが、カラス79の松浦氏が中出し少年のサポート
ベースをしていることを「松浦さん中出しやってるから〜」と
省略して話したら変な感じになった。


■7/4(日)四谷アウトブレイク
【四谷gdvb】

(w/INNOSENT in FORMAL/strange world’s end/ドブロク/juJoe)


      1.スナイプ(新曲)
      2.グラインダー
      3.真実
      4.仕合せ山
      5.デンジャラスアンド迷惑
      6.ヘビイダメージ
    
enc
      1. 地獄ディスコ

割とサクッと決まったブッキングだったが、メンツが異常に豪華かつなぜか
ダムダム団の出順がトリだったので一回失神した。 新曲「スナイプ」は
20年前、まだ大学生だった時分に作った曲で、リフだけはカッコいいが、
大学生の低めのIQで作った雑な曲展開が曲の持ち味を殺して
すぐ封印された。しかし20年の時を経てIQが超絶に上がった鈴木は
この曲のリフがポリリズムでできていることに気づく。なので、全体的に
ポリリズムをさりげなく多用しつつ疾走感を活かすアレンジでセンスを
爆発させた。更に、サビのメロディは当時のボーカルが作ったものだが、
「自分で作ったくせに全く歌えない」という体たらくで鈴木はひそかに
殺意を抱いていた。しかしこれも圧倒的歌唱力をもつ現メンバー大山
がスルっと解決。積年の恨みを張らずべくライブで展開することになった。
当日は素晴らしい対バン勢が当然のように素晴らしい演奏を繰り
広げていく中、大山が自家製のなめたけを、下深迫仁が塩ラッキョウを、
団員が餃子を持ってきていたため、世界中のつまみといい音楽が
集まる夜になっており、鈴木はまた臭豆腐を持ってきていて
「もうそのブームは終わったろ」みたいな空気をメンバーに
出されていた。あと下深迫仁が食べかけのスナック菓子を
毎回持ってくるのは何なのか。食べるけど。
ということで、ダムダム団の出順になり、意外と対バンのオーディエンス
も残ってくれており、期待感は自然と高まる。1曲目に新曲「スナイプ」
をもってくるというチャレンジャブルなセットリストだが、現在の
ダムダム団のバイブスと技術力でもってビシっと決めた。
メタリカと原爆オナニーズ、ルナシーを合体させた「スナイプ」は、
これからのセットリストを担っていくのではないだろうか。その後の
ヒットパレード的な曲順も新曲の力で爆発的に盛り上がり、
ブッキングライブでアンコールが起きる珍事発生。
ライブ後は各所でお褒めを頂いたが、特に嬉しかったのは、
ドブロクの方たちに褒められたことである。
ドブロクはダムダム団と同じくらい長い歴史を持っているが、我々と
違い常に最前線で戦ってきた。ダムダム団が浮いたり沈んだりして
いる間も為すべきことを果たし、その背中と言葉は常に力強かった。
かつての対バンではレベルの違いに苦汁を舐めたものである。
そんなドブロクと15年ぶりにステージ上で出会い、「今なら渡り合える」
と自信を持って今のダムダム団を提示し、近づけなかったその背中に
少しだけ手を伸ばすことができた。その記念にドブロク原田氏との
会話を記して締めとする。
鈴木「いやードブロクとはほんと久しぶりの対バンで・・原田君が
まだメンバーじゃないころから・・・」
原田「俺はオリジナルメンバーだよ」
鈴木「・・・・だよね」

 

 

 

6/24(木)中野ムーンステップ
【MIND CONTROL】

(w/おまえ/Axeguillotinedrivers/VNS)

      1.地獄ディスコ
      2.真実
      3.抗いて、狩猟へ
      4.ヘビイダメージ
      5.グラインダー
      6.ファックザコロナ

緊急事態宣言下酒類の提供を奪われたダムダム団が
ある日の練習後、土のある場所で酒を飲んでいると若者が
踊っていた。泥酔した鈴木は生粋のダンサーなのでそこに紛れ
込んで踊ったら仲良くなって若者たちは本日のダムダム団の
ライブを見に来るという。夜が交わり、新しい流れが生まれる。
いいことである。ムーンステップは初めて出演するライブハウス
で全体的にウッディな作りだった。かつ最近親しくなった
バンドでブッキングが固まり、アメリカのホームパーティみたいな
雰囲気を醸し出した。音質は異常な爆音で、中で大山の
声が聞こえなくなるという稀な事象が発生。ハードコアな
ダムダム音質が完成した。
なお、鈴木は台湾の名物「臭豆腐」を入手しており、
会場で食べると息巻いておりインターネットでも宣言していた。
臭豆腐は脱ぎたての靴下の匂いとヨーグルトのコクを持ち備えた
激ウマおつまみである。
リハーサルが終わり、楽屋とステージの構造上、ドラムの後ろ
のカーテンから直にドラムセットへ登場することが可能である
ことを発見。スタッフ氏と念入りに打ち合わせをし、「OPSEがX
流れた後に鈴木以外全員持ち場につく→溜めに溜めた
後に鈴木がカーテンを開けて颯爽と登場と同時にSEがストップして
挨拶→爆笑→オープニングトーク→大爆笑」という流れを作り出す
予定だったが、鈴木が登場した時になぜかSEが止まらず
オープニングトークはほぼ全てSEにかき消され、パワーワードで
ある「臭豆腐」だけがうっすら聞こえてくる状態になった。
このエピソードを筆頭として、ムーンステップの虐殺感の高い音質と
ノーMCハイスピード展開が、いつもと違う雰囲気を醸し出し、
いつもと一味違うダムダム団を見せられたのではないだろうか。
ライブ後は臭豆腐を対バンの皆さんに提供してパーティの一体感を
さらに強めた。また、ムーンステップのナオキさんと鈴木が二人で
ドリフターズの「いい湯だな」を踊る一場面もあった。
その場を共有した者たち同士で話をしながら、随分と交流を
深めた日だったように思える。またこうしてそれぞれの夜が
交わり新しい流れが生まれたわけだが、前述の「来る」
と言っていた若者たちは一ミリも来なかった。



5/22(土)三軒茶屋ヘブンスドア
【NA/DA×HEAVEN'S DOOR Presents
Chuminada Vol.1】

(w/NA/DA/酩酊麻痺/Three Ring Circus/おまえ)

      1.デンジャラスアンド迷惑
      2.真実
      3.グラインダー
      4.抗いて、狩猟へ
      5.ヘビイダメージ
      6.仕合せ山

NA/DA企画に出演。NA/DAがそうなのでそうなるが
とにかく出演バンドのセンスがよく、全体的にベルベット
アンダーグラウンドの香りがした。その中一つだけ
X JAPANの系譜で気を吐くダムダム団。リハーサルが
「どっちか先に来たバンドが先にやる」という
性善説(どっちも来なかったらどうなるのか)に支えられた
システムだったので、「ダムダム団は早めに入ろう」
と事前に合意。当日は順調に鈴木→山田→大山の順で
ヘブンスに到着したが、下深迫仁だけ「おにぎりもってきます」
という謎のメッセージを最後に音信不通になり堂々と
遅れて到着。おにぎりに罪はないのでメンバー全員でおいしく
いただいたが、鈴木はダイエット中なので、頑張って食べないよう
にした。なぜか山田も余ったバゲットをもってきており、
大山も残ったカレーをもってきていた。ヘブンスの左側の
カウンター一番端っこに積みあがるダムダム団のごはんコーナー。
最近、食べ物持ち寄りのバイブスが高まっている気がする。
ライブは「X JAPANの子孫もベルベットアンダーグラウンドみたいな
ことできるんだぞ」ということを見せるために、山田のノイズ芸から
ずんどこセッション〜「デンジャラスアンド迷惑」でクールに
スタート。鈴木が満を持して放った爆笑MC「ダムダム団の
衣装についての考察」は割と噛んで小笑いにとどまったが、
ラストは「ヘビイダメージ」で高まった熱をそのまま捉えて
放出するようなアレンジの「仕合せ山」で大団円。
ライブ後に大山の持ってきたカレーを食べたが、
やや酸っぱかった。しかし、場所によっては酸っぱくないので、
「腐敗ではなくヨーグルトの混ざりが悪いんだろう」
という解釈で食べ続けた。

 

■5/4(祝)新宿WildSide Tokyo
【クロメ企画
 不倶戴天】
(w/クロメ/ノラ一味(大阪)/バビロンブレイカーズ(大阪)/
Axeguillotinedrivers/Ghetto)

      1.仕合せ山
      2.グラインダー
      3.抗いて、狩猟へ
      4.ヘビイダメージ
      5.地獄ディスコ
      6.真実

クロメ企画に出演。鈴木はリリースした「グラインダー」のMVが
早くも500回再生を超えて絶頂に達していた。「時代はYouTubeだ」
とも宣言していた。今回は対バンが早くて強い=怖いということで、
セットリストに悩む。こちらも強い感じで行くのか、逆にポップ
に行くのか。とりあえず「舐められないようにしたい」と鈴木はメンバーに
意向を伝えたが、女性陣は「バカなのか」としらけムード。
下深迫仁は「そうっすね」と言っているがそれが否定でも肯定
でもないことはメンバー全員がよくわかっていた。
最終的にまず「仕合せ山」でレッドツェッペリンの遺伝子を伝え、
次にMV再生500回越えの大ヒットシングル「グラインダー」を放てば
舐められないだろう、ということになる。
当日は下深迫仁が塩むすびとザーサイを、大山がパウンドケーキを
持参しており、クロメのアヤさんに「こいつらピクニックか」という顔を
されていた。特にザーサイに関しては下深迫仁がラー油を持参しており、
それが四川風だったため、かけすぎてピリピリしていた。「かけすぎましたね、
すいません」と謝る下深迫仁、「いや、気持ちいいよ、気持ちいい」と
味覚以外でラー油を褒める鈴木。独特の表現を見て不気味がる
大山。楽屋に知らない人が多かったので自然と全員フロアに集まってくる
メンバーの一体感含め、今のダムダム団のコンディションの良さを
物語っているエピソードだった。
ということで覚醒したボーカリゼーションを展開する大山を筆頭に、
ダムダム団は実に充実した演奏を展開した。冒頭はメンバーが
逃亡したクロメを元気づけるために、過去のダムダム団がドラム以外
誰もいなくなったことを話しひと笑い。最後は照明の方と
入念に打合せをし、「真実」のラストで照明を完全に落とし
暗闇からお礼を言って終了のハリウッド展開。山田はクロメの
ヘルプギターとしてダブルヘッダーをやっており死にそうになるかと
思いきや、ギターをいっぱい弾いてツヤツヤしていた。彼女が
クロメで普通のギターを弾きすごいカッコいいところを見せられた
鈴木は2年前の「なんでこの人ダムダム団選んだんだろう」と
いう感情
を思い出した。

■4/25(日) 三軒茶屋ヘブンスドア
【69ADDICT

(w/MUSTANG JERX/デッドバンビーズ/東京恋慕/美里ウィンチェスター)

      1.ヘビイダメージ
      2.デンジャラスアンド迷惑
      3.真実
      4.仕合せ山
      5.Jumbo Viking
      6.グラインダー
      7.ファックザコロナ

ヘブンスの日曜ブッキングに初出演。下深迫仁がセブンイレブンの
コーヒーを買ってきたので、カップの印字されている「7」を「ス」に見立て
て「スタバ」と書くなどして遊んでいたら本番になった。今回ダムダム団は
3番目の出演で、前半は超スゴ若手、後半は地獄レジェンドの間で
「新人風ベテラン」としてその間をつなぐ格好となった。実際前半の
超スゴ若手陣が凄まじい演奏を見せ、プレッシャーが重くのしかかる。
まさに前門の虎後門の狼である。
OPSEが鳴り、いざ行かんとしたときに、鈴木は衣装の袖のボタンを両方とも
留め忘れてることに気づき、女性陣に留めてもらう。ほっこり。
オープニングの演出で1→2→3のところを1→3→3と間違える山田。ほっこり。
ということで緊張も解けライブは大爆発。大山は事前に酒を与えたこととで
悟りを開いたようで、己の存在と向き合いボーカルレベルが
ワンランク上がった。鈴木も最近ドラムの叩き方を変えたが、その
やりかたとメンバーの全体のバイブスが一致したのか、若干走り気味
でもなにかものすごい迫力のある演奏となった。下深迫仁は客が
沢山いると盛り上がって最高のパフォーマンスを発揮するが、
本日もそうであった。これを常に(以下略)。MCもメンバーのことを
サザエさんの出演者になぞらえる話をして大いに会場が温まった。
ラストは3回目の緊急事態宣言開始日に営業するか/しないかの
瀬戸際で開店したヘブンスドアへ思いを込めて急遽「ファックザコロナ」。
本当は「グラインダー」で終了予定だったし、そのほうが顧客満足度は
高かったかもしれない。しかし、それでも今ここでこの曲をやることに
意味があった。終わった後20年間で初めてオーナー堀さんに褒めら
れたので、いい演奏だったんだろう。伝説を目撃すべく録画したDVDを
見たら「グラインダー」の途中で録画が終わっていた。まさしく伝説。


■3/12(金) 両国サンライズ
SUNRIZE presents【BLUEFILM vol,2】
(w/百鬼夜恍/ギガ極東戯画/ハイファイコーヒーズ)

      1.グラインダー
      2.真実
      3.地獄ディスコ
      4.抗いて、狩猟へ
      5.Jumbo Viking
      6.ヘビイダメージ
      7.ファックザコロナ

緊急事態宣言のせいで1月2月とライブが無かった上に練習後に酒を
飲む場所も奪われたダムダム団。転んでもただでは起きず、その会場を
メンバーそれぞれの自宅にすることにした。山田家では順調に泥酔し
宅の猫に嫌われる鈴木。下深迫仁家では、酒量制限の大山に
つられて酒量を抑えて泥酔を回避するも宅の猫に嫌われる鈴木。
そうやって窮地を脱し、なんとかたどり着いた両国サンライズだった。
リハーサルでは超有能PA氏によって一瞬で音が決定し、テーブルの
コップが音圧で落ちるほどの爆音を手に入れた。酒類が19時で
販売停止になるが、ダムダム団の終演予定が18時45分だったので、
終演後ダッシュで大量にドリンクを買う必要があり、それぞれ必要な
杯数を打合せし、最後は焼酎に切り替える作戦を取った。これで
ライブはばっちりだ(?)。
2か月のブランクがあったライブだったが、緊急事態宣言で早い時間
の開始にも関わらずライブハウスを求めてやってきた人達によって
作り出された高いバイブスにより、何事もなかったような、いつもの
演奏ができたように思う。オープニングから相撲にこだわったMCが炸裂し、
中盤でも力士について説明。「ヘビイダメージ」の最初のカウント
「ワンツー」を「どすこい」に変更し、演奏中に四股を踏む
おすもうスペシャルセットと、ド緑になった山田の髪色が両国の夜を彩った。
なおダムダム団員から激ウマ唐揚げの差し入れがあり、
イベントが終了するまで食べてはいけない状況だったが、
モラルが低い鈴木はこっそり食べだした。すぐに山田に見つかり叱られるも、
下深迫仁を巻き込み、自らの体で食べてるところを隠し食べさせ
共犯者を作ろうとしたが、臭いでバレて大山に叱られていた。

 

 

 


2020年================

12/26 代々木Barbara
【代々木Barbara presents.「サヨナラ2020年!!」

(w/加藤卓雄theBAND/ NA/DA /ダムダム団/鮭オーケストラ/直美ズ/leroy
MC:シギハラ(じなんぼ〜いず)・とやまあおい(代々木Barbara店長)

      1.仕合せ山
      2.Jumbo Viking
      3.抗いて、狩猟へ
      4.地獄ディスコ
      5.ヘビイダメージ
      6.真実

鈴木が餅を大量に入手したのでメンバーに配布。その流れで
山田と下深迫仁に「餅はもちもちしているから餅という名前に
なったのか、もしくは餅っぽい食感のことをもちもちと言い出した
のか」と深い(?)問答を投げかける。そこに大山が登場したので
鈴木は前述の問いをしたが、大山は配布をまだ渡されてない上に
流れをつかめていないので「何を言ってるんだコイツは」
という顔をしていた。
今回は、それぞれの出演者の終演後にトークコーナーがあり、
代表者一人が5分程度司会に沿って受け答えをするということだった。
当然鈴木が行くことになるが、平場のトークに全く自信がない鈴木は
大山に同席してもらうことにした。トークコーナーはプロ芸人の鮮やかな
捌きによって人見知りのバンドマン達が調理されており、実に楽しそうな
雰囲気に満ち溢れていたが、その実、裏では若干押し気味のタイム
スケジュールと転換時にドラムのハイハットが壊れるハプニングが
起き、わりと地獄だった。最終的にハイハットが交換され事なきを得たが、
演奏途中から閉じなくなって上下あるはずのハイハットの下部分が
消失した状態でやることになった。
ただ、それ以外は最高だった。1年前に「ほうれん草のお浸しに
ニンニクと豆板醤をまぜると家系ラーメンの味がする」というMCを
ライブで行い、それがまったく観客に受け入れられず悲しい思いをした
リベンジを果たすべく、改めて「ほうれん草のお浸しにニンニクと
豆板醤をまぜると家系ラーメンの味がする」と冒頭に発表。1年間の時を
経て熟成されたその発見は、年末の代々木で温かく迎え入れられた。
調子に乗ったダムダム団は次々と今年の成果を繰り出していく。
ヘビイ&ドゥームな「Jumbo Viking」、山田のコーラスが光る「抗いて、狩猟へ」、
鈴木の指示が抽象的過ぎて一度ボツになったおしゃれスタートの
「地獄ディスコ」・・・中でも出色はラストに演奏できるほどのキラーチューン
に仕上がった「真実」だろう。原曲から完全リライトされた大山のポエトリー
リーディングは言うが及ばず、特に下深迫仁のギターソロは、スライドバーを使い、
彼自身の内側から出る何かを表現したストレンジかつ天才的なオーケスト
レーションによる楽曲の第2の導火線となった。下深迫仁は基本的に楽曲の
方向性に関係ないアイデアを持ってきて鈴木に嫌な顔をされることが
多かったが、今回のギターソロには有無を言わさない説得力があり、
彼のダムダム団としてのキャリアがこの1年で大きく飛躍したことを物語っていた。
演奏終了後のトークタイムに大山を同伴して登場する鈴木。大山は鈴木の
真後ろに不動明王スタイルで仁王立ちし、一言も喋らないが心強い。
心おきなく「ほうれん草のお浸しにニンニクと豆板醤をまぜると家系ラーメンの
味がする」発言を繰り返し、場を荒らすだけ荒らして去っていった
(途中で山田が配信のカメラを不慮の事故でデストロイすることも含めて)。
帰りは終電ギリギリで泥酔した鈴木が電車の方向を間違え無事死亡。
自分だけならまだいいものの、メンバーを巻き込み深夜のラーメン屋で
大山に説教されていた。


12/11 千葉アンガ
【ニシキフェス vol.3】
(W/MONKEY GROW/おやすみテディベア/クロメ/
    遠井地下道(BUDDY TANDEN)/moe(tune))

     1. ヘビイダメージ
     2. 地獄ディスコ
     3. デンジャラスアンド迷惑
     4. 真実
     5. グラインダー


ニッシーの企画に出演。1年ぶりである。前回は千葉の広さに打ちのめされたが、
それを忘れておりヤフー路線検索で乗り換え回数重視の検索をしたところ、
高円寺〜千葉で通過駅が33駅と出て絶望した。アンガは初めてだったが、
スタッフの方たちが鈴木のドラムダイブに対して深い理解をしてくださり、
感激。コロナ渦のせいだがフードの販売をやめており、食べ物持ち込み自由
であることも感激。目の間にスーパーマーケットがあることも感激。
共演のクロメとスーパーマーケットに乗り込みちくわやキムチを買い出した。
生ハム(198円)を2パックにするか1パックにするかで軽くもめたが、2パック
買った。リハーサルが終わり、楽屋でくつろいでいると、クロメのアヤさんが
メンバーに説教しているところに出くわした。気配を察して出ていくダムダム団。
しかし、鈴木はドラムの基礎連がノり出したところでもう後には引けなくなっており、
心を無にして練習を続けた。静かな楽屋に響き渡るメトロノームとアヤさんの
詰め。アヤさんはリハーサルでもバンドの音が止まっているのにドラムをたたき
続けるギスケ氏に対して無言で圧をかけていた姿が目撃されており、
その姿はまさに鬼軍曹である。
ライブは出順がトリ、25分ということもあって、最初に「ニッシーは成人病
予備軍なので食生活を改めたほうがいい」という警告で場を盛り上げて(?)
ノンストップで曲をつなげていった。最近投入した「真実」はラスト前の
キラーチューンとして効力を発揮し、ラストの「グラインダー」は
切れ味をより一層増すことになった。クロメの出演時にはギターの弦が切れた
際に山田が自分のギターを素早く代替機として提供するなど、クロメとの
交流が沢山できてよかったと思う。
ライブ終了後の打ち上げは、ドリンクが比較的安いことと、終電まで
時間がないことことが、尋常でないスピードでドリンクをさせる要因となった。
(鈴木は一杯目で3杯注文していた)。ビール7杯くらいでいい感じになって
クロメと一緒に終電ギリギリで帰宅。山田とクロメのミヤウチ氏を見捨てて
帰りそうなったが無事合流し、全員で仲良く帰宅。しかし、ここで
飲みすぎたツケが尿意という形で皆に襲い掛かる。終電なのでここで負ければ
後はない。必死に耐えるダムダム団とクロメ。そんな中ギスケ氏が音を上げて
途中下車。無常に閉まる電車のドア。ギスケ氏の身をだれもが案じたが、
なんとアヤさんがつきあい一緒に下車。鬼軍曹が、厳しさだけで
バンドを運営しているわけではない、ということを知らしめた瞬間だった。
次は下深迫仁がギブアップして途中で降りたが、他のダムダム団の
メンバーは普通に電車に乗って帰った。


11/27 三軒茶屋ヘブンスドア
【No problem!?】
(W/バイドク/おつゆ/毎日サプリメント/デッドバンビーズ)


     1. 真実
     2. グラインダー
     3. 地獄ディスコ
     4. Jumbo Viking
     5. ヘビイダメージ
     6. 仕合わせ山

ヘブンスの通常ブッキングということで、リハーサルをやるのはダムダム団のみ。
前回のライブでアウトブレイクの佐藤店長に「低音が足りないのでめちゃくちゃ
山田の低音を出して、音が中で回るならベースアンプを山田の前に置け」という
アドバイスをもらったので、山田の低音をめちゃくちゃ出してみたが、ヘブンスの
スーパーPAの方の技術により山田がベースアンプで隠れる状態は回避できた。
大山も諸事情でマイマイクではなく店の据え置きマイクを利用せざるを得なかった
(大山の声圧が強すぎて通常のマイクだと異常をきたすらしい)が、特に問題なかったので、
これもスーパーPAの方のおかげである。残った時間は「佐〇〇〇〇〇〇ま〇〇〇
〇〇〇〇〇〇に〇〇〇〇だ〇〇を〇〇してしまったのち、〇〇ま〇〇〇〇〇〇〇ーに
「〇〇〇〇〇〇」という〇〇ー〇が〇〇っ〇」、という話で盛り上がった。
本番はトップの毎日サプリメント女史が電車乗り間違えによる遅刻で
穏やかな空気が流れる中始まった。
しかし、その毎サプを見ている下深迫仁の隣に次の出順のおつゆの方が立っており、
その方はTバックにエプロンだった。前日からおつゆの方がステージ上で
全裸になることはメンバーにも周知していたが、実際に目にするとそれはとてつもない
ことである。最終的におつゆのステージで何が起きたかはここでは伏せておくし
実際に体験していただきたいが、鈴木は完全に精神をやられてMCでおつゆの話
をしていた。陰毛を燃やす警告・・・・体液とビールの交換・・・・豚の気持ち・・・。
演奏のほうは、もう少しできたかな、という感じだが、あまりおつゆに引っ張られず
自分たちの空気を作り上げられたように思う。なお、差し入れでいただいた「イカの
バター醤油燻製」は前回のイカの恨みを晴らすべく鈴木が猛烈な勢いでむさぼっていた。


11月18日 四谷アウトブレイク
【今夜、四谷の地下室で。〜ご安全に内緒の現場〜】
(w/おいおい教バンド/ハイファイコーヒーズ/じどうぽるの砲)


     1. 真実(新曲)
     2. グラインダー
     3. 地獄ディスコ
     4. Jumbo Viking
     5. ヘビイダメージ
     6. 仕合わせ山

アウトブレイクのブッキングに出演。ド金髪になった山田がメンバー分のおにぎりを
持ってくる。そこに大山が半分くらい残ったおすすめの食パンと、
おでんを持ってくる。それを見た鈴木は「俺も高野豆腐とフキの煮物が余ってから
持ってこようか迷ってたんだよね、持ってくればよかった」とコメント。
最近アウトブレイクの前にある魚屋の塩辛にハマっている鈴木はリハーサル後に
塩辛を買いに行くも、店が閉まっており入手に失敗。しかたないので
まいばすけっとで塩辛を調達。しかしここで、30%引きのイカそうめんも入手。
更にめざとく下深迫仁が30%引きの分葱を見つける。つまりこれは・・・イカ納豆である。
ひきわり納豆は定価で入手した。ここにおいて「塩辛」と「イカ納豆」の同時購入に
なったため、俗にいう「イカかぶり」が発生。対策として、塩辛の購入プランは破棄、
代わりにチャンジャを導入することになった。大山のパンに付ける
カレーも買い、これで本番は万全だ(?)。物販に並ぶ食物群を見て、
共演者の皆さんはだいぶダムダム団の存在を疑問視していたようだが、
演奏については下深迫仁の音が止まるハプニングもありながら
新曲で新機軸の「真実」を1曲目に持ってくることで、割と納得感のある
流れになった。「真実」は2ndのストーンローゼスっぽいグルーブに乗る
ポエトリーリーディングが大半を占める楽曲で、もともと存在していた既存の
歌詞を大山が完全に書き換えたもの。大山がダムダム団の作詞家として
新しい段階に入ったことを示す素晴らしい歌詞が出来上がった。かって、
ダムダム団が迷走期に入ったときに、鈴木が一人で作った「真実」。また
このような形で日の目を見ることができたことに、鈴木は感無量だった
(演奏ではいろいろミスったが)。今回出順がトリだったので、ライブが終わりしめやかに
イカ納豆と酒をやろうとしていたところライブに感動しすぎたダムダム団員が
卒倒する事件が発生。鈴木は救急車の付き添いでいったんアウトブレイクを離れることになる。
ほかのメンバーは終電ギリギリまでアウトブレイクで待ってくれていた。
団員は点滴を打って無事復旧。再開を誓って別れ、鈴木はイカ納豆と
仲間が待つアウトブレイクへひたすら走った。走れ鈴木、イカ納豆とダムダム団のもとへ!
そして無事終電前に間に合った鈴木がアウトブレイクの扉を開いて見たものは、
泥酔したあげく床にこぼした酒をはいつくばってすする大山と、イカ納豆と
チャンジャを合体させ勝手にオリジナル料理を作り食べ切っていた
下深迫仁の姿だった。・・・・。鈴木は激怒した。

 

9月19日 代々木Barbara
【トゥインクループ上野presents ″いつロックフェスティバル 2020 秋″】

(w/トゥインクループ/World wide size/バラナンブ/
森田崇允band set(森田崇允(vo./gt.)Ko2rock(sax.)宮坂洋生(cb.)中筋タイキ(dr.))
/受容/JUSTICE CRISTOPHER/HAIGAN)

      1. ファックザコロナ
      2. ヘビイダメージ
      3. Jumbo Viking
      4. 地獄ディスコ
      5. 仕合せ山
      6. デンジャラスアンド迷惑

トゥインクループ上野女史の企画に出演。彼女と鈴木は20年来の付き合いで
あり、出会ったり、別れたり、痩せたり、太ったりを常に見守り続けてきたが、
現在の彼女は小康状態にある。youtubeの配信があるためダムダム団も
コメントを求められたので、気合の入ったそれを送付。もうどこでも見られないので、
記念碑的に残しておくことにする。
「やっぴょーんロック好きのみなたん!世界が誇るモダンソリッドロックバンド
ダムダム団だよぉ?☆16時40分といえばレディス4ももう少しで終わるなっていう
時間だけど、それとは関係なく演奏頑張る(゚ω゚)の方向で、
イッチョよろしくお願いしまウィッス(^ω^)☆」(以上)
ドラム騎乗禁止のバーバラでの演奏も、非公開リハーサルを合わせれば4回目。
封印されかかったドラムダイブは常に「どうやって飛ぶんだろうここから」という不安を
「どうやって飛んだか覚えてないけどとにかくドラム騎乗せずに飛んだ」という
事実だけでひたすら塗り替えてきた。しかし、今回はリハーサルのときに
存在しなかったドラム頭上の録音マイクが・・・・鈴木は「本当にどうやって
飛ぶんだろう」という気持ちになったが、やはり「どうやって飛んだか覚えてない
けどとにかくドラム騎乗せずに飛んだ」という事実だけが残った。
あの狭い空間をどうやって・・・・。謎である。
ライブのほうは最近の盤石の演奏で、最初から山田の
ノイズ芸→「ファックザコロナ」という配信向け(?)のセットリストで飛ばした。
終わった後に鈴木のドラミングをとてもほめてくれる老人がいたが、
ふと気づけばその老人はいつのまにか半裸のレオタードになっており、
価値観がだいぶ狂った。
打ち上げで久しぶりに鈴木や大山を超える大酔っ払いが場を盛り上げており、
数々のダイナミックプレイを炸裂させては会場を炎の渦に巻き込んでいたが、
それを見た鈴木は徐々に酔いが覚めていく自分に気づくとともに、
目の前の彼の役割を普段自分が果たしていることに気づく。つまり、
皆さんの抑止力として活躍しているわけであり、そのあたりをくみ取り、
もっとねぎらってはどうだろうか。

 

9月5日 四谷アウトブレイク
【じゅんじゅん31周年生誕大宴会?サーティーワンだよ!全員集合☆?】

(w/じゅんじゅん/初咲里奈/にゃんにゃんブーメラン/ケンカオイル/
山村茜(インモラリスターR)/なんちゃらアイドル/meDag./ヒゲと味噌汁/
代官山パンク日和ドラゴン岩村/吉原悲劇//侍_崗/教祖仮面/
長倉佳斐/熱海雄一/さとーさん(回文))*FOOD*きしぱん)

      1. 仕合せ山
      2. ヘビイダメージ
      3. Jumbo Viking
      4. 抗いて、狩猟へ
      5. グラインダー


今年も大山の生誕祭が無事開催された。
開催が危ぶまれるとかそういう雰囲気も一切なく、
16時に会場入りした鈴木はドラゴン岩村が「ピャー」いう
音を出しながら大山に誕生日プレゼントの玄米を投げ渡し、
山村茜が股間に酒を満たし大山に呑まさせている
ところを見て「今年もいつも通りだな」と故郷に帰ってきたような
気持ちになった。
そんな中ダムダム団はオープニングは前年を踏襲して大山を
客席から呼び出すスタイルの仕合せ山から開始するも、
鉄板のセットリストで盛り上げるだけで終わらせるという考えを
捨て、新曲の「Jumbo Viking」を研ぎ澄ませて投下。
また、大山の独唱から始まる「抗いて、狩猟へ」も組み入れ、
彼女の歌を中心に据えたセットリストで己達を試す。本来は
大山の独唱から始まる「抗いて、狩猟へ」だが、大山が5時間
呑み続けた後のステージのため、おそらく独唱を忘れるであろう」
という危険性を回避すべく、「下深迫仁が大山の独唱を
横取りする」というずっこけパートをはさんだ。結果的に大山が
途中から横取りを取り返す形で独唱を実行。反省点も
多々あるが大山を支える愛情に包まれたよい演奏だったように
思う。イベントの最後はヒゲと味噌汁の巫女さんと大山が
クロス呑みでイッキしあうという微笑ましい儀式が行われたが
ダムダム団のメンバーも巻き込まれた。鈴木はドラムのユカさんと
それをやることになったが、イッキできそうなトマトハイを選択し
直立嘔吐を回避しようとするも、なぜかチャミスル(17%)の
小瓶が手渡され死亡確定。4分の3でギブしたら、すでに1本
飲み切ったユカさんが残りを全部飲み切った。スネアの音量と
併せてすごいお方である。今回のことで思ったのだが、
ユカさんは死ぬ前くらいのジョンボーナムに似ているから
健康に気を付けていただきたい。



8月14日 三軒茶屋ヘブンスドア
【下着dayって何ですか?】

(w/東京恋慕/おまえ/HAIGAN/ヒゲと味噌汁/FOOD:きしぱん)

     1. Jumbo Vinking
     2. グラインダー
     3. ヘビイダメージ
     4. 仕合せ山
     5. 抗いて、狩猟へ
     6. 地獄ディスコ
     7. ファックザコロナ

ヘブンスドアの通常ブッキングだが異常にメンツが
豪華で強かった。「「今日は客がいっぱいいるな」と思った
ら半分以上HAIGANのメンバーだった」という現象は
バンドマンなら誰しもが経験したことがあると思うが、
今日は本当に多かった。
リハーサルを終えて鈴木がドラムのエクササイズ
をしていると下深迫仁が近づいてきてやりたそうに
している。彼はドラムのレッスンに通っている。無駄に。
何度か「ギターのレッスンも受けたら」と背中を押したが、
ビクともしなかった過去がある。しょうがないので、鈴木は
下深迫仁にドラムを伝授した。熱心にドラムの練習を
する彼を見て鈴木は「その情熱を少しでもギターに・・・」
と心の底から思ったという。しかしそんな中、本日のライブは
前述の通り実に客がたくさんいて、何か少しダムダム団を
待ってる雰囲気もあった。そういう時に最も燃え上がるのは
下深迫仁である。実にハッスルなプレイを炸裂させ、最後は
大山に激突し転げまわっていた。大山はそれでも不動明王
スタイルを崩さない。断髪した山田はライブ直後に税金を
差し押さえられていたが、それを一切予見させることのない
ワンピース街角即買いによる新しい衣装で登場。
土壇場で思いついた「抗いて、狩猟へ」のコーラスも
鮮やかに決める。鈴木もすべての曲で「Are you ready?」と
言う(観客は誰も「イエーイ」と言わない)ニュー進行スタイルを
開発。それぞれの持ち味をしっかりと生かし、たくさんいた
観客のバイブスを大いに振動させた。
しかしあの夜が一番燃え上がったのは、泥酔したヒゲ味噌の
ユカさんの〇〇〇が〇〇〇〇になったときであろう。あれには敵わない。





7月3日 四谷アウトブレイク
【ダムダム団提供イベント ファイブソウルズ アンダー ザ フォーバレー】

(w/幽霊会社みちづれ/MANGADORON/1000000$boyz/おーたけ@じぇーむず)


     1. グラインダー
     2. デンジャラスアンド迷惑
     3. 拝狼
     4. Jumbo Vinking
     5. 地獄ディスコ
     6. ヘビイダメージ
     7. ファックザコロナ
     enc
     1. 仕合せ山
     2. ファックザコロナ


鈴木が引越しをした。段ボール20箱の見積もりが50箱になり、
引越し業者が鈴木宅に到着し荷物を見た瞬間「捨てていくものを
選べ」と迫ったといわれる凄まじい引っ越しだったといわれている。
引越しの興奮と並行してダムダム団は20年ぶりに企画の準備を
進めていた。アウトブレイクに歌心のある人たちを集めて、
最後はダムダム団が台無しにする、という趣向である。
面子は旧編成の時からの古い古い知り合いと、
現編成になってから出会った人達、バランスよく組んだ。
フライヤーも仕事をさぼって作り、告知もばっちり、ドリンクも
135杯まで無料の立て付けで素晴らしい夜になりそうだったが、
鈴木が「おーたけ@じぇーむず」の名前を「おーたけ@じぇーむす」
と間違えまくり各方面から顰蹙を買っていた。最後は
「す」と「ず」のゲシュタルト崩壊を起こし、ツイッターに投稿する
前に30回くらい確認してから投稿していた。あと自分でつけた
イベント名を間違えてツイッターに投稿しており、ツイッターで
散々リツイートしていただいたあとに気づいたのでなかなか
言い出せずしばらく画面を見て寝るなど現実逃避をしていた。
そんなことはさておいて、イベントは素晴らしいものになった。
それぞれの出演者に祝福があり、それを待ち望んでいた
観客があり、悲痛な空気に満ち溢れていた2020年の夏に
見つけたかった一つの夜に向かう勇気があった。
トリのダムダム団もそれを受けて発奮。「ファックザコロナを2回
やる」という言いたいことをはっきりと言ったセットリストを敢行。
いったんオクラ入りとなった「Jumbo Vinking」も、大山が
歌詞もメロディも完全差し替えしたことで蘇り、新しい
ダムダム団のうたとして一本筋を通した形になった。
トリということは終電までの時間は少ない。その短時間でどれだけ
酔えるのか。そもそも主催なのでいろいろ事務処理もある。
しかし鈴木は見事に泥酔し、高円寺の日高屋で爆沈。
そのまま新居に帰宅し玄関の電灯スイッチを破壊していた。



6月17日三軒茶屋ヘブンスドア
【stairway to heaven's door 4】


(w/World Wide Size/竹花英就/CxGx/HAIGAN)

     1. グラインダー
     2. 抗いて、狩猟へ
     3. 地獄ディスコ
     4. 仕合せ山
     5. ヘビイダメージ
     6. デンジャラスアンド迷惑
     7. ファックザコロナ


World Wide Size企画に出演。ある日知り合いのライブの
打ち上げの右斜め前に鈴木がヤバそうなやつを見つけたが、
それが後のWorld Wide Sizeの木戸浦さんだった。初対面である。
当日はリハーサルの段階ですでに木戸浦さんがストロングの
ロング缶を呑んでおり、「さすがだな」と思わせる。5年ぶり、
現編成では初めて、のダムダム団ヘブンスドア上陸だが、
セッティングの段階で担当のユーラさんが鈴木のドラムセッティング
を覚えており、「さすがだな」と思わせた。本番前、1番目の
竹花英就氏が2本のポールに縄を張り、渡された縄に花火っぽい
ものを無数につけている。花火か否か・・・しかしこの世にそんな
ライブハウスは・・・・。本番が始まり、初見のダムダム団
は竹花氏のステージングに衝撃を受けていた。ホワイトストライプス
とYAZAWAの融合、首だけのマネキンとキス、バイクの
アクセルをひねる音でサウンドメイク・・・さすがである。
そして、ステージに脇に置かれていた2本の
ポールが火を噴く!結果的に強制的にライブハウス側に
換気を要請するという強いメッセージ性を感じた。最後、
竹花氏のステージが終わる間際にユーラさんがステージ下に
待ち構えており、「終わった瞬間にぶん殴るのかな」と思ったら、
普通にラストの演出で使う送風機の操作をしていた。さすがである。




2020年3月27日(金)代々木Barbara
【じゅんじゅんpresents「華金だよ!全員集合☆」】

(w/Uotomizz/ザ☆ツイてるズ/教祖仮面/東京恋慕)

      1. 仕合せ山
      2. グラインダー
      3. 地獄ディスコ
      4. 拝狼
      5. デンジャラスアンド迷惑
      6. ヘビイダメージ
     7. ファックザコロナ


「会話を否定から入る人は嫌だね」という話で盛り上がる
ダムダム団。「でもー」「いやそれは」「だってさー」等。
一方、下深迫仁は「すごいっすねー」「そうっすねー」
「マジっすか」だけの虚無で会話を成り立たせるので、
彼の評価が相対的に上がった。
バーバラはドラムダイブ禁止なので、リハーサルでドラム椅子から
飛べないか検討するが、天井に梁があるためそのまま飛ぶと
梁にぶつかって落下しドラムセットが崩壊する未来が見え、
椅子から50センチくらい浮いてそのまま水平飛行しないと
無理なので諦めた。
イベントは最近調子が悪かった大山の企画であるが、大山を心配した
方たちが集まってきてくださり、温かい夜になった。ありがたい
ことである。最近の騒がしい世間の時流に乗らず「柏餅と桜餅
どちらか強いのか」というMCで場を盛り上げようとしたが
会場全体に「こいつは何を言ってるんだ」という雰囲気が
流れつつ演奏スタート。MCで盛り下がった会場をゆっくりと
段階的に温めながら、Aメロで山田がレッチリ並みのカッティングを
炸裂させるアレンジ替えをした「拝狼」が功を奏し
会場もわりとダムダムしてきた。「ヘビイダメージ」で
興奮した鈴木はドラムダイブを禁止されていたが突如ひらめき、
椅子を力点に、タムを支点に、体を横にしながら梁をすり抜け
ダイブ!結果的に大山の膝裏を低空ドロップキックする形になったが、
大山は衝撃をうまく逃し不動明王スタイルを崩さなかった。
ラストはみんなで2分で作った新曲「ファックザコロナ」。
鈴木が繰り出す高速ガバテクノのビートに合わせ他の3人が
アドリブでやりまくるというもの。途中で山田と下深迫仁が
同時に違うギターソロを引くというパートもあり、時代が呼んだ
ダムダム団最速、最狂、最短の曲でデストロイして終了。
今回は入場者にマスクを配布する心意気を見せたダムダム団。
マスク一枚一枚の袋にそれぞれメンバーが絵を書いて好きなものを
選んでもらうことにしたが、最後まで残ったのは下深迫仁が書いた
ブタに「ロックンロール」と言わせた最も心のこもっていない
一枚で、彼の虚無がマイナスに作用した顕著な例である。



2月22日(土) 新宿ワイルドサイド
【nkmi (from meDag. ) presents NYA! NYA! NYA! pt.4】

(w/教祖仮面/デッドバンビーズ/ヒゲと味噌汁/SHOWKYOS ME/
トゥインクループ/Pank!n/VERONICA VERONICO/Food きしぱん)

      1. 拝狼
      2. デンジャラスアンド迷惑
      3. 地獄ディスコ
      4. グラインダー
      5. 仕合せ山
      6. ヘビイダメージ


メダー企画に出演。「酒クズを集めた」とメダー猫女史の
言う通り、どこから見てもヘブンズドアがそのまま移動
してきたような面子である。オープンが早かったがリハーサル
がなかったのでダムダム団のメンバーは鈴木以外わりと遅めの
集合。出演者は界隈の人が多かったが、そういうとき、
鈴木は「この人割と知ってるけどコイツは俺のこと
覚えてるのか」みたいな人に自分から挨拶できない(というか
メンバーが居るとメンバーが代わりに挨拶してくれる)。
結果的に「この人割と知ってるけどコイツは俺
のこと覚えてるのか」の人達が大量に鈴木に挨拶して
くださり、鈴木は礼儀知らずの引きこもり的な感じに
なっていた。
イベントは始まり、超強いバンドたちがグッドバイブスを
生み出していく。面子が強力だったがなぜかの
大抜擢でトリ前ということで鈴木はずっとテンパっていた。
メトロノームをかけっぱなしにしたまま楽屋を
離席し怖がられ、オープニングの演出をメンバーに
説明するだけで汗びっしょりになる。お家芸の
「水をどこにおいたか忘れる」も発動して絶好調だった。
演奏はそれに比例してなのかどうかわからないが、
MCなしのオープニングから徐々に上げていくパターンを
着実にこなしていく。そこまで温まってきたオーディエンス
に対し、トリ前のアクトとしてはチャレンジングな
バトルだったが、結果的にかなりいい演奏ができたように
思う。
これを書いている2020年3月中旬現在、新型コロナウィルスの
騒ぎによりライブハウスが大変なことになっている。
あの夜はまだその被害を免れた日だったが、もしあの夜が
今日だったとしても、あそこに集まった顔ぶれは誰一人欠ける
ことがなかったのではないだろうか、そんな夜だった。
あと、「ヒゲ味噌の巫女さんてスッピンだとおじさん
みたいだな」と楽屋で思ったが、ちゃんと確認したところ
デッドバンビーズのドラムの人だった。



■2月17日(月) 四谷アウトブレイク
【下北沢ろくでもない夜×四谷Outbreak!×渋谷gee-ge.×
町田ThePlayHouse共同企画
『ライブハウス盛り上げ隊〜四谷編〜』】

(w/ひねもす大臣&The House Rockers/Daimon Orchestra
/ハイエナカー/ずみを/O two Current(Acoustic) )

      1. 仕合せ山
      2. ヘビイダメージ
      3. 地獄ディスコ
      4. 拝狼
      5. デンジャラスアンド迷惑


山田は新しい職が適職過ぎて、調子に乗ってシフトを入れまくった
結果ライブ当日謎の激痛に襲われリハーサル欠席。労働もほどほど
にして頂きたい。大山はもともと後乗りだったため、鈴木と下深迫仁
2人でモノ寂しくリハーサルを敢行。何も確認することがなかったので
とりあえず全曲やって無駄にいい汗をかいておいた。リハーサル後は
2人で「何かの汁をついつい取っておいてしまう」という話で盛り上がり、
「どちらが多くの汁をミックスしてうまいオリジナル汁を作ったか合戦」
では鈴木が5種類で勝利を収めた。
イベントが始まる頃には無事全員集まり、大山はパーカーを新調して登場。
本番直前に軽く音出しをしたのみで演奏に臨むことになった。
オープニングは男2女2という編成なのにバレンタイチョコをくれなかった
ことについて恨んだり逆に感謝したりしたMCでバイブスを高めた。
リハーサルなしということと、それぞれの体調不良等もあり緊張の糸が
張り詰めるステージ上、各種のマイナス要因が功を奏したのか、
お互いの音をしっかりと確かめるように、「仕合せ山」のイントロ
が美しく決まる。途中の山田ソロのテンポが異常に早かったが
演奏は全く崩れず、むしろそのスピードが正解だったのではないか
と思わせる疾走感。2曲めは「地獄ディスコ」の予定だったが鈴木が間違え
「ヘビイダメージ」のイントロをやりだすもメンバー全員ちゃんと演奏開始。
そして、飛ばされた地獄ディスコはどうなるかと思ったが大山がしっかり
「地獄ディスコへようこそ!」と叫び、入れ替えられたセットリストは
はじめからそうであったかのように進み無事演奏終了。今のダムダム団の
チームワークを証明するライブとなった。
演奏終了後はアウトブレイクのホッピーシステムを十分に活用し、鈴木が
泥酔。途中で振る舞いウィスキーショットもあり、更に泥酔。対バンの
Daimon Orchestraの演奏中に大山をリフトしていた。



1月24日(金) 両国サンライズ
【ぞの無法地帯】

(w/Raysa/クボユーリ/サワレレ/山端麗菜
/平原ケイシ/marebito)

      1. 仕合せ山
      2. 地獄ディスコ
      3. ヘビイダメージ
      4. 拝狼
      5. デンジャラスアンド迷惑


共演のサワレレ女史がドリアをフードとして出すということだが、
それのダシと具にシイタケが使われていることを知り鈴木が激怒。
鈴木はちらし寿司に入っているシイタケを丁寧に取り除いて
出されても気づいてお母さんにキレるくらいシイタケが嫌いであり、
サワレレ女史には「あんまり面識ないけどめんどくさい」と言われて
いた。しかし、思い切って食べたところうまかったので、鈴木は
大人の階段を登っているのではないだろうか(42歳)。
リハーサルで山田は自らのギターの音量が大きすぎると感じたが、
「音量は下げずにアンプの位置を少し後ろに下げる」という謎の
方法で対応。結果として自分の音以外ほぼ聞こえずドラムの
皮が揺れる様を見ながらタイミングを合わせていたという。
本日のライブは「仕合せ山」からの開始だが、イントロを大胆に
アレンジし荘厳かつインパクトのあるオープニングを演出することに
成功。また12月31日のサンライズのライブで照明が全部落ちたという
ハプニングを踏襲し、今回は「デンジャラスアンド迷惑」で
わざと照明を全部落とし、「すわ大晦日のハプニング再びか」
と思わせておいてじわじわライトを点けていくサプライズ演出を
実行。しかし、大晦日に立ち会った観客が誰もおらず受付の
池田さんがビビっただけだった。全体としては中音もスッキリしており、
冷静にプレイできた面白ライブという感じで終了。
通常ライブ後は限界まで飲み倒すダムダム団だが、大山が
シャレにならないくらい調子が悪く早退。調子が悪すぎて
自分の物販であるチェキを忘れていったので、下深迫仁と
鈴木で勝手にチェキを撮って大山に送りつけた。
これが少しは
彼女の支えになれば幸いである。







1月8日(水) 早稲田ZONEB
【じゅんじゅん&マッちゃん新年会!!!2020だよ!全員集合☆】

(w/リリリ/ケンカオイル/シロッコ/ライリィライリー/フルソマ/極東ピーコック
/∞処女サブステージありったけの世界の僕(ありったけの世界)/
神宮さん(サーティーン)/タグジョンダ良牙(アンティークロック)
/蜩c真秀(ラブジェネリック)/COFFEE(COFFEE and RiCE)

      1. ロンサムビリー
      2. 地獄ディスコ
      3. 拝狼
      4. デンジャラスアンド迷惑
      5. グラインダー


大晦日のライブ(の打ち上げの帰り道かもしくは自宅内)で
負傷した鈴木は、謎に肘と右胸が超痛い症状に悩まされていた。
折れたか、ヒビか・・・・・。いずれにしても次のライブが実行可能か
怪しいもので、「アコースティック編成でライブか、これはもう解散
だな」と一人落ち込んでいたが近所の老人医者に胸をグイグイされた
結果「チョコラBBを飲めば治る」という結論が出されたので
本当によかった。
大山がリリリの松岡氏と組んで企画した新年会的なお祭りである
今回のイベント、アットホームな雰囲気の中、時が進む。
大山が「焼き鳥を作る」と宣言していたのでワクワクして行ったら
全部鶏皮だったときの絶望感はさておいて、山田加入後の
初ライブからちょうど1年後である。そのため、山田には
サプライズで演奏前にみんなで万歳三唱をして演奏開始。
万歳をしていたのはケンカオイルのメンバーと鈴木だけだったよう
な気がするが気にしない。鈴木は前回のライブでドラムがへっぽこ
になる奇病にかかっており、そのトラウマが発動したきっかけの2曲
を冒頭にやってトラウマを克服しようとしたが、わりとギリギリの精神
状態で、わかる人にはわかるようなへっぽこだったがなんとか
ごまかしながら乗り越えた。山田からは「健闘した」と慰められ
たため、とりあえず次には完全に克服したい。
イベントも無事終わり、緊張の糸が切れて飲みすぎた大山は終電内で
軽くハイパーじゅんじゅんタイムに入った。「誰が大山の面倒を見る
のか」という議論がなされたが、高円寺で降りる大山、鈴木は中野。
下深迫仁と山田は西荻窪以降の降車なので、明らかに鈴木が
世話役になるべきである。あとバンドのリーダーだし。全体にも
そういう空気が流れていた。
しかし、東西線の終点である中野から高円寺行きの中央線に
乗り換える際、酔ってリーダーとしての矜持を失っている鈴木は、
3人が乗った電車にギリギリで乗らず、そのまま閉まるドアを見送った。
そのときの「コイツやりやがった」という車内の2人の顔は今でも
忘れられない。




2019年================

■12月31日(火) 両国サンライズ

【MUSHAxKUSHA 企画:二死満塁2019】

(w/MUSHAxKUSHA /おーたけ@じぇーむず/
akanoblue/BANANA NEEDLE/裸体のシルエット/
THE OGIKIZ/ONE’S TRUTH/SoberBrown)

      1. ロンサムビリー
      2. デンジャラスアンド迷惑
      3. グラインダー
      4. ヘビイダメージ
      5. 地獄ディスコ
      6. 仕合せ山

大山が、「尻がただれる病気」にかかる。帯状疱疹というらしい。
余波で禁酒になり、悲しみに打ちひしがれる彼女を元気
づけるメンバーのメールが飛び交う中、鈴木は映画の予告編風に
「バイオハザード アヌス! 禁酒後悔!」というハイブロウな
ギャグを送信したが全員に無視された。更に大山の受難は続き、
酒を断つことで精神がクリアになりなんか落ち込み気味になって
当日のリハーサルに登場。ただ大山は禁酒によりむくみが
取れダムダム団史上もっとも可愛くなっていたため、メンバー
みんなで「かわいい!」「かわいい!」と口々にに励ました。
本番はトップバッターということで、会場を温めるべく「ダムダム団の
勝手にカウントダウン」を披露するなど趣向を凝らした演奏を
行った。そんな中、照明系統の電源が落ちるハプニング発生。
真っ暗闇の中演奏するダムダム団。「グラインダー」のラストの
サビで復活した照明にあわせて爆発する演奏。その後も照明は
再度落ち、復活しなかっったため最後は普通の電気が点いて、
「リハーサルを暗い客席で見る人達」のような状況になり面白かった。
鈴木はハプニングを楽しんでいるふりをして密かに動揺して
いたらしく、「地獄ディスコ」で突然ドラムがへっぽこになる
奇病にかかった。しかし、各メンバーにはそれが伝染せず、
それぞれがそれぞれのありかたで鈴木を支える形での
演奏となった。おかげで最後の「仕合せ山」は病気が回復。
みんなの力を合わせてなんとかラストは決めた。
今回企画に呼んでくれたMUSHAxKUSHAはダムダム団が初期
メンバーの頃から常にシーンの先端にいたバンドである。
鈴木はどこか嫉妬めいたものを持ちながら「いつかあそこに行くぞ」
と背中を見せられ続けていた。20年の時を経て、ついに
MUSHAxKUSHAに呼ばれる形で同じステージに立てたことは、
死に損ないながらダムダム団をしつこく続けていた事に対する
一つの答えだったのではないだろうか。
しかし今回の演奏に関しては完全に納得できるものとはならず、
まだ届けたい言葉も途中で終わってしまったように思える。
「来年またトップバッター、やらせてください」という鈴木の言葉と
共にダムダム団は両国サンライズを後にした。
ところで14時半開始のイベントでダムダム団がトップバッターということは、
終演まで無限に飲み続けられるということである。ライブの反省もあって
か、1バンド2杯のペースで飲み続ける鈴木(8バンド分)。
打ち上げの前に記憶を失い打ち上げの焼肉店で半生の肉を食べる
鈴木。次の日仕事なので帰る必要があり、「帰る、帰る」といいながら
3時までいた鈴木。腹は壊さなかったが、起きると右手と胸が
なぜかすごく痛い鈴木。激痛と泥酔の中仕事にちゃんと行って、
山田から音楽以外のところでリスペクトされていた。




■12月2日(月) 四谷アウトブレイク
【佐藤学生誕祭初日:仁侠ヴァイオレンス合同生誕祭!!】
(w/ロビン色ノ空/松戸カプセルマーケッツ/Break Up Street/暗黙のストライカーズ/
ハイファイコーヒーズ/The Blue Scream/Ns.aoi&やぎぬま)
 
      1. デンジャラスアンド迷惑
      2. ヘビイダメージ
      3. グラインダー
      4. 拝狼
      5. 地獄ディスコ

ライブ2週間前くらいに鈴木が腕に違和感を覚え、モノを運ぶたびに
ピキッとするので「ついに肉体的限界がきたか、これはもう解散だな」
と一人落ち込んでいたが近所の老人医者にもみもみされたら治ったので
本当によかった。山田がひっそりと職を失い、ニートになりかけたが
次の職があっさり決まり、これも本当によかった。そんな中臨むは
佐藤店長誕生祭の初日、トリというポジションのライブだった。
ライブ前の練習が「腕ピキ病み上がり&無職」というリズム隊のバッド
コンディションによるものなのか、あまりバイブスが高まらないもの
だったせいもあり、リハーサルにおける対バンのハイクオリティっぷりに
「対バンが全員強い」と遠い目をする鈴木、「プロが来てますね」と
プライドゼロの下深迫仁。いつもは全力で対バンを楽しむ大山にも妙な
緊張感と静かさが漂っているのが感じられた。佐藤氏は我々を見れば
「今日は全員強いよ」「あっさり食われるぞ」と挑発してくる。これは、
ダムダム団を鍛えようとする彼からの試練であろう。彼の生誕祭には
何度か参加しているが、なんとなく気負いすぎて会心の出来からは少し
ずれた演奏をしてきたように思える。それを今日覆せるのか、試練に対する
答えを出せるのか。
オープニングは「佐藤氏の頭髪とダムダム団はどちらも、
もうないと思ってもなんかまだある」ということになぞらえた俳句を
詠み爆笑を取ったところでそのまま「すんどこセッション」に突入。
それぞれの緊張感がシンクロするように互いの音を聞きながら
丁寧にずんどこする4人。そしてグルーブが醸成された瞬間
「デンジャラスアンド迷惑」に移行!演奏がびしっと決まり、散々強いバンドに
やられまくってきた観客とも完全にシンクロ。謎の初見照明担当氏の
ハイパーセンスライティングも炸裂し、完全なるハリウッドが終始展開
することになった。最近お得意の「最後の曲だけ1.5倍くらいのスピー
ドになる」が発生してしまいあとで佐藤氏に怒られたが、
それでも珍しく褒め要素の多い寸評をもらった。鈴木としては、
与えられた試練を乗り越えた気持ちがあり、佐藤氏にも「乗り越えたぞ」
と伝えた。すると彼は「今日のメンツだったら、ダムダム団がトリでしょ」と、
さもあたりまえのように言ってきたという。泣かせるねぇ。

まだあるの/ダムダム団と/佐藤の毛 (詠み手 鈴木)

 

 

■11月10日(日) 四谷アウトブレイク
【イノマー万博 Vo.47】

(w/安田ボンバーExplosion/人生ダメ子(ぼくたちのいるところ。)
/ミズイロノアカ/佐藤惟久馬(NamikumA)/John)
 
      1.グラインダー
      2.地獄ディスコ
      3.拝狼
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.ヘビイダメージ

大山が敬愛するイノマー氏主催のイベントに出演。
ダムダム団としても超初期にオナニーマシーンと対バンして
いたため、実に古い縁がつながったことになるが、
今回の出演はいつの間にか大山が勝手に応募しており
鈴木にライブハウス側から詳細が届いた際「なにそれ知らない」と
一旦断るという事態が発生したがなんとか収集した。
下深迫仁の風邪は悪化しているように見えるが、
「餃子を40個食べる」という謎の治療法によりそこそこ
元気のようだ。大山が金を稼ぐために物販でレバーの
ワイン煮を売り出す。それに便乗して鈴木と
下深迫仁は自分用に持ってきたサンドイッチと
おにぎりを一緒に陳列していた(サンドイッチは売れた)。
6週間連続でやってきたこのツアーも最終局面を迎えたが、
その中でも○○が○○を○ったり、○○が〇を○ったり、
色々あった。そのような積み重ねと、イノマー氏との
古い縁に鈴木はエモくなり、オープニングのMCでメンバー
紹介の後、病床にいるイノマー氏に「18年ぶりだよ、
イノマーさん」と呼びかけて演奏を開始した。これにより
山田が覚醒。無慈悲な爆音と人智を超えた手首速度で
全てを殺しにかかる。大山は言わずもがな、イノマー氏への
思いを歌に叩きつける。下深迫仁は特に何も考えていなかっ
たがギターが良かった気がする。
25分をノンストップでプレイするだけのフィジカルも身につけ、
セットリスト中盤のアクセントして育ててきた「拝狼」も
遂にグルーブしだす。ラストは千切れそうになるくらい超高速の
「ヘビイダメージ」で終了。感情と技術がお互いにドライブした、
メンバー間でも「今日はやった」という手応えのあったライブ
だった。
打ち上げでは勝手にアウトブレイクのテーブルを出し、
アウトブレイクの醤油を借り、スーパーで買ってきたマグロに
納豆を合わせてマグロ納豆を食べだすダムダム団。最後は
納豆が余ったので単品納豆をつまみにしていた。
ところで下深迫仁が4回前のライブから白いしっぽを付けて
ライブに臨んでいるが、発案者の鈴木はすでに面倒くさくなって
おり、ライブ直前に下深迫仁が尻尾を装着する場面に
出くわしたにも関わらず見なかったふりをしてそのまま
ステージに向かい、「責任を取らないぞ」というスタンスを
貫いた。




■11月2日(土) 早稲田ZONE B
【トゥインクループ企画 -トゥインクループのただいま全力投球-】

(w/トゥインクループ(guest bass林良太Fromミックスナッツハウス)
/ベルベットマントルス/冬苺(ろくすそるす)<ドロンコ(ex.裸のラリーズ)、
田畑満(ex.Acid Mothers Temple)、長谷川真子
(Maher Shalal Hash Baz)>/シャイガンティ)
 
      1.抗いて、狩猟へ
      2.ヘビイダメージ
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.地獄ディスコ
      5.拝狼
      6.グラインダー
      7.仕合せ山


トゥインクループ企画に出演。デイイベントの出順が1番目
ということで、14時10分にライブハウス入り、14時25分
リハーサル→15時30分演奏というタイトスケジュール。
下深迫仁がZONE Bに到着するなり「寒い、寒い」と
言っている。鈴木が「風邪ひいてるんじゃないの」と指摘
すると、「風邪はひいてます」と堂々の宣言。リハーサル中に
山田のギターの音が出なくなりメンバーが固唾を
飲んで見守る中、下深迫仁はなぜかオジー・オズボーンの
「クレイジー・トレイン」
の練習をしだし、緊迫した現場に
あのリフが朗々と響き渡っていた。山田のギターは無事復旧し、
前回のライブから1週間にあったいろん
なことを報告しあっていたら本番の時間になっていた。
鈴木は「電車の中でマクドナルドを食べる人を許した話」
をしたかったが、時間がないので割愛した。
1曲目は初の試みである「抗いて、狩猟へ」。1曲目から
大爆発するのではなく、きっちりと音楽を届ける試みで、
大山のアカペラもぐっと引き立ち、2曲の「へビイダメージ」
にうまくバトンを渡した。その後も緩急をつけたセットリストで、
35分のやや長めのセットリストを乗り切った。MCで行った
「ほうれん草のおひたしに豆板醤とニンニクのすりおろしを
混ぜて食べるとほぼ家系ラーメンの味がする」という発表
がわりと観客に無視されたのは実力不足と言わざるを
得ないが、それ以外は必要以上に熱くならずに
しっかりと演奏をすることができたのではないだろうか。
ライブが終わったのが16時で、イベント終了が20時過ぎ。
まずそこまで泥酔せず辿り着いたうえに居酒屋での
打ち上げに参加しなければならない。これはライブよりも
厳しい戦いである。気を引き締めて戦いに臨んだが
あっさり記憶を失った鈴木は路上でドラムケースを枕に
寝てメンバーに嫌がられていた。

■10月25日(金) 早稲田ZONE B
【シスターポール企画 -Tokyo Gay Rockers-】

(w/Sister Paul/教祖仮面/バラナンブ)
 
      1.デンジャラスアンド迷惑
      2.ヘビイダメージ
      3.拝狼
      4.グラインダー
      5.地獄ディスコ


シスターポール企画に出演。出順があみだくじで
決定されるというアットホームな趣向で、ダムダム団は
なんの因果かトリ。しかし、仮面教祖→シスターポール→
バラナンブ→ダムダム団と、並び順的に「徐々にゴスい感じ
が盛り上がったところを最後はスットコドッコイか出てきて
終わる」みたいな見事な並びになり、偶然が呼ぶ奇跡を
前にシスターポールのマッキーさんも「あみだくじは
なんかある」と言っていた。
前回のライブが終わった後に、下深迫仁から「曲のテンポを
若干下げて演奏の精度を上げてはどうか」という提案があった。
確かにライブ時に曲が早くなりすぎて演奏が空中分解する
瞬間もあり、これは一つの課題だったため、リハーサルから
それに挑戦することにした。その結果、ギター始まりである
「拝狼」のテンポが異様に下がり、メンバー間の時が止まった。
しかしながらそれに対して、誰もハシることなく、一つ一つの
音を確かめながら一生懸命グルーブする姿は、新しい道を
切り拓かんとする人間の美しき姿でもあった。
オープンしたフロアにDJマリー女史が「恋愛レボリューション21」を
ドロップし、ダムダム団は全員で「超超超いい感じ」のフリまね
をしバイブスを高める。あとはプレイするだけだ。
本番は最近の流行である「ずんどこセッション」からの
「デンジャラスアンド迷惑」を1曲目に配置。休み無しの完全
ノンストップの25分とした。リハーサルで時が止まった
「拝狼」については、やはり下深迫仁が時を止めに来たので、
メンバーもそれに応えるべく時を動かそうと頑張った。
結果として、若干の違和感はありながらも、この曲の持つ
本質的な部分に近づけたような演奏だったと思う。
これからのブラッシュアップに期待したい。打ち上げでは
マッキーさんのフードのチキン南蛮と魯肉飯の具をミックス
させることによって新しいつまみを生み出す等、鈴木の
クリエイティビティが音楽以外のところで炸裂していたが、
今回のライブは、前回完全に付け損となった下深迫仁の
ズボンに着けられた白い尻尾
のリベンジ戦でもあった。
尻尾に針金が入っており、尻尾を曲げることによって立体感を出し
存在を高めるという作戦だったが、やはりもちろんバンドに
なんの貢献もしなかった。



■10月18日(金) 新宿ワイルドサイドトーキョー
【Axe -23° aniversario-】

(w/Jaded In Tokyo/ kurarolowa/Andy/Monoral Zombie*)
 
      1.グラインダー
      2.地獄ディスコ
      3.抗いて、狩猟へ
      4.ロンサムビリー
      5.仕合せ山
      6.拝狼
      7.デンジャラスアンド迷惑
      8.へビイダメージ

本番前の練習に入った後、飲みに行ったダムダム団。2次会を
中野ライフの駐車場で行いサーモンの刺身を手づかみで食べる等盛り
上がる中、MCに関してのアイデアが泥酔した鈴木から湧き出す。それは、
主催の南女史にあやかり、アニメ「タッチ」の主題歌の一節を鈴木が
アカペラで歌い、「星屑ロンリネス」のところまで進み、そこで楽器隊
が「ジャンッ」と切れよくやってキめる、というものだった。その時は
それですごく盛り上がり、帰宅後、下深迫仁がなぜかその曲をギターで
弾いたものを録音してメンバー全員に展開するほどの熱の高まりを見せ
たが、朝起きて我に返り「コレほんとに面白いのか」と冷静になった鈴木は
ワイルドサイドに近づけば近づくほどあの夜の熱が下がっていくのを感じ
タッチはやめることにした。
その代わりといってはなんだが、ダムダム団の前に出演するモノラル
ゾンビの楽器配置(ドラムセットが右の最前列まで出る)を拝借し、
ステージの上に山田と鈴木、ステージ下、フロアに大山と下深迫仁という
超変則配置を当日思いつき敢行。店の人に直前で申し出るのは勇気が必要なので、
鈴木は、ワイルドサイドと懇意にしている山田の背中に隠れながら
スタッフの方に依頼し快諾を得た。リハーサルも終わり鈴木と下深迫仁は
仲良くセリアでお買い物。こういったバイブスの高まりもまた旧メンバーでは
なかったことで、かつて下深迫仁が衣装を忘れたので代替品を探して
殺意の波動を出しながら秋葉原をうろついたこと
を懐かしく思い出す。
あまりにバイブスが高まり、なぜかズボンに着ける白い尻尾を購入。
ライブのときに下深迫仁が着けることになった。
本番は泥酔者と様子見が入り乱れるカオスな現場で、さらに楽器配置も
特殊、トリで40分セットという自らを試されるような戦いだったが、
20年の時を経て過去最高の切れ味を獲得した「地獄ディスコ」が
フロアを沸かせる。ここを一つ目のピークとして、ラスト「ヘビイ
ダメージ」ではステージ上のドラムセットからフロアへ高低差を
活かした鈴木ダイブ。各方面から命の心配をされたがこれも
20年の時を経て受身の技術が切れ味を増しており膝を目いっぱい
打っただけで済んだ。演奏終了後、大山がフロアから去り、ステージの
幕が下りた結果フロアで独りぼっちになった下深迫仁が死んだふりを
するというエンディング含めライブ内容は反省もたくさんあった。
しかし、様々な形で良き評価を頂き、現在のダムダム団の価値を確かめる
事が出来た日だったと思う。そしてもちろんだが、下深迫仁のズボンに
着けられた白い尻尾はバンドになんの貢献もしなかった。



■10月5日(金)千葉LOOM
ニシキヲリタカツグ生誕34周年企画 ニシキフェス2019
(w/デカダンレトリヲ/覇王/幽霊会社みちづれ/
LABORATORY'S/暗黙のストライカーズ)
 
      1.ヘビイダメージ
      2.地獄ディスコ
      3.拝狼
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.グラインダー     

ニッシーの企画に出演。ニッシーは大山の「泥酔から始まる
ストーリー
」の登場人物である。久しぶりの千葉遠征だが、
千葉はアメリカと同じくらい広く、その広さを舐めていた鈴木は
時間を見誤り全然到着しない電車に焦りと絶望を滲ませるが、
千葉駅からモノレールに乗って「かっこいい!」とテンションが上がり
メンバーに「モノレールかっこいい!」とメールで報告していた。
千葉LOOMはクラブとライブハウスの二毛作的なお店のようで、
でかいテキーラのビン風オブジェ、物販コーナーにされるVIP席、
鼻の高いドリンクスタッフ等、そのどれもが普段のライブハウスとは
異質だった。また、スタッフの方たちの感じのよさがものすごく、
好感度2000%くらいだった。そのサービス精神からかモニターから
返ってくる中音がドラムの音が聞こえなくなるくらいにサービスして
頂いたので、「モニターの音量をかなり下げて下さい」と丁重に
お断りしておいた。
本番はドラムセットの後ろにDJの御立ち台みたいなところが
あったので、鈴木は着席する前にEDMのDJがよくやるポーズ
そこで決めたが特に反応が無くまずひとスベり、といったところで
演奏開始。25分のセットリストでおなじみノンストップで責める。
照明のサービスがすごく前の一列より後ろがまったく見えなかった
のである意味演奏に集中できた。新曲「拝狼」は
レイジアゲインストザマシーンと米津玄師を意識したナンバーで、
ライブの一つのハイライトになるべく生まれたがまだまだ技術が
足りず反省点も多い。ただし、オーディエンスの反応は
想定通りの感じで、これから期待できると言える。
ライブ終了後は「This is Underground」という言葉が流行った。
鈴木が持ってきたスルメで歯が欠けた大山も「This is Underground」。
カレーが椅子においてあるのに気づかず尻で踏んで
脱糞のコスプレになった鈴木も「This is Underground」。
白いTシャツをカレーと正体不明の黒い物体で汚してしまい、
トイレでTシャツを丸洗いし、びしゃびしゃのTシャツで帰宅する
鈴木も「This is Underground」。



■9月4日(水) 四谷アウトブレイク
【じゅんじゅん生誕大感謝祭 ついに三十路だよ!!全員集合★】

(w/初咲里奈/リリリ/代官山パンク日和/クロメ/
じゅんじゅん/ケンカオイル/ドラゴン岩村/にゃんにゃんブーメラン/
地獄の救急車(じゅんじゅん×ドラゴン岩村)/畑拓朗(神戸)/
熱海雄一/万年床わたなべ/長倉佳斐 /オカダヨシヨシ/
ウクレレ高円寺/さとーさん/ケンカオイル/ト刈ヒロト)
    
      1.仕合せ山
      2.ヘビイダメージ
      3.抗いて、狩猟へ
      4.地獄ディスコ
      5.グラインダー
     


大山の誕生日企画に参加。自分で自分を祝うスタイル
で、14時〜23時まで大山が酒を飲み続ける狂ったイベント
である。鈴木は16時頃に会場入りした瞬間、ドラゴン岩村が
「ピャー」というノイズを出しながらドラムを激しく叩き、大山
への誕生日プレゼントとして用意した1メートルを超える
昆布の束をフロアに投げつけるところに立ち会い、「これは
すごい夜になりそうだ」という予感に満ち溢れたという。
その後もケンカオイルのMAD氏が自分で調合したアロマ
オイルをダムダム団の客に売りつけようとしたり、
フードで牛タン焼きが出ていたので、鈴木が松屋の
単品ご飯を買って「牛タン丼」にして食べていたら山田が
「ズルい」と謎のクレームつけてきたのでご飯をわけあった
りしながら出番を待った。
本番は、「大山が観客席にいる→"仕合せ山"の途中
からステージに登る」というスタイルでスタートする予定も、
なぜか「観客みんなで鈴木を罵倒する→励ます」の
ループが始まり、なかなか演奏が開始されなかった
(よくみると、大山もループメンバーの一員だった)。
しかし、鈴木は無力無善寺マスターのどギツい煽り
経験しているので、特に問題なくループメンバーの
ヤジをかわして演奏開始。
正直ボーカルが誕生日のライブなので何をやっても
盛り上がるわけだが、演奏に対する意識をここ最近で
アップグレードしたダムダム団は正確に観客を殺しに
いった。大山もしこたま酒を飲んだ状態でステージイン
したことで自らを開放しつつ、ダムダム団のボーカルとして
の矜持を見せていたように思う。結果として、現メンバー
における最高のフロア熱を沸き起こし、最後は
下深迫仁が観客の上をサーフし、山田がギターの
弦を引きちぎりまくって終了。心残りは最終曲
"グラインダー"の前に鈴木が大山に対する
感謝表明のサプライズミニMCをするところで、
滑舌が悪すぎてフロア全体が「?」となったことである。




8月7日 西荻窪Pit Bar

【リリリ企画 -リリリのライブ会-】
(w/リリリ/Sister Paul/THE WAMEKI/gloptin) 
    
      1.ロンサムビリー
      2.ヘビイダメージ
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.グラインダー
      5.仕合せ山
     


猛暑の中リリリ企画に参加。鈴木は自宅の野方から
西荻窪まで自転車(変速なし)で移動しメンバーから
驚嘆の視線を受けていた。あと、pitbarの手前くらいで
イースタンユースのベースの人を見かけて「西荻だな」
と思った。今回の対バンはダムダム団が2000年前半
に高円寺周辺でうろうろしていた時期にニアミスを続け
ていたgloptinを筆頭に、アンダーグランド感が強い
メンツで、リハーサルから殺伐としており最高だった。
ライブハウス自体もマイク無し、PAはボーカルのみという
アメリカの酒場みたいな環境で、リハーサルをやると
ドラムの立ち位置ではドラムが全然聞こえないのに
外側では異常に鳴るというアンダーグラウンド感が強い(?)
音像で、これも最高だった。
gloptinのコマツ氏と「拓がアタロウにいつの間にか
改名していた話」等で盛り上がりつつ、山田が物販に
プリンを作って来ておりメンバー全員で食べながら
本番を迎えた。
前回のライブで店長に演奏に関する指摘を受け、
ダムダム団は反省した。特に下深迫仁が前回の
演奏を振り返ったメールが感動的だったため、発表したい。
「個人的にはライブで演奏するための意識と
練度の低さがもろに出たかなって思います」。これが
練習中に他のメンバーが演奏について真剣に会議して
いる最中ひとりで勝手に「ピロピロ〜」と関係ない
練習を始めちゃう下深迫仁の発言だろうか。
感動した鈴木はセットリストの中に「ズンドコセッション」
を取り入れることを提案。「デンジャラスアンド迷惑」
のイントロ前に鈴木がズンドコするので、それに合わせて
メンバーがフリーでセッションするというものだった。
ここにおいて大山が「ときめきメモリアルのオープニング
のセリフをズンドコに合わせて絶唱する」
というアイデアを重ね、バンドとしてのバイブスは最高潮。
ライブはpitbarの最高のアンダーグラウンド音質と
プリンの糖分補給でガツンとやれ、鈴木がシスターポール
のススムさんに「本日のハッスル大賞」を頂いたりして
好評だった。
調子に乗った鈴木は泥酔してススムさんに「(シスターポールの)
1曲目、なにやってるんだか全然わからなかったです」と
失言していた。それに対するススムさんのアンサーである
「狙い通り」というセリフは、今後ダムダム団も
使っていこうと思う。




7月5日 四谷アウトブレイク

(w/安田ボンバー/leroy/21世紀音楽隊/August Fool) 
    
      1.ヘビイダメージ
      2.抗いて、狩猟へ
      3.グラインダー
      4.仕合せ山
      5.デンジャラスアンド迷惑
      6.ロンサムビリー


下深迫仁がギターを購入。レスポールである。
ずっと髪型がジミーペイジのコスプレみたいだったので
ちょうどいい。リハーサルは山田が仕事の関係上
ギリギリ到着のスケジュール。山田以外のセッティングが
終わり、山田から「あと10分」というメールが来たので、
「下深迫仁のギターが綺麗だ→昨日、一生懸命
拭いたから」というしょうもない話で場を繋いだ。場繋ぎ
も限界か、と思ったところで山田登場。つつがなくリハー
サルは完了した。
対バンのリハーサルを見学していた鈴木はそのクオリティ
に心を震わせ、「今日は対バンが全体的に強い」と
下深迫仁に語っていた。下深迫仁はそれをそのまま
リハに参加できなかった大山に「今日は対バンが
全体的に強いよ」と自分の言葉のように語っていた。
とにかく全体的に強い対バンに囲まれ、フードの焼き
うどんの肉を焼く「ジュー」という音が静かな曲を
やってるときに会場に響き渡る中、ダムダム団の登場。
セットリストはスタンダードながら、「ヘビイダメージ」の
終わり、普段は微動だにしない大山の右手の動きを
合図にして音をピタッと消し、そのまま「抗いて、狩猟へ」
の独唱→きりのいいところでドカンと演奏開始という
演出で観客のハートを掴む。途中で鈴木が演出
ではなく本当にタオルをなくしMCで「タオルがないと
演奏できない」と駄々をこねて佐藤店長からタオルを
もらったりするハートウォーミングなやりとり等ありつつ、
最後は久しぶりの「ロンサムビリー」で終了。
つつがなくライブは終わった、と思いきや後の精算にて
佐藤店長から演奏が全体的に
よくなかったということでこってり絞られた。そもそも
そういう指摘の場というのがあまりないため、最近の
ダムダム団は基本的にふわふわタイムだった。そのため、
ここで一度気を引き締めることができたと思う。
そういったテーマを持ち帰路についたダムダム団。
大山と鈴木の巻き込みで下深迫仁を含めオール
ナイト松屋が開催された。これからについてたくさん
語ったが、泥酔して薄れ行く記憶の中一番残った
のは「牛丼特盛りはすごい多い」だった。



5月28日 新宿ワイルドサイドトーキョー
(w/riseAbove/EL SONOCOS/クロメ
/VERONICA VERONICO) 
    
      1.グラインダー
      2.デンジャラスアンド迷惑
      3.抗いて、狩猟へ
      4.ヘビイダメージ
      5.地獄ディスコ
      6.仕合せ山


初の新宿ワイルドサイド。山田は馴染みの場所のようで
ウキウキしていたが、鈴木は入り口の廃墟感にビビる。
しかし、その中にあったのは丁寧なスタッフの方と、
広い楽屋に高いステージ、鈴木のあばれはっちゃく
プレイを理解する心の広さに300円の金麦という夢の
ような場所であった。対バンも全て素晴らしく、
楽しい夜は約束された。楽屋が広いのでテーブルに集まり
談笑するダムダム団。大山から繰り出される各種エピ
ソードが全て「○○さんに会ったときは泥酔していて〜」
「○○にこの前行ったとき泥酔していて〜」というような
語り口から始まり、下深迫仁が「泥酔しないと大山の
ストーリーは始まらないんだね」と名言を残した。
今回のライブは前2回を踏襲した集大成となるもので、
成熟してきた「抗いて、狩猟へ」を中心にワイルドサイド
の爆音に乗せて広いステージを下深迫仁が縦横無尽に
駆け回る。「抗いて、狩猟へ」は他の曲に比べると
爆発力にこそ欠けるものの、大山の歌唱力と山田の
手首速度により完全に生まれ変わり、ライブの中の
モードチェンジ曲として今後の中堅を担っていく楽曲に
育った。鈴木はMCをオフマイクで言うことによるドップラー
効果(?)を狙った。しかし、肝心のオチの前振りが
オフマイクで誰にも聞こえておらず、「「抗いて、狩猟へ」
の曲名が「ガスト」である」という観客の認識でライブが
進んでしまったが、それ以外は納得のいく演奏ができた。
ワイルドサイドには1500円の飲み放題プランがあるが、
金麦が300円なので、6杯飲む人にとってはおトクである。
鈴木は自戒の念を込めてあえて飲み放題を選ばず
単品注文を断行したが、7杯飲んで自分にもワイルド
サイドにも負けていた。そんな鈴木の父が5月20日に
他界した。父、和夫は鈴木の珍奇な発想力と音楽に
対する執念深さの源流であり、つまるところダムダム団
は和夫なくしては生まれ得なかったのである。だから
最後の「仕合せ山」はみんなで和夫のことを考えながら
やりました。和夫R.I.P。

しかる後に答えを見つけ
戸惑いを捨て去れば
今笑える事が全てと
泣きながら解るだろう
(仕合せ山/ダムダム団)


5月13日 西永福JAM

(w/∞処女/FICE座rainbow/有坂愛海/初咲里奈/
THE PARTYS/Avenged King Blade/工藤ちゃん)

      1.グラインダー
      2.デンジャラスアンド迷惑
      3.抗いて、狩猟へ
      4.ヘビイダメージ
      5.地獄ディスコ


山田が都合上リハーサルに「15分遅れで来る」と
宣言していたのにも関わらず25分経過しても来る
気配がないので、「照明最高ですね」と時間引き
伸ばしのおべんちゃらを使いながら間をもたせていたが
それでも来ない。「じゃあこれで終了で」といった瞬間
山田登場。「ヒーローは遅れてやってくる」を地で行く
山田だった。
大山は地下アイドル的な活動もやっているため、
その絡みで本日の「女の子の日」というイベントに
出演することになったが、楽屋はおすすめ自撮り
アプリの強さを競う女子たちや、全身ピンクの伝説の
人等が集まってカオスになっている中、ダムダム団は
「最近のコンビニの納豆巻きはあらかじめ味がついて
いるので醤油をつけなくてもいい」という話をしていた。
全体的にポップでキャッチーな対バンが多かったため、
オープニングは「メンバーが全員5月病」という話をして
ひと笑い、そこから「サンライズ鈴木」→大山登場→
演奏スタート→大山が溢れ出る情動をオフマイクで
叩きつけて叫ぶ!という流れで「グラインダー」を決めて、
会場の一体感は最高潮に達した。その後も山田が
ムッシュかまやつに例えられるなどでオーディエンスの
心をつかみ、ポップでキャッチーな観客にも何かしらの
傷を残せたのではないだろうか。
打ち上げで大山が「歩いて帰る」と言い出した。
「ここから歩いて30分なので」と鈴木も誘われた。
鈴木はそれにノって、いっしょに大山と徒歩帰宅を
したが、鈴木宅は大山宅から30分歩く必要があった。
つまり鈴木はJAMから1時間歩く必要があったのである。
大山との帰路の途中、泥酔した彼女からなぜかR-1の
ヨーグルトを渡された。1時間楽器と物販を持って
地獄の行脚をした後、R-1のパッケージを見ると
「頑張ってください」的なことが書いてあったという。
確信犯か。


4月30日 早稲田ZONE B

(w/used police car (from 大阪)/トゥインクループ/
MANGADORON/ Sister Paul)

      1.ロンサムビリー
      2.デンジャラスアンド迷惑
      3.抗いて、狩猟へ
      4.グラインダー
      5.仕合せ山
      6.ヘビイダメージ


新曲「抗いて、狩猟へ」を導入。山田は原曲のベース
ラインが相当嫌だったらしく大胆な差し替えを提案してきた。
なにしろ、山田が原曲のベースラインを「しゃらくさい」と
(なぜか)ジェスチャーで例えだした際、白目を剥きながら
両手の指を高く突き上げ舌を出した状態で頭を左右に
激しく振る有様だったので、鈴木は「相当嫌なんだなぁ」
と思って差し替えを快諾した。生まれ変わったベースラインは
独自の変態性をもち、楽曲に新しい視点と攻撃性を
加えた。大山のボーカルもやや低めの朗々としたトーンで
自らの新境地を切り開いた感があった。
今回のイベントはほぼ10年来の知り合いでブックされたもの
だったため、旧交を温めながら本番を迎えるつもりが鈴木が
風邪をひき、ライブ前の罹患率を更新。交流もそこそこに
死ぬ一歩手前くらいのテンションでステージに上る。
ステージが狭いので大山のマイクスタンドは客席に置き
女性陣の居住スペースを確保。「いっしょうけんめい
がんばります」の宣言からスタートしたセットリストは
「抗いて、狩猟へ」を効果的に配置し 大勝利確定、
と思いきや「グラインダー」でフットペダルのビーターが
外れバスドラムが聞こえなくハプニングが発生。しかし、
全員の音がエゲツなくデカいためオーディエンスをバイブス
で撹乱することに成功し、メンバーの精神的影響も大山
は踏んでいる場数が違うので動じるとかそういうレベルで
生きておらず、山田は基本的に最悪の事態を考えて
生きているので想定内で動じず、下深迫仁は基本的に
他人の音を聞いてないので問題はなかった。そのため、
最後までテンションは落ちず久しぶりにダムダム団を
見た方たちに褒められつつイベントは終了。あのころ、
何回も負けてきたメンツに今日は少しでも食い込めた
だろうか。そしてそのメンツなら打ち上げは朝までコースかと
鈴木は死を覚悟したが着々と帰宅する人々。10年間の
歳月を感じながらZONE Bのバーフロアに最後まで残ったのは
ダムダム団の4人のみ。「もう閉めるぞ」的な感じだったので、
松屋に入りおなじみ「券売機目つぶりビール連打買い」で
パーティにおける有終の美を飾った。




3月25日 両国sunrize

(w/じゅんじゅん/小池神一/畑拓朗/アオイノ/ウメ×バラ/Xipe Totec)

      1.地獄ディスコ
      2.ヘビイダメージ
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.Jumbo Viking
      5.ロンサムビリー
      6.仕合せ山


3/16のライブ後、珍しく飲みながら音楽の話をする
ダムダム団。新曲「Jumbo Viking」の仕上がりについ
てであった。男歌を女性が歌うことの難しさについての
振り返りや、アレンジについての進言など、基本的に飲み
ながら話すことはにんにくのライブ感についてがほとんど
なので、メンバーの意識がにんにくではなくバンドに寄って
きたことにうっすら感動する鈴木だった。
リハーサルは時間をたっぷり頂いたため全曲やって鈴木
は体力消耗。その後、語りモードに入った鈴木は「Jumbo
Viking」に歌に苦しんでいる大山の姿を見て「そのまま
でいい、どんどんよくなる」と元気づける。隣で聞いていた
下深迫仁が露骨に無の感じを出しているので、「なん
かないの」と聞いてみると「いやー、ほんとっすね、
ほんと・・・はい。」と実のないコメントを放っていた。
今回は大山が企画者の一人だったため、対バンのセレクト
もダムダムしている感じで、オーディエンス共々いい
バイブスが生まれ、そんな中ダムダム団の今回の
演奏プランは「山田が一人ステージに立ちアバンギャルド
なノイズを出しながら「地獄ディスコ」のフレーズを弾き、
下深迫仁→鈴木の順で入場→鈴木の4カウントで
ドーン→大山が大物っぽく入場」という流れだったが、
山田のノイズがアバンギャルド過ぎてて楽屋で残った3人が
「これはもう(地獄ディスコ)をやってるのか/否まだやってい
ないのでは」と3人の間で物議を醸しだした。そのため鈴木
が小節の頭を見失い完全に違う場所から強引に
4カウント開始。開始1分でもうダメかと思ったら全員
見事にドーンと入ってきた。バンドマジック。1月に初の4人
でのライブ、静岡の遠征を経て3月は3本ライブをやった。
その中で、にんにくのライブ感を感じながら徐々にバンドと
しての連帯感が精神的なものから肉体的なそれに
帰結してきた感じがある。鈴木が力士について語るMCが
長すぎると不評だったが、あれで体力を回復しているので
見逃していただきたい。最後は「仕合せ山」を締めの
バラード的な感じで使うことに成功し、鈴木の特殊技
「黄金の斧(ゴールデンアックス)」も炸裂、大団円で終了。
打ち上げで全体的に泥酔ムードが漂うダムダム団は、
一人シラフの山田のサポートで無事全員帰宅を果たした。
特に鈴木は危険で、山田と電車が反対方向なのに
一緒の電車に乗ろうとしていた。






3月16日 高円寺CLUB LINER

(w/Amber13/ぐ〜すフレッシュ/とりちん/イマオカトモミ)

      1.ヘビイダメージ
      2.地獄ディスコ
      3.Jumbo Viking
      4.グラインダー
      5.仕合せ山
      6.デンジャラスアンド迷惑


3月1日に対バンしたTHE OMEN 666のヨネヤマ女史
から緊急の代打オファーを受け4日前に出演決定。
ダムダム団は土曜の夜にロック以外やることがないよう
である。
リハーサルはさすがに鈴木と山田しか集まれなかったが、
山田加入後のダムダム団のサウンドは彼女の音の支配力
が強く、下深迫仁が居なくても特に問題ないと思いきや、
意外と寂しかった。これにおいて下深迫仁と山田の音が
混ざると今のダムダム団の音になるということを実感。
しかし忘れてはいけないのは、下深迫仁という存在は、
スタジオにおいてみんなで曲の展開の話し合いをしている
時に一人で「ピロピロピロ〜」と関係ない曲のソロを練習
したりするくらい何も考えていないということで、弦楽器隊
のどっちがサウンドメイクを考えているかは自明の理であった。
イベントが始まり大山と下深迫仁も集合、大山は昨日
泥酔して買った特売のブリアラで作った煮物と焼き物を
物販に展開。鈴木も便乗して切り干し大根のトマト煮を
リッツに乗せたものを物販に展開。対バンも楽しかったので
物販の食料を盗み食いしながらフェス気分で出番を待った。
セットリストは前回と変えず、鈴木が「花粉の季節ですが
杉を支持します」と言い続けるMC以外は基本的に
趣向を変えずプレイ。鈴木のネジ止めが甘くシンバルの
首が1曲目でひっくり返るも、鈴木がダイブしている間に
山田がすかさず修正するファインプレー発動。その他にも
鈴木のシャツのボタンをつけたり、財布が置きっぱなし
なことを注意したりファインプレーの連発だった。演奏
そのものは音が出なくなるハプニングや間違いもそこそこ
あったが、バイブスで乗り切り、ほぼほぼ初見のオーディ
エンスにインパクトを残し演奏終了。
なお、前述の「切り干し大根のトマト煮をリッツに乗せたもの」
だが、メンバーに試食をさせたところ絶賛の嵐だったので
バカ売れかと思いきや一つも売れなかった。しょうがない
ので無料配布して「美味かったら金をくれ」としたが
メンバー以外は誰も褒めないまま夜が終わった。




3月1日 四谷アウトブレイク

(w/THE OMEN 666/Board Sole//THE ロカ/代官山パンク日和)

      1.ヘビイダメージ
      2.地獄ディスコ
      3.Jumbo Viking
      4.グラインダー
      5.仕合せ山
      6.デンジャラスアンド迷惑

※山田史奈が本日から正式メンバーとして加入。
ダムダム団は変わった。メンバーの5割が女子というのは、
如何に彼女たちの性質が地獄っぽくてもバンド内が華
やかになるものである。下深迫仁が髪を切り女性陣に
「じんさんカッコいい〜」と言われるのを見て妬む鈴木。
ダムダム団は変わった。山田「ワンピース買ったよ」
大山「かわいい〜」山田「最近○○○○○○○って、
○○○○○○○○○だよね〜」大山「わかるぅー私も
○○○てたら○○○れて○○○○○○○○
てたよ」・・・。とにかく、ダムダム団は変わったのである。
リハーサルは、4人になってから2回のライブを経て、
そこそこの反省点を見出し音作りの反省をしたよう
なしていないようなものだったが、超プレミアムPA
長澤氏のテクニックによって何も言わずとも最高の音に
仕上がった。本番は鈴木のメンバー紹介からスタート。
静岡での失敗を覆し、メンバーの心を改めて一つにする
作戦で、もうサプライズとかにはなり得ないため、
メンバーの前でさんざん練習(ただメンバーの名前と
ライブハウス名を言うだけなのだが)して挑んだが、
あっさり大山のことを「山田淳」と言ってしまいまたしても
メンバーに山田が2人いる状態になってしまった。
もう大山は山田孝之とかと結婚してほしい。
それはさておき、プレミアム音質のダムダム団は
それぞれの音がクリアでありながら爆音という理想の
状態で会場もガッツリ盛り上がる。音がいいからか、
鈴木はほどよく脱力し、山田のギターは悪の華を
咲かせる。その上で下深迫仁が暴れまわっても、
それに全く埋もれない大山のブルータルなボーカルは
ダムダム団の楽曲が持つ怒りを十二分に表現していった
(割と歌詞をとばしていたようだが。)鈴木が開始直前で
ステージドリンクを見失いアウトブレイクのコップを
ステージに持ち込みMC中に山田の水をお酌よろしく
注いでもらって会場の失笑を買っていたが、新曲
「Jumbo Viking」も好評。ラストに「デンジャラスアンド
迷惑」を持ってくる試みも成功し、最後まで緩みなく
古巣アウトブレイクへの帰還を果たした。
打ち上げでは鈴木が泥酔してコートを紛失、
寒空の下ノーコートで帰宅。後日アウトブレイク内で
発見。
メンバー名を間違え、水を見失い、コートを紛失。
無人島だったらとっくに死んでるなコイツ。




1月16日 静岡サナッシュ
(w/JtheHAGIds/珍萬座/安部光輝/THEWARPS)

      1.ヘビイダメージ
      2.グラインダー
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.地獄ディスコ
      5.仕合せ山
      6.ロンサムビリー

新編成になって2回めで静岡遠征。珍萬座の企画に呼ばれる。
静岡といえばさわやかのハンバーグであり上質な海鮮である。
ダムダム団は幾度のミーティングを重ね静岡グルメ旅の計画を
作成した。セットリストとかは先週と同じなので話題に上がらなかった。
さわやかについては順番待ちが予想されるため早めの現地入り
で穴場のゼノバ静岡店を利用することにした。海鮮については
当初打ち上げがあるかわからなかったので「スーパーで刺し身を
買ってライブハウスで食べるぞ」と息巻いていたら気の毒に思った
珍萬座のマブケンさんが店をとってくれた。ありがたいことである。
当日待ち合わせ時間が30分程度遅延したためその時間を利用して
メンバー全員にサンドイッチを作り集合した瞬間に配布する鈴木。
これがダムダム団のタイムマネジメントとチームマネジメントだと
満足しながら山田女史の「骨折したけど車椅子でライブした話」とかを
聞いていたらあっという間に静岡についてしまった。
この時点でメンバーの心は一つになっていが、さわやかのハンバーグを
食べることによって更にメンバーの心は一つになった。
「別がけ」という方法で塩コショウを利用することがプロの頼み
方らしいので鈴木は堂々と「別がけでお願いします」とプロの
ふりをしたが店員の方に「それはあとで訊くから黙っとけ」みたいな
ことを丁寧に言われて恥ずかしかった。
リハーサルは順調に進み、中音も外音もばっちり決まった。
あとは本番を残すだけだ。
本番は鈴木の喋りからスタートするパターンで、鈴木はメンバーに
サプライズでそれぞれの名前を紹介してから演奏を始めることで、
既に本遠征中2回一つになったメンバーの心を更に一つにする
作戦だったが、「大山淳」を「山田淳」と間違え、
メンバーに山田が2人いる状態になってしまった上、「サナッシュ」
を「シャナッス」と言ってしまい微妙な空気の中演奏が開始する
ことになった。
しかしそんなズッコケバイブスもサナッシュの最高の中音が
プラスの要素にしてくれた。訳あって禁酒中の大山の喉は
絶好調!先週もライブだったので下深迫仁はミスをあまりしない!
山田女史は衣装を忘れて自腹でピンクのカーディガン購入!
まだまだそれぞれ自分たちのことで必死ではあるが、
各人が自らの役割を果たしながら徐々にバンドとしての
一体感を手に入れられたライブだったように思う。見てくださった
方々も静かに熱く、演奏終わりにはしっかりとリアクションを
頂きまたここでやりたい、という気持ちを持って演奏終了。
それとは関係なく泥酔した珍萬座マブケン氏は終始盛り上がり
まくっていた。
それぞれ対バンの素晴らしさや、ずっと「ねぎ坊主!」と
大声で言っているおじさんや、「ROCK」の「OC」部分が目に
なっている赤いサングラスを夜の静岡で着用しヘビイダメージの
サビを10秒おきに叫んで打ち上げの会話を中断させる泥酔マブケン、
帰りに寄った温泉施設で老人とファミリー層の中ドギツい
下ネタを大きめの音量で話すダムダム女性陣等、語り尽くせぬ
逸話があったが、そろそろ文字数が尽きた。
最後にレンタカーを返却したあとのサイゼリアでデキャンタを2本
空けた下深迫仁と鈴木の会話を記録して終わりにしたいと思う。
鈴「(唐辛子フレークの瓶を見て)この辛いやつあるじゃん」
下「はい」
鈴「辛いやつかけるとさ、辛いと思うんだよね」
下「そうかもしれないっスね」
鈴「ちょっとかけてみるわ(辛味チキンにかける)」
下「はい」
鈴「・・・・辛いわ」
(爆笑)
下「そうっスね辛いと思います」
鈴「仁くんもかけてみなよ」
下「はい」
鈴「辛いのかけるとさ、辛いから」
下「そうっスね(かける)・・・・辛いっスね」
(爆笑)
鈴「辛いんだよねぇ、辛いやつかけると」
下「そうっスね、辛いっスね」
無限の虚空であった。

 


1月9日 大塚ミーツ

      1.ヘビイダメージ
      2.グラインダー
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.地獄ディスコ
      5.仕合せ山
      6.ロンサムビリー

10/8のライブが終わったあと、若い女子がダムダム団に近づいて
きて加入を申し出た。ベースを募集しているのに持って
いる楽器はギターだという。「若い女子が/ダムダム団に/
ベース募集だというのにギターで/加入したい」。完全に
気が狂っていると思ったが、鈴木のダークサイドオブザ
ムーンに触れる部分があったのでスタジオに入ることにした。
ベースアンプにギターを突っ込んで出すその音はギター
なりのベースだったが「グラインダー」のコーラスパートに
突入した瞬間すべてを吹き飛ばす爆音に豹変。
「ギターなりのベース」とか細かいことはどうでもよくなったため、
山田女史のサポート加入が決定した。また山田女史の
陰気にブチ切れるそのプレイスタイルは鈴木が長年求め
ていた表現であり、ダムダム団に陰影を与える貴重な
ものだった。
練習を重ねていく中で山田女史は音作りを深め、ベース
レスツインギターバンドとしての独自性と完全性の確立に
貢献した。あとどんな劣悪な環境でも上手にだし巻き卵が
作れる能力も高く評価された。下深迫仁は先輩面して
いつもよりマジメに演奏するようになった。そして練習終わりは
基本的に飲みに行くが、大山が引っ越したため比較的
住居が近くなってしまった鈴木は、大山の巻き込み泥酔の
被害を度々喰らい遅刻しそうになりながら遅刻しないで
会社に行っていた。
今回のセットリストは「鈴木大山下深迫仁の3人で
初めてプレイしたものに山田女史を入れてやる」をテー
マに、2018年9月5日のものをそのまま踏襲。
演奏が始まった瞬間その圧倒的爆音とバイブスは
世界を制圧した。演奏そのものは弦楽器隊が割と
盛大に間違えたり、緊張した鈴木の握力が開始
120秒で3くらいになっていたり(通常100)してフィルインが
犬の屁みたいな音量になったりしていたが、関係なかった。
前述したとおりの山田女子における陰気にブチ
切れるプレイスタイルは、ステージという空間で更に
過剰さを増し、ダムダム団に足りなかったものを余すこと
なく補充していく。それを受けたダムダム団は怒りと
おもしろとダンスを次々と花開かせていく。新しいダム
ダム団が生まれた記念すべき瞬間だった。実際ベース
不在についての意見も聞かれたが、それでもなお、この
4人で進めていきたい音楽が確かにあった。
打ち上げの串カツ田中でセルフタコ焼きにチャレンジし、
山田女史が作っている端から大山と下深迫仁が
適当にかき混ぜて台無しにするも黙々と修正し
綺麗な30個を焼き上げた彼女を見て「この子を本当
に大事にしていこう」と横目で誓う鈴木だった。



2018年================

10月8日 両国sunrize

      1.地獄ディスコ
      2.ヘビイダメージ
      3.仕合せ山
      4.デンジャラスアンド迷惑
      5.グラインダー
      6.ロンサムビリー

大山の誕生日ライブも終わり一段落、再びベースを探す旅
に出たダムダム団にベリーエイプから企画の出演依頼があった。
依頼は開催から1ヶ月を切っており、かなりの緊急だったが
どこからともなく我々の稼働情報を嗅ぎつけて表舞台に
上げてくれるベリーエイプの心意気に答えて各人予定を
調整し出演に望む。頑張って調整したので大山と下深迫仁は
直前まで労働してからのライブハウス入りになった。そこで鈴木は
コンディション管理のため本番前日の練習では終了後に呑みに
行くことを自重しようとしたが大山に「次の日仕事だから
呑みに行かないのは馬鹿のやること」と挑発されたので呑みに
行った。しかし当日リハーサルが始まったら大山の声がガラガラで
言わんこっちゃない。本番ギリギリまで携帯した小瓶に詰められた
蜂蜜をひたすらなめ続け回復を図っていた。またオープニングと
エンディングSEのCD-Rがサンライズのデッキで読み込まれない
事件が発生。SE無しライブになることが決定。更に鈴木は
タオルを忘れて近所のファミマで買ったら700円したので大企業の人の
足元を見るやり方に怒りを充満させていた。声ガラガラ、SE無い、
タオル高いの3重苦の中演奏が始まる。
オープニングは幸運にもSE無しでも耐えうるようなアレンジでの
「おすましスタート」。照明の方との打ち合わせも入念に行い
きっちりハリウッドした。大山の喉は復調、下深迫人のエラー
発生率は低め、鈴木においては電車移動で養った(普段は自転車)
体力を存分に絞りきり演奏。ダムダム団は1バンド目でオーディエンスも
様子見の雰囲気だっためフロアが爆発することはなかったが、
その耳目を集めることは出来たのではないだろうか。鈴木の
XJAPAN漫談も炸裂し会場が温まったところでドカンと2曲
やって終了。トップバッターとしていい仕事をしたと思える
ライブだった。
ベリーエイプといえば朝まで打ち上げが定番だったがみんな終電で帰り
Ape氏と鈴木の2人でカラオケとか行くハメになりそうだったので退散した。
旧交を温めたベリーエイプとダムダム団。一番盛り上がったのは帰りの
電車で繰り広げられた○○○○○の悪口だった。



9月5日 渋谷ラママ

      1.ヘビイダメージ
      2.グラインダー
      3.デンジャラスアンド迷惑
      4.地獄ディスコ
      5.仕合せ山
      6.ロンサムビリー

2016年にドラムとギターだけになったダムダム団は何をして
いたかというと、特に何もしていなかった。たまに集まって2人
でスタジオに入り「メンバーいないかなぁ」と酒を飲んでいた。
そんな中、鈴木は新ボーカルの大山淳を見つけてくる。
大山は鬼のようなしゃがれ声と基本的に潰れるまで酒を
飲むロック的なアティテュード、そしてダムダム団とは旧知の
仲であり我々の楽曲に対する理解が深いという、地球上で
これ以上の最適解は存在しない、と言えるメンバーだった。
一つだけ問題があるとすれば大山は「じゅんじゅん」という名前を
用い界隈で楽しく音楽活動をしながら「お料理はお菓子から
煮物までどんとこい(ひよこのアイコン×3)難点は酒癖とお片付
け出来ない病(虹のアイコン)」みたいなツイートをしているギャルで
あるということだった。ダムダム団的にはそのようなギャルが
加入することでバンドの世界観が揺るがないのか検討したが
あまり揺らがなかったしじゅんじゅんとバンドをすると楽しいから
大山をボーカルに採用することにした。当初は大山淳という
別人格をツイッター上で作って「じゅんじゅんは大山の付き人
で大山は10万28歳」という設定でやろうとしたが面倒くさくなって
やめた。
大山と出会ったダムダム団は1年ほどかけて黙々とスタジオに入り
ながらよく練習後泥酔をした。ベースが見つからず困ったが現行の
3人のもつバイブスの合致がそれを凌駕し誰も文句を言わなかった。
そんな中、大山が突然、「自分の誕生日の企画イベントにダムダム団
を出したい」と提案。ダムダム団の音楽はベースとギターの
ツインリフ構造なので楽曲の魅力を半分損なった形での出演に
なるが現行の3人のもつバイブスの合致がそれを凌駕し
すぐ出演OKとなった。
当日は鈴木が最高に風邪を引き、大山は昼の11時から開催さ
れているイベントで10時間近くのイベント主催と幾度かの出演
をこなし、15時頃にはラママに到着していた下深迫仁が待ち疲れ
をしているというなかなかのバッドコンディション状態。20時頃に到着
した鈴木は下深迫仁から白紙のセッティング表を渡された。
「コイツは5時間何をしていたんだ」と思いながら「今のダムダム団の
運営状態はこれでいい」と自分に言い聞かせて一生懸命
セッティング表を書く鈴木。ラママのエントランスで咳き込みながら
セッティング表を書いていたら何故か旧メンバーである古根が現れて
「いまごろセッティング表かいてんの」とツッコミを入れながらラママの
ホールに消えていった。
本番は歌詞を飛ばす大山、曲展開を間違える下深迫仁、風邪
をひき過ぎて握力がほぼゼロの鈴木、ベースがいないので中音が
「アコースティックライブかな」と思わせるスカスカ具合と、マイナスポイントは
いろいろあったが現行の3人のもつバイブスの合致がそれを
凌駕しかなりの盛り上がりを見せた。最後は興奮した下深迫仁が
ラママの天井にぶら下がって終了。セットリストは旧曲に振り切った
形だが、3、4年沈黙を守っていたバンドの旧曲なぞ事実上の新曲であり、
時代とは関係のない普遍性を証明した。事前告知も熱心はして
いなかったためほぼ「知らないバンドが知らない曲をやっている」状態の
割にはよく受け入れられたのではないだろうか。中音はスカスカだったが、
外音に関してはPA氏の采配によりかなりの爆音でごまかせたようだ。
あと冷静に考えたらイベント主催者の誕生日企画でボーカルやるバンドが
盛り上がらないわけない。とにかく、各種の悪条件を現行の3人のもつ
バイブスの合致によって乗り切り、今また新しいダムダム団がこっそりと、
だが新しい夜明けを感じさせる一歩を踏み出した。ベース募集中。

 

 

2016年================

7月9日 下北沢ろくでもない夜

      1.ikiru
      2.名無と独善
      3.我廻せ
      4.スーパスターとは
      5.路傍

鈴木と古根間における「X JAPANのベストアルバムは"Jealousy"か
"BLUE BLOOD"か」論争が最大限までに揉めて古根が
退団することになった。ちなみに下深迫仁はXとかはどうでもいいと思っている。
リハーサルなしの本番勝負だったが、セッティング中にギターアンプから
「ブピー」という音が鳴り止まなくなりヘッドを平手でひっぱたくと
しばらく音が止まるという現象が発生。少し様子をみているとまた
「ブピー」と鳴り出すので叩くと止まる。叩いたときの「バン」という
音と「ブピー」を組み合わせて楽曲に取り入れながらライブするしかないかな、
と思っていたら突然直ったので演奏開始。
鈴木古根下深迫仁の体制でのラストライブは、過去曲を組み入れず、
3人だけで作った曲で構成した。象徴的なボーカルやメインの
ソングライター不在の中何かを掴みながら手放しながら作られた曲群は、
それなりの一貫性を持ってダムダム団らしさを維持していたように思う。
演奏も最後だからか気合と丁寧さを兼ね備えた良いものだった。
打ち上げは鈴木がそのまま夜勤だったので無し。泥酔の危険性がゼロになるので
ライブ終わりは毎回夜勤を入れたらどうか。

 

 

2015年================

12月10日 四ツ谷アウトブレイク

      1.ikiru
      2.名無と独善
      3.K・S・W
      4.我廻せ
      5.スーパスターとは
      6.路傍

最近リハーサルをしないで本番だけ参加することが多かったが
「年末だし」という理由で(?)リハーサルに参加。年末なので(?)
鈴木の無料配布もお洒落に「アンチョビとオリーブのポテトサラダ」
だったが暗いライブハウスではただの謎の白い塊にしか見えず
売れ行きが良くなかった。本日のイベントは飲み放題で、
どんどん酒に飲まれていく観客と出演者がの頃合いが良くなってきた
頃にダムダム団登場。
望まれているところで望まれているプレイをすることに関しては
一級品のダムダム団は1分半の新曲の「ikiru」から開始。
コンパクトにまとめたインパクト重視の「ikiru」でつかみはOK、
後半に息切れする事が多かったセットリストも「スーパースターとは」
を後半に持ってこれたことで盛り上がりを維持しまま終了。
ポテトサラダも、セットリストがよかったからなのか、100円ショップで
買ったカップに小分けにしたのがよかったからなのか、瞬殺していた。
外から見ると特に何かがあった1年には見えないと思うが、
もうダメだと思うことが何度もあった。それでもなんとか続けてこれた。
打ち上げは「ちゃんと帰る」宣言をしていた鈴木が当然のように泥酔し、
朝が目が覚めたらアウトブレイクのステージで寝ていたことに気づいた。
「まだここでやり続けろ」ということだろう。



10月2日 四ツ谷アウトブレイク


      1.スーパスターとは
      2.K・S・W
      3.名無と独善
      4.新曲
      5.23時5分
      6.路傍

ライブの本数を控えて猛練習。その中で新曲のアイデアが生まれたが、
楽曲の展開について鈴木と古根で大紛糾。イントロの次にどうするかで大モメ。
こういう時、下深迫仁は遠い目をしながら遠くの故郷を思い出している。
猛練習するつもりが大モメして練習時間2時間のうち1時間半を不毛な
論争に費やしたりしてるうちに本番を迎えた。
出番がトリで、平日であるがゆえ対バンの客は全員帰宅かと思いきや
意外と人が残っており前回を踏襲したフェス感溢れるセットリストは
割と受け入れられた。「名無と独善」の途中で鈴木がステージ中央に
飛び出したところまではいつもどおりだったが、勢い余って倒したシンバル
を担いで歌舞伎のポーズから四股を一発踏んだところで、
観客の誰かから「よーっ」と掛け声がかかり、「観客の掛け声に合わせて
鈴木が何回も四股を踏む」という時間が始まった(曲の途中なのに)。
「名無と独善」が終わってもその時間は続きMCの最中でも「よーっ」
と掛け声がかかり、MCの代わりに四股を踏む鈴木が散見された。
結果、鈴木の体力と引き換えに会場の一体感を手に入れたが、
最後のほうは体力が無くなったので演奏力が落ちたため四股タイムが
正解だったかは不明。ところで客席から「よーっ」っと一番最初に言い出した
人は誰だったのだろうか。ビデオを見てみると、ベースを観客に渡して
客先に降り立っていた古根が犯人だった。ベースひけ!

 

8月26日 三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

      1.スーパスターとは
      2.K・S・W
      3.名無と独善
      4.新曲
      5.23時5分
      6.路傍

セットリストを決めるときに鈴木と古根で大紛糾。
「ナイトライダー」をやるかやらないかで大モメ。
こういう時、下深迫仁は遠い目をしながら意識を宇宙まで飛ばしている。
結論としては、「すごく攻撃的で楽しい」をテーマに、
ダムダム団でも相当ポップな部類の「K・S・W」を久しぶりにやることになった。
対バンで、ダムダム団の前に出演したクリトリス・ガールズの演奏が存外に良く、
彼らの「ドラムがフロントに来て3人並列」というセッティングに惹かれ、
通常のセッティングに変更するのも面倒くさいし、なんかおもしろそう、
という理由でそのセッティングを引き継ぎ、ダムダム団初の
「ドラムがフロントに来て3人並列」で演奏開始。
ダムダム団員の方からは「とにかく鈴木の顔と音がうるさい」とのコメントがあったが
セットリストの「小難しいことをしない状態」も相まって「フェス感」なるものが出ていた様子。
途中でドラムソロ(観客席で鈴木が1分くらい首だけでブリッジをする)
もあり、わりと良いグルーブでの演奏となった。
ライブが終わり3人でラーメン屋に行った時に、すごくこっちを見てくる
アゴメガネ店員がいるなと思ったら元ロザンナの竹田氏だった。
飲食の方面で身を立てていくようだ。頑張って欲しいと思う。



7月24日 四ツ谷アウトブレイク


      1.路傍
      2.ナイトライダー
      3.23時5分
      4.新曲
      5.名無と独善
      6.スーパスターとは

最近ライブの度に何か作って無料配布する鈴木が今回作ってきたのは
切り干し大根の煮物だった。我ながら良く出来ている、と感心しながら
「take it free」のポップと共にいつもどおり物販席に放置。
遠くから煮物の売れ行きを見守っていたところ、
対バンの物販席に座っていた男性がポップをじっと見ている。
そしておもむろに付属の箸をとりあげ、煮物に差し込んだ。
持ち上げる煮物の量が異様に多い。味見もしていないのに。
ここで何か嫌な予感がしたものの、
「ああ、よかったなあ、食べてもらえて」という感情でその男性を
遠くから暖かく見守る鈴木。しかし、男性はここで箸をおかず、二口、三口と
箸を進めていく。その一口、いずれもが異様に大きい。全く躊躇わず無感情に箸を
進める男性。鈴木はここで確信した「彼はこれで一食済ませようとしている」と。
為す術もなく一人の男性の胃袋に収められていく鈴木の煮物。
恐怖にも近い感情で何も言えず遠くからそれを見つめる鈴木。
ここで男性がいったん箸を置き、「take it free」のポップに何か書き始めた。
鈴木は一縷の希望を見出す。「ひょっとしたらあの男性は
高名な画家で、煮物のお礼に凄い絵とかを書いてくれているのかもしれない」と。
書き終わった後再び「食事」を始める男性。タッパーいっぱいに
入っていた煮物が申し訳程度の残りカスになった時点で男性は物販席を去った。
どうやらスタッフではなく勝手に物販席に座っていた対バンの観客らしい。
ちょっと泣きそうになりながら「take it free」のポップに書かれたものを
確認しにいった鈴木は、その紙が、汚い字で、日/英/中国語で、
「どんどん食べてください」的な言葉で埋め尽くされている
のを見て絶望。
男性は高名な画家ではなく、食事をしたい一般の中年だった。
そんなライブ前の出来事だった。


6月28日 天王寺 Fireloop

      1.路傍
      2.新曲ナイトライダー
      3.名無と独善
      4.23時5分
      5.ナイトライダー
      6.スーパスターとは

7年ぶり、今のメンバーになってからは初めての大阪巡業。
それぞれ高速バスの違う便で移動したが、明暗が分かれた。
鈴木→空白の7年間でなぜか高速バスの達人になっていたので
最高の席とホスピタリティを得て楽々移動。
古根→普段の寝不足のおかげで座った瞬間気絶し
覚醒したら大阪だった。
下深迫仁→4列シートで隣が巨体の中国人(寄ってくる)
のため一睡もできず。中国人は爆睡。
リハーサルは古根がベースの音作りに苦しむ以外、
Fireloopのスタッフの方の温かさや客席の小上がりスペース
(3人川の字で寝れる)の快適さに触れるなどして楽しく過ごした。
しかし、リハーサルの後にたこ焼きを買いに行ったところ
店のおじさんが突然ボケてきて、大阪の「隙あらばボケる、しからばツッコむ」
というスタンスに慣れていないダムダム団は「アウィエオエヘヘ」などの
愛想笑いしかできなかった。
本番は、なかなかの元気な対バンに囲まれながら小爆発。
下深迫仁だけ爆発しすぎてすごく雑になっていたが、後半は人々を
巻き込めるような雰囲気も若干出ていたのではないだろうか。
打ち上げはFireloopのブッキング新世界ホシヲ氏に馴染みの
超うまい割烹みたいなところに連れて行ってもらい、
朝までつき合ってもらった。鈴木の隣にはニューハーフの方が座っており、
なにか口論をしていたような気がするが覚えいない。
ただ、打ち上げ現場を撮影した一枚の写真からは楽しい雰囲気が伝わってきた。
そして、鈴木が朝気づくと大阪環状線にいつの間にか
乗っており大阪の街を一人でぐるぐる回っていたが、
当初から「メンバーと一緒だとめんどくさいから個別に帰りたい」
と言っていたので、これで本望だろう。

6月11日 三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

      1.路傍
      2.新曲
      3.名無と独善
      4.23時5分
      5.ナイトライダー
      6.スーパスターとは

前回のライブのビデオを見て「もっとふざけよう」と提案する鈴木と
「もっと演奏を真面目にやろう」と提案する古根が対立し、一触即発の大激論。
(ちなみにそういう時、下深迫仁は、中空を見つめて死んだようになる。)
最終的には「寝転んでいる鈴木の背中に下深迫仁が乗り、そのまま鈴木がせりあがってくる」
という、「鈴木ライド」という技を
開発し、場が和んだので本当に良かった(?)。
セットリストは前回と同じ。だが、各メンバーがそれぞれに課題感を持ち、
それをクリアしようという気迫が全面に現れた演奏だったのではないだろうか。
あと、「下深迫仁が当初の想定以上に何も考えない」ということがあるのではないだろうか。
良いときは自由さとして、悪いときは統率感の無さとして表出するそれは、
「今はまだ、古参のメンバーが彼にダムダム団としての道を示す時である」ということのように思える。
ライブへの反応もそれなりにあり、鈴木が持ってきたキュウリのぬか漬けは全部食べられていた。
前回はナスのぬか漬けで、時間の経過で変色したせいか全然食べられず
悲しい思いをしたこともあり、これからはナスの登用を控えるか、漬けるときに
釘を入れて変色を防ぐかどちらかをしようと思った。

5月20日 三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

      1.路傍
      2.新曲ナイトライダー
      3.名無と独善
      4.23時5分
      5.ナイトライダー
      6.スーパスターとは

前日の練習に古根が参加できなかったので他の2人で
スタジオに入りその後吉野家で呑んだが、イカ焼きを注文したらゲソしか
入ってないものを出されて「どういうことか。まったくもってなってない」という
気持ちで望んだ三軒茶屋。
セットリストを少し変えて、前半は比較的難易度の低い楽曲でふざける→後半は
難易度高めの曲をまじめにやるという感じ。
フロントの音がステージに回っており、中音→混乱 外音→混沌 といった様子。
チューニングがずれていることに馬鹿兄弟(鈴木/下深迫仁)が気づかず
予定通りに進めてしまい、コンビネーション欠乏が発生。それもあいまって、出落ちの感が否めなかった。
打ち上げでは鈴木と古根が「Xのアルバムはどれが一番いいのか」で大紛糾。
鈴木は「それぞれのメンバの提供した楽曲の完成度が高くXのもっとも豊かな時期を切り取っている」
という側面で「jealousy」推し。古根は「yoshikiの巨大なエゴがコンセプトとして強く貫かれている」
という側面で「BLUE BLOOD」推し。こういったズレもまた、
今のステージに影響を及ぼしているような気がしてならない。
それはそうとして、前述の「イカ焼きゲソしかない問題」は、
配膳された瞬間に下深迫仁がイカの身を速攻で全て食べていたことが発覚したので
問題はなかった(鈴木にイカの身を残さない下深迫仁の態度は問題だが)。

 

4月30日 四ツ谷アウトブレイク

      1.路傍
      2.ナイトライダー
      3.23時5分
      4.新曲
      5.名無と独善
      6.スーパスターとは

前回のライブ録画を見た古根が全体的な演奏のクオリティの低さに激怒して
「解散だ解散だ」と練習のスタジオに乗り込んできた。
ライブ直後はわりとゴキゲンだっただけにギャップが激しく、
それを見た鈴木と下深迫仁は(演奏のクオリティは正直わからない
けどここまで怒ってると)「がんばるしかない」という意気込みで
こっそり打ち合わせなどしていた。
結果、「鈴木→いつもよりゆっくり丁寧にやる(MCも含めて)」
「下深迫仁→注意されたことをできるだけ覚えている」という
低クオリティの目標を達成できたように思える。
当日は鈴木がハイネケン200円のキャンペーン価格を利用して
会場にふるまい酒をする珍しいオープニングからスタート。
金の力でわりと盛り上がった。
最終的に鈴木はハイネケンの安さにつられて20杯位飲んで、
ポリスの車で自宅へ搬送されていたが、
特に罰則などもなくあれはなんだったのだろうか。(←記憶が無い)

 

3月14日 秋葉原GOODMAN

      1.路傍
      2.ナイトライダー
      3.23時5分
      4.名無と独り善がり
      5.スーパースターとは

8年ぶりのグッドマン。グッドマンといえばダムダム団の音と相性が悪く、
よく音に関してダメだしをされていたので、リハーサルの時間を取れない
ところを土下座(メールで)して時間を取ってもらった。
久しぶりのWorst Tasteカイタ氏とPAジョン氏の老けっぷりに軽く引きながら
順調にリハーサル完了。ここで下深迫仁が衣装を忘れたことを発表。
しょうがないので土曜日の秋葉原に3人で繰り出す。
すっかり様変わりし、馴染みの無い街となった秋葉原で、自分で忘れたくせに
代替の衣装の値段(800円)に「高いッス」と連発して渋っている下深迫仁と、
あさっての方向を指して「こっちが近道だ」と世迷いごとをいう古根をみて鈴木の
怒りは絶好調に高まっていた。
最終的に、代替の衣装は「ファンキーな黄土色の服を前後ろ逆さまに着る」と
「ロボコップみたいなサングラスをかける」の融合になり、えもいわれぬ世界観を
醸し出すことに成功し鈴木の怒りは沈下。
対バンは過去にダムダム団と戦ったバンドが、形を変え、メンバーを変え出場している
といった趣で、そのせいか会場にはダムダム団の旧知の人が多く、
久しぶりのハリウッドスター登場を待ち侘びている感が会場内にあった。
期待されているところに期待通りのものを投下することに関しては天下一のダムダム団、
土下座リハーサルの甲斐と、かって知ったるジョン氏の名PAのおかげで音も抜群。
最初からドカーンとハリウッド感を出して最後まで空気を澱ませることなく終了した。
全体的な評価としては「10年ぶりに見たのに全く変わってない」という意見が多かったように思える。
ただ、鈴木のMCに関しては「何言ってるんだか良くわかんない」の質が
「過去→内容がシュール」「現在→滑舌が悪い」に変わっていたので老化が進んでいる模様。
打ち上げはお馴染みの庄屋かと思いきや、なんと庄屋が閉店。
時が流れていることを改めて実感した。変わっていく街並みと、変わらないダムダム団。
落ちぶれていく鈴木の滑舌。次回はもう少ししっかり喋ります。

 

3月4日 三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

      1.路傍
      2.ナイトライダー
      3.23時5分
      4.名無と独り善がり
      5.スーパースターとは

久しぶりの平日ブッキング。ヘブンズ特有の殺伐とした空気が前回にも増して最高である。
当日、何故かまた古根が風邪をひいて登場。
腸への影響が激しく「演奏中に脱糞か」という状態だった。(結果的に脱糞は回避した)
今回からセットリストを変更し、まずMC「私たちは世界的なロックバンドです」と説明→「路傍」でいきなり絶頂、
というパターンでのプレイ。繋ぎも割と鮮やかに決まり、殺伐とした会場に爆音が響き渡ったが空気は変えられずに終了。
演奏そのものについては古根が「まあまあ」との評。彼のダムダム団の演奏に対する態度は、
旅芸人一座の子役に対する座長(父)くらい厳しいものなので、
結構良かったのではないだろうか。ただ演奏時間が短すぎてオーナーに怒られた。
打ち上げはどこに行っても地のものを食べたがる鈴木と、
安近短派の他の2人とのせめぎ合いで、飲み屋街に行く途中のガストに鈴木が連れ込まれそうになるも回避。
兆治」というモツ焼きがうまい店で異常に濃いホッピー(焼酎8:ホッピー2くらい)を摂取、
終電を反対方向に乗り間違え絶望の波に飲まれていた。

 

1月24日 三軒茶屋HEAVEN'S DOOR

      1.スーパースターとは
      2.名無と独り善がり
      3.23時5分
      4.ナイトライダー
      5.路傍

なかなかの好発進を決めた正式稼働ライブから1ヶ月強、
ダムダム団は何をしていたかというと鈴木が風邪を引き直前の練習ができなかった。
練習は鈴木宅から50mしか離れていない野方Noahでやっているが、
重症すぎてピクリとも動けず他のメンバにポカリを買ってきてもらおうと思ったがさすがに
「練習だと思ったらポカリを届けただけだった」という状態は避けるべし、ということで自重した。
今回は昔馴染のVery Apeとヘブンズ・ドアーの共同企画ということで、
古い顔見知りであるデッドバンビーズなどもいてアットホームな雰囲気のリハかと思いきや、
ヘブンズ特有の殺伐とした空気が漂い静かな空間で爆音が流れていた。
そして古根が風邪気味になっており、元気なのは下深迫仁だけだったが、
なぜかリハが終わった直後に風邪をひく。結果3人共病気になり本番突入。
と思いきや鈴木が衣装を忘れたことに前のバンド「つぐもの」を見ている時に気づき
(つぐものは衣装が凝っているなぁ→あっ衣装忘れた)、
急遽近所のジーンズメイトでシャツを買い、古根に「鈴木」のロゴをマジックで書いてもらう事案が発生。
セットリストは前と変えず、「新しいダムダム団を披露する」をより強化したものでやるはずだったが
、ほぼリズムがずれている(なぜかコーラスの時だけ合う)下深迫仁と、
疲れ過ぎで老人がフガフガいっているようなMCにより何を言っているか全くわからない状態の鈴木、
本番10分前にお絵かきをさせられてメンバに不信感を抱く古根という不健康な集団は切れ味鈍く、
様子見の観客を巻き込むに至らなかった。ただ、新しいダムダム団については概ね好評で、
頂いた意見は下記の通り。
・歌詞とメロディ作ってギター弾きながら歌ってる人がいなくなったのにダムダム団はダムダム団のままだった
・無駄にダンサブルなのが変わってない
・前より現代風になった
・下深迫仁は大概にギターが弾けてないが顔で持っていくのでギリギリ許容範囲
・まだこんなもんじゃない
打ち上げはヘブンズ上の「かまどか」で行われたが、
鈴木が5年前に同店で行った「釜飯を大量に頼んで残す」という愚行をもう一度やらないように、
デッドバンビーズのチャック女史(5年前の被害者の1人)に常時監視されていた。

 

2014年================

  12月7日 四ツ谷アウトブレイク

      1.スーパースター(仮)
      2.名無と独り善がり
      3.23時5分
      4.ナイトライダー
      5.路傍

この日を持って正式再稼働として佐藤店長の誕生日企画に出演。
色々あってライブ当日に練習することにあったが下深迫仁が大幅に遅刻し「すわ失踪か」と
他のメンバが色めき立つも普通に登場して殺意を買っていた。
ただ下深迫仁の欠点として「前に注意されたことを当日に忘れる」というものがあるのだが、
今回は当日の練習とあって、忘れる時間もなかった様子で、
1曲目「スーパースター(仮)」において出されていた「最初だけは絶対に超ちゃんとやるように」
という指令をきちんと果たしたように見えた。
本曲はこの日までやらずにとっておいた、今後のダムダム団を指針する上での重要曲。
途中で下深迫仁のギターストラップが外れたが、途中のブレイクにおいて
それを直すタイミングで鈴木が「我々は世界的に有名なロックバンドです」と観客を煽りひと盛り上がり、
そんないいグルーブから2〜3と鉄板の流れで爆発し、
「誕生日はそれほどめでたく無いし、ドラムのパーツがもなんか何処かへいってしまった」
という趣旨のMCも炸裂していた(どこかへいったパーツを見つけたのは佐藤店長だった)。
後は今回のセットリストの最古参「ナイトライダー」からの、ダムダム団がもういちど
ダムダム団としてあるべき理由をみつけた代表曲「路傍」で終了。
今やれることは全てやって、新しい始まりを飾れたのではないだろうか。
鈴木は喜びのあまり打ち上げで「明日仕事なのに」とうわ言のように
繰り返しながら午前4時にファミレスでサーロインステーキを食べていた。
その喜びを湛えたままビデオを見たら、1曲目の1発目のギターの音が1オクターブ外れていた。反省しろ!
ライブ写真を池田さんがとってくれました

  11月7日 四ツ谷アウトブレイク

栃木で出会ったdaimonオーケストラの企画に出演。
リハ無しなのに異常に出音が良かった。
だいぶ古根のボーカルがこなれて来たせいもあってか
出だしは快調だったが、R&Bを意識した新曲の難易度が相変わらず
高すぎて客のテンションが一気に下がり、最終的には負け戦気味だった。

 

  9月20日 栃木足利ライブハウス大使館

栃木に移動する中、下深迫仁のLINEが乗っ取られたので
一生懸命騙されたふりをして暇をつぶした。
ライブはよくわからなかったが、一応、下深迫仁は
前回失ったやる気を取り戻した様子。鈴木がスーパで買った刺身を
「持ち込み禁止だから」という理由で、ライブハウスの前の
ベンチに座り食べていた。


  8月16日 町田プレイハウス

R&Bを意識した新曲を発表するが難易度が高すぎて
下深迫仁がやる気を失う。結果、いまいち伝わらず。
ただし自分たちのことを全く知らない人達の前でプレイを
することで相対的に自分たちのやっていることが間違って
ないと感じる。

 

  5月28日 四ツ谷アウトブレイク

新曲により、新しい方向性を打ち出す。
テーマは「人力EDM」。いまいち伝わらず。
前よりはマシな演奏だったため、鈴木の目の
澱みが少し薄まった。

 

 1月24日 四ツ谷アウトブレイク

3日前に急遽決まった。一応やりきったが後で
ビデオを見たら元気なおじさん達が暴れてるだけだった。

 

     

ライブじゃない日誌


 2024年

・〜きど藤にて〜
TVを見ていたら、「タマシイレボリューション」を
カバーしているタレントがいて、「これ誰の曲だっけ」となった。
鈴木が「え〜とソウルフライだっけ?」と言っていた。 スーパーフライである。


 2022年

・大山から「鈴木さん、はいこれこの前話してたやつ」と生の青唐辛子を
4本渡された。鈴木は特に覚えていなかったが覚えているふりをして
受け取っていた。

・酒を飲んだ後に風呂に入ることを禁じた鈴木。そのストレスをメンバーに
激白したところ下深迫仁が「濡れタオルで体をふくといい」というアドバイス。
湯船に浸かる事との差が激しすぎたので懐疑心しか無かったが、なぜか
大山と山田が「あれはいい」と確信に満ちた態度を示したので今日帰ったら
やろうと思った。


・鈴木が仕事に疲れすぎて会社の人に間違って「アレクサ」と呼びかけていた。



 2021年


・メンバーの誕生日と同じ有名人を確認したところ、
大山はフレディマーキュリー、山田は矢沢永吉、
鈴木はドラえもん、となんか納得の結果だったが、
この流れで下深迫仁が前川清だったのはさすがである。
なお、鈴木の母親はロブハルフォードと誕生日が同じだった。


・鈴木家にはアレクサがある。よく聞き間違えられるのだが、
「薄暗くして」といったら「それはありません」と言われ、自嘲気味に
「俺、口の中切れてんだな」と独り言を言ったらJ-WALKの
「何も言えなくて夏」が流れ出した。

・居酒屋のお通しで出た少量の雑な盛り付けの枝豆を見て、
鈴木が「枝豆の死体」と評していた。


・店がやってないので土のある場所で飲むダムダム団。
アリが食べ物に群がってきたので、山田が菓子パンを囮として遠くに置いた。
その風景をつまみにしながら見ながら飲むダムダム団。全体で3時間
くらいいたが、アリの話で1時間くらい盛り上がった。平和なバンドだと思った。


・緊急事態宣言で練習後の飲み場所が徐々に奪われていく中、都内某所に
西友の惣菜を買い込みひっそりと飲んだ。ピザを温め忘れて買ってきてしまったが、
「よく噛んで旨味を抽出する」という食べられるガム的な考え方を開発し食を
一歩進めた。

・空調が悪いスタジオで練習したら鈴木が汗をかきすぎて部屋の不快指数が200%になった。
水を買いに行った女性陣が15分くらい帰って来なかった。

・緊急事態宣言を受け、練習後の飲みの席を山田家にセッティング。
メインディッシュがタコの頭の刺身 (足より安い)及びカンパチのアラの刺身
(スプーンで骨際をこそぎネギトロ風にし、取りきれない部分は歯で削りながら吸い食べる)という
オルタナティブな飲み会となった。鈴木は順調に酔っ払い、山田家の猫4匹全員に
嫌われるという偉業を達成。山田はオルタナティブ飲み会が強烈だったようで、次の日に夢をみた。
鈴木と下深迫仁が2人でライブをしており、「スーパーで安売りしてたから」と和菓子を配り、
「これはフィルムを開けたら海苔とかついてないからそのまま今すぐ食べるのがベスト」と客に
赤飯おにぎりを直で食わせる夢を。 


・大山が住んでいる高円寺に引っ越してきた鈴木。2か月で2回
近所のスーパーで遭遇した。どちらも鈴木が大山を発見し、
大山がびっくりするパターンだった。声をかけられた大山は、
大きなボリュームで「ブヒャー」みたいな奇声を上げる。
ダムダム団で鍛えた喉から響き渡る奇声の音量は尋常ではなく、
隣のおじさんがビビっていた。

 

 2020年

・忘年会で鈴木宅に集合。最後のほうで鈴木がグラスを粉砕。
山田と大山が素早く対処し事なきを得たが、下深迫仁はその
タイミングでソファーに座り「このソファー座り心地いいっすね、
いつまでも座ってられる」と謎の発言をしていた。これがダムダム団の
バランスである。


・練習後の飲み場所としてビール290円の店を選択。
着席し荷物を置き、ひと段落ついた時点で看板に書いてない
「ビール290円は今の時間帯やってない」を告げられる。
よくある羊頭狗肉に釣られたわけで、山田は「してやられた、
座った以上もう逃れられない、一巻の終わりだ」と思ったが、
鈴木は「じゃあ帰ります」と0秒の判断で起立退店。
「一円も払いたくない」という意思の強さを、山田に
(音楽以外のところで)尊敬されていた。

 

 2019年

・練習中に鈴木がドラムのネジを飛ばしてしまった。なかなか
見つからなかったが大山が発見。「やっぱりみんなで探すと早いな」と
笑顔で振り返ると下深迫仁はネジを探さないで普通に
ギターの練習をしており鈴木の怒りを買っていた。

・練習終わりに飲みに行って締めは中野ライフの駐車場。
サーモンの刺し身を買い「醤油はどうする」と一悶着。
大山が機転を利かせてイクラのつけダレを購入。豪華
北海道刺身になったが、箸がなかったのでみんな手づかみで食べた。


・日高屋が消費税対策で餃子を170円で売っていると聞きつけた
ダムダム団は入店直後に餃子を7皿注文し店員の失笑を買っていた。
ご飯を注文したところスープが付いてきたので、「餃子をディップしたら
小籠包になるよ」と鈴木が謎のグルメ旅を始めたが、実際にかなり
小籠包であり全員が鈴木に続いてディップしだした。結果として
餃子のダシが出まくったスープが超うまくなり、モツ野菜ラーメンの
麺をそれにディップしてつけ麺風に食したことにより日高屋の無表情な
おまけスープは完全に格上の存在となった。最後はモツ野菜ラーメンの
汁と合わせスープ割り風にして終了。日高屋のおまけスープで
ここまで楽しんだ組織はダムダム団が初めてだろう。店を後にする
4人の顔はどこか誇らしげだった。


・中野のてんやがビール300円になっていたので突入。
異常にノリがよく髭が濃い店員にほうれん草をサービスされ、
調子に乗るダムダム団。その日は下深迫仁が誕生日だったので、
バースデーケーキのろうそく代わりに鈴木が盛り合わせの
えび天を下深迫仁に手づかみで渡していた。

・中野ノアには出入り自由な屋上がある。テーブルも設置されており
認知度が低いせいか誰もおらずダムダム団の宴会場として格好の場
であった。大量の酒とつまみを持ち込み宴会を敢行しようとした
ダムダム団だが、それらを両手に抱え堂々とノアのカウンターの前を
通るだけの度胸がない鈴木から「いかにも"ミーティングですよ"みたいな
空気を出してごまかそう」という提案があった。結果的に、「あそこの
Aメロは倍の長さにしたほうがいいんじゃないか」という謎の議論風
小芝居が炸裂。エレベータに乗り込みながら全員が「Aメロの長さ
倍って結構やべぇな」と思ったと言う。

・中野鎌倉酒店でカツオのたたきを頼んだところ玉ねぎが大サービス的に
盛られていた。「血が綺麗になるな」と思いながらみんなで食べていた
ところ、山田が急に玉ねぎだけを大量に食べだした。当然皿の上の
バランスは崩れたが、鈴木は山田に甘いので見過ごすことにした。
それでもカツオのたたきが旨かったのでをおかわりし、鈴木は山田が
大量に玉ねぎを食べることを予測したうえでカツオのたたきに臨んだ。
しかし山田は逆にノー玉ねぎでカツオを食べだした。皿の上のバランスは
再び崩れ、見るに見かねた鈴木が山田に社会のルールを説いたが、
ダムダム団全体が山田に甘いので、説教した鈴木がバッシングされた。


・鈴木が昔の恋の話をした。コロポックルのような人だったと言う。鈴木は
コロポックルに無垢少女的なイメージをもって話をしていたが、誰もコロポックルを
知らなかったので画像検索をしたらウィキペディアの画像がリアル妖怪で混乱を
招いた。


・久しぶりに大山が泥酔し「ハイパーじゅんじゅんタイム」が発動。ライフの駐車場
で寝出した。巻き込みを喰らった鈴木は遠い目をしながらガーリックフランスで
本麒麟をやっていたが、いよいよ閉店の雰囲気が近づく深夜1時。何度起こそう
してもビクともしない大山。万事休すかと思いきや、閉店処理をするおじさんが
シャッターを締めながら「もうおわりだよ〜」と言い出した瞬間すっくと立って出口に
向かう大山。ハイパーじゅんじゅんタイムとは狸寝入りではないだろうか。
早めに離脱した下深迫仁もなぜか自転車のカゴが大破し荷台になる憂き目
に会っていた。


・中野鎌倉酒店で飲みながら唐突に下深迫仁が「俺、今ステーキ焼くの
にハマってるんスよ」と言い出した。あまりの文脈ゼロ発言で鈴木は思わず
のけぞり後ろの人にローリングエルボーをする形になってしまった。エルボー
された人はわりとすぐ帰った。



・山田が精算機で千円札を無限に拒否されて遅刻。大山は6万円落としたので
節約のため徒歩でスタジオ入りして遅刻。下深迫仁は中野と吉祥寺を間違えて
遅刻。鈴木は普通に出て普通に電車に乗って普通に遅刻。全員遅刻したので
遅刻という概念が消滅した(山田説)。



・大山が映画出演のため禁酒。突然痩せて全体の好評を得る。「そういえば
忘年会の朝起きたら、白いダウンを着た、人間風のトドがいたけどもういないなぁ」
と大山のことを思う鈴木。その反動か大山は飲んでいい時に飲んで泥酔し6万円落とした。


・刺身と日本酒がすごく合う状況が発生。それに感銘を受けた鈴木が
「どうしてどうして僕たちは〜出会ってしまったんだろう〜」と松任谷由実の
「リフレインが叫んでる」を歌いだした。しかも長めに。全員に無視されていたが、
すぐに下深迫仁にも刺身と日本酒がすごく合う状況が発生した。
そして「どうしてどうして〜」と歌いだした。世界中で最もしょうもない
時間が中野の打越酒場に流れ続けた。


 2018年

・ダムダム団で酒を飲んでいると大山が寝だす「ハイパーじゅんじゅんタイム」
というのがある。本日もご多分に漏れず、シメで鈴木と入った松屋にて
ビールを5個頼んだところでハイパーじゅんじゅんタイム突入。
こうなると15分位は絶対に起きないので椅子から転げ落ちないように大山の
姿勢を安定した状態に固定させ隣で漫画などを読みながらチーズダッカルビ
定食とビール5個のうち4個を一人で消費する鈴木だった。
ちなみに姿勢を安定させるときにちょっとした根菜なら折れるくらいの
力を込めているのだが大山は全く起きない。

・中野鎌倉酒店で豪快に泥酔したあと中野に置き去りにされた鈴木と大山。
 大山が中野駅の女子便所に入ったような気がするが記憶が曖昧な状態に
 なった鈴木は便所の前で30分位待機したが出てこないので携帯を
 鳴らし続けるも不出。入ったのか?出たのか?幻覚か?現実か?
 意を決した鈴木は出入りが完全に途絶えた所を見計らって女子便所に
 ダッシュ突入!0.5秒で鍵が閉まっている個室を確認し、
 スーパジャンプからの懸垂覗き込み!個室内で爆睡している大山を
 確認した鈴木は安心したので大山をほっといて帰ることにした。
 全体的にスレスレな夜と言える。

・大山が酒を飲みすぎるので「酒太郎」というあだ名を付けられていた。
 酒から生まれた酒太郎。下戸ヶ島に行って下戸を成敗するということだった。

・下深迫仁と大山が次の休日ということで、中野 鎌倉酒店で泥酔。
 鈴木は次の労働だが巻き込まれる形で駅前のライフでビールを
 買い込み駐輪場で宴会。見切りで半額なった高級パンを買って
 「超うまい」と小麦と小麦のマリアージュを楽しんだ。

・練習後、吉祥寺馬力に訪問。「あと15分で料理ラストオーダーなんですけど」
 という「入らないでほしい」の店員の言下のサインを無視して突入。地獄のように
 食べ物を頼みまくって居座り追い出されたあとは路上で宴会。鈴木がたまたま
 持っていたイケアのおしゃれビールグラスをメンバーに配り飲みだしそれにビール投入。
 そうしたところ缶ビールが異常にうまくなり「今まで俺たちは飲んでいたものは
 なんだったんだ」とカルチャーショックを受けながらyoutubeでアビーチーを流し
 「こういうのをダムダム団でやりたいと」大山に教えていた。最終的に大山が路上で
 寝だしたので、イケアのパンフレットみたいな紙を顔にかけてあげたら街の人が
 すごく驚いていたので「いつもどおりです」と教えてあげると「なんだいつもどおりか」
 と去っていった×5。



 2015年

・ピザを食べる時、タバスコを切らせたので代わりにデスソースを使い、
 それを指につけた手で股間をいじり、股間が燃えるように熱くなった。
 洗い落とせばいいのに、呻きながらも「移動するのがめんどくさい」という理由で
 そのまま布団に入り、燃えちぎれるような股間とともに就寝した。そのまま朝を迎え、
 股間の火祭は鎮火したが、指についていたデスソースが落ちきっておらず、
 昨日のことをすっかり忘れて目をこすり「アウオガアアアア」という叫び声と
 共に起床したメンバーがダムダム団には存在する。

鈴木ライドという技を思いつき練習したが、「楽曲の流れが損なわれる」という理由で封印された。
 損なわない形での展開が待たれる。

・ライブ前の練習を2人で敢行した下深迫仁と鈴木。「基本的にうるさく言う人(←古根)がいないと
 駄目だなー」と思いながら練習。終わった後は吉野家で流行りの吉呑みを敢行。
 「イカ焼き」と名乗って出されたものがゲソの炒めたのだった事に憤慨したり、
 紅しょうがのことを「サラダ」と呼び、ひたすら食べたりして楽しんだ。

・5/20のライブ前日練習に古根が参加できないことが判明。
 下深迫仁と鈴木二人で練習することになったがいつもより早い時間に練習するので
 「終わった後呑みに行こう」と浮き足立つも古根から「ライブの前日に飲みに行くって何」と
 指摘をされ自分たちの愚かさとパーティ大好きさに気づく2人。
 「じゃあできるだけ居心地の悪い店を食べログで見つけて早く帰ろう(あくまで呑みに行くことは譲らない)。
 評価2点台の店探して。''ひどい接客''とか''高いのにまずい''とかのキーワードでどうだろうか。」
 と鈴木が下深迫仁に指示。下深迫仁は嫌がっていた。

・鈴木家のTVに、「画面の半分だけ逆さまになる」という類を見ない珍故障が発生。
 修理員のおじさんも故障の状態を見た瞬間に「ブホっ」と言っていた。

・古根が15年位の時を経て脅威の断髪。落ち武者風から超爽やかお兄さんへ変貌を遂げた。
 本人曰く、3代目Jソウルブラザーズ風とのこと。それを見た鈴木の妬みが酷かった。

・練習後に3人で珍しくガストにて会食。デキャンタのワインを飲みながら
 話すことはバンドの方向性についてではなく、「特攻の拓」の事だった。
 ガストにて「武丸くんはやられてもすぐ復活するから超こわい」という話で
 盛り上がる3人はほぼ高校生であり、帰り道に火災後の現場に遭遇し、
 鈴木が「危ないね。これ。どうしたんだろう。武丸くんがやったんじゃないの
 と不謹慎なことを言って他の2人をドン引きさせていた。

・下深迫仁が初正式稼働ライブを経てやる気を出したが、そのやる気の出し方が
「1万円くらいの中古のギターをヤフオクで3本買う」という謎の出し方だった。
 特に楽曲のリズムの解釈が良くなるということもなく、相変わらずミスるところでミスっていた。

 2014年

・下深迫仁が「ギターが下手なジミヘン」というあだ名をつけられた。

・古根が鈴木お勧めのシャンプーを使ったら肌が荒れた。

・鈴木が飲み会帰りで練習に参加したが、酒臭いことをばれないようにマスクをして、
 後半は積極的に話し合いに持ち込むという併せ技でバレずにすんだ。

 

 

生活小情報

・キャベツの千切りをニンニクとオリーブオイルで炒めて
粉チーズをたくさんかけて食べると、サイゼリアに行った気持ちになれる。

 ・東京都 中野駅近く ヨークマートのクリティカル値引き時間は20時30分だと思われる。
生鮮は50%、惣菜は30%のため、惣菜に関してはその先がある可能性も考えられる。

 ・バター1をフライパンで中火でやや茶色になるまで熱して、醤油を0.4注いでひと煮立ち。
バルサミコ酢を少々入れてアツアツのまま生のホタテにかけると「友人バカ食いカルパッチョ」ができる。
このタレはおそらく魚介と肉ならなんにでもあう可能性が高い。

 ・薄焼き卵にきゅうりを巻いて、酢、醤油、ごま油、胡麻のたれで食べると
ほぼ冷やし中華の味になる。構成要素の半分くらいが存在することで、
麺がなくても脳がだまされる様子。

 ・東京都 中野のライフの1F 惣菜関係の最終値引き時間は22時だと思われる。
B1F 生鮮関係の第一段階は19時30分〜45分だと思われる。

 ・カルディに売っている鯖缶は税込189円だが、108円の鯖缶と比較して群を抜いた品質。
サバの質がいいのか味付けがいいのか、ぱさぱさ感がなく、身がしっかりしており単体で完全に
うまい塩味になっている。セールの時に138円で売っていた。

 ・ほうれんそうのお浸しに豆板醤とにんにくのすりおろしを和えると、
ほぼ家系ラーメンの味になる。構成要素の半分くらいが存在することで、
麺もスープもなくても脳がだまされる様子。